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演劇入門 生きることは演じること (集英社新書)

感想・レビュー
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フリウリ
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演劇入門としての基礎的な部分を興味深く読みましたが、「生きることは演じること」という副題が気になりました。生活するうえで演劇的な考え方や技術を使うことが有効な場面は多くあり、また企業がコミュ力の高い演劇系の学生を雇用したいと考えていることなどについては、なるほどと思います。その一方、「演じる」とは観客=第三者の目を意識することが大前提で、そのような視線が生きるうえでかえって苦しみとなる場面も少なくないとおもいます。生きることは「演じること」でありつつ、「演じずに済むこと」であってほしいとおもうのですが。6
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よもぎ
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ネタバレ演劇の歴史から始まるのに、平易な言葉でとても読みやすく明解。だからお芝居が好きなんだ、という納得感のみならず、日常、仕事で使えるスキルが満載。インタラクティブ、心を動かす、考えることと感じること、表現と自己開示。社会と世間。鴻上さんは人を信頼し、希望を持ってるんだなという印象。「コンビニの傘」は声に出してやってみた(笑)。最後に引用されているコロナ禍での松尾スズキ氏の文章も名文だった。
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kata
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小説、演劇、映画のテキストの違いは とても参考になるし 目からウロコだった 原作問題が色々あるけど 別物と考えるべきだと思った またそれを演じる俳優さん、演出家への リスペクトが増した
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井の中の蛙
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ちゃんと考えながら、深く感じることができれば、つまり、「考えることと感じること」を高いレベルで両立させればさせるほど、面白い演技になるのです。 そして、これもまた、あらゆるスピーチの基本です。(p165)
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なおみ703♪
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印象に残ったところ ・演劇とは、俳優と観客である。 ・劇団四季吉田社長『恥ずべき崇高さ、偉大なる屈辱』が座右の銘。健全な社会の良識と民力を信じ、真摯に向き合い、寄り添いながら芸術を営む決意ともいえる。『当たり』の問題。観客の大切さ。 ・土曜日の昼公演が最も積極的に楽しもうという雰囲気に満ちている。 ・大高洋夫「舞台の上で漂う」 ・「芝居心」→最適に照明を変化させたりバトンをおろしたりすること。 ・「たった1回ここでしか体験できない」演劇がとても愛おしい。
なおみ703♪

・演劇は「より親密に、より着実に、より創造的に」を目指す ・演劇でしか描けないことは何か 『朝日のような夕日をつれて』のエンディング「僕はたち続ける」のセリフ。 舞台全体を客席側に向って斜めに急角度で傾斜させて、5人の男が踏ん張って立つ。 ・稽古場は、みんなが安心して失敗できる場所。自分をさらけ出す。

08/29 14:28
なおみ703♪

・現代では「エンパシー」、他人の気持ちを想像できる能力が特に大事。 ・演劇は不要不急のものだからこそ、魂を込めて創ろうと思っている。 ・どんな演劇も、とびきり楽しいものだということを信じて、僕はこれからも演劇を創り続けていきたいと思います。

08/29 14:29
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鈴
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すごく勉強になった。 コミュニケーションにも取り入れられそう。大事にしたい。
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ぽこさん
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文化祭で劇やることになったから読んでみた。人生とかいろいろなことにつながるものがあると思う。自分の感情をさらけ出すってのも悪くないのかなと思う。
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happy3939
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演劇だけでなく、人生、より豊かに生きるために必要な本。接客マニュアルについてもわかりやすい
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gu
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入門の入門という感じで内容は薄めだけど演劇について無知な自分にはちょうど良かった。演劇の成立する条件から始まり我々(日本人)の日常生活に演劇的な思考や教育が必要という提言へ。感情を動かすことがある種スポーツ的に必要というのはなるほどと思った。アニメや漫画が実写化より2.5次元舞台の方に相性が良い理由に納得が行った。出版時期からして自分たち演劇業界がいかに支援される価値があるかと主張しているように感じてしまったけど。
gu

多様性(趣味嗜好や生活スタイルの細分化)とその結果として(肯定的な意味もあるはずの)孤独を否定しているようにも読めてしまった。紅白の視聴率70%で皆が同じ話題に夢中な時代は良かった、劇場では皆が同じ感情を共有できるから良い、云々。スマホのせいで大人も子供もコミュニケーションの経験がより不足しているのはそうだけど。

01/26 08:23
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さくら
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現代人は孤独だから演劇に惹かれる。とても面白い着眼点。ずっと演劇に携わってきた鴻池さんのご意見に説得力を感じる。たしかに、同じ空間で長い時間、同じ劇を楽しんで拍手をする時。一体感を感じる。それはSNSでは味わえない臨場感だと思う。コロナ禍において、演劇は必須のものだとされなかった傾向が確かにあった。しかし、私は演劇は人間にとって必要だと思う。なぜなら、演劇を見る方も自分はどんな人間なのか、改めて気付かせてくれるものだからだ。感動することによって、いつも私は自分の知らない一面に出会っている。
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老齢症状進行中
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鴻上さんの本は、人生相談などファンですが、この本も非常に面白く、一気読みでした。思わず会議での説明の場面で自分の発表スタイルはどうだったか、反省してしまいました。(演劇と発表は違いますが)これからテレビドラマや映画を 見る目も変わりそうです。いや何よりここ何十年も縁のない演劇を見なくては・・・
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本よみお
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この本は演劇とは何か?というそもそもの話から演劇の作り方という専門的な話まで網羅されている、演劇好き、演劇に興味ある人は必読の良書である。 私も演劇の公演に携わった事があるので、経験と照らし合わせて、なるほど、と何度も頷いた。 演劇と映像の違い、小説との違いなど、他の表現との違いも的確に説明してくれており、改めて勉強になったし、演劇観ない人にも為になる。 日本社会の問題にも触れており、確かにと納得。 思考する習熟の為にも演劇教育をもっと取り入れるべきだと共感。 また面白い演劇を観たいし、やりたいと思った。
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ist
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人生は演劇そのものである。人にはその環境や場所に応じた役割があり、その場その場で必要な自分を選んでいる。 これを第三者=観客を意識することで、求められる人物像を表現(言葉の話し方や声色や表情で)して、コミュニケーションに強くなろうよ、ということだ。 その他、具体的な演劇表現の方法、映画やドラマと演劇が違うところ、双方向コミュニケーション、心の動かし方、子どもたちに演劇が及ぼす可能性の話、などトピックは多岐に渡り、著者の演劇にかけた人生のノウハウが凝縮されている。 これからも折に触れ読み返したい。
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もと
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いきる
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むにゅたん
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私も、舞台に立つことをしているので、読んでおきたいと思い、読んだ。舞台はもちろん、映像作品に関わる人にもぜひ読んでもらいたい一冊。演技論がとても分かりやすいので、子供にもおすすめ。
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ちゆ
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ネタバレ県図書 途中で期限切れだから返却 次読むときは130ページから読み始める 読みやすいとおもった
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青いランプ
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鴻上さんの演劇への愛がよくわかって、とても、面白い本でした。
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法水
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なぜ自分が演劇に惹かれるのか、その理由の一端が分かったような気がする。「演劇の面白さは俳優の面白さ」というだけあって、平田オリザさんの『演劇入門』と比べるとこちらは演技論が多めで、舞台を観る上で解像度が上がった気分。日本でも演劇が教育に取り入れられるといいのになぁ。
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横山也寸志
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学生時代に演劇をやっていて、教員になってからずっと演劇部の顧問、退職した今も演劇部の講師だけはやっている私。やっているけれど、見よう見まね。技術的な書やワークショップはいろいろあるけれど、「演劇」とは?ということをこれだけ分かりやすく教えてくれた本は、これが初めてである。そして、狭い意味での「演劇」だけでなく、これからの世界を生きていくために、これからの世界、共同性を作っていくのに必要なことが書かれている。ぼんやり思っていたことを言葉にしてくれた感じがする。この先、日本の学校にも、絶対演劇の授業が必要だ。
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まるのすけ
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恥ずべき崇高さ、偉大なる屈辱 という、劇団四季のプロデューサーの言葉と演劇の関係に著者は一番の信頼を寄せてるのかな。と思いました。 大衆・共同体へ幻想と書かれてたり、 多様性の社会を生き抜くためのスキル ということから、「多様性って生きるの大変だよね、」ということを言われているように感じるのは考えすぎかなぁ。 劇場でみんなが同時に笑ったり、共感が満ちているのが気持ち悪いなぁ、と感じるので、 人は孤独だからこそ共同意識を感じれる演劇の特性を大切にしている考えだとしたら、少し読み後の腹具合が落ち着かない。
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よいち
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「俳優の仕事は積極的に傷つくことです」の一文が胸に響いた。俳優さんほどではなくとも、どんな仕事をしていてもそういう思いを心の片隅に持っておくだけで、お守りのようになる言葉だと思った。この時代に演劇を続け、感情を動かす喜びをくださっている演劇人の皆さんに、感謝したい。
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まめもち
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演劇は映像と違いインタラクティブ。観客の反応によって毎回出来が違ってくるし、その日その日で演技や演出のタイミングも微妙に調整していく。カメラアングルや編集によるごまかしが効かない、役者の生身の演技がすべて晒されてしまう。演技の中にどう心を入れていくか、芝居は覚えたセリフや振り付けの再生には留まらないので、本質的には演者の身体と想像力をさらけ出しながら、自意識と羞恥心を乗り越え、傷つくことを恐れずに演じなければならない。
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晴天
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これまで漠然と感じていた他の観客がいる劇場における意識の共通性や、役者と観客との間の双方向性、そして観客がどこに意識を向けるかコントロールしがたい映像との差異など、簡潔に言語化されていて腑に落ちた。また、日常生活において演じることは、対人関係において単に面白おかしくやりとりするだけでなく、対立や葛藤においてこそ力を発揮するというのは首肯するところだし、演じるために表出し表現する場数は語学学習にも役立つと思った。語学学校でやった語劇は何年経っても忘れない体感を得ているが、演じることの効能かも。
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akanishi
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演劇とは何か、から入って、映像、小説、アニメ、配信、コロナ禍などなど
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SA
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b
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かんがく
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演劇の魅力がこれでもかと伝わってくる、まさに入門異才的な一冊。映画や小説など他の媒体との違い、教育や企業など社会との関わりまで書かれており、演劇が持つ力の大きさが改めてよくわかった。最後のコロナ禍における演劇へのメッセージも良い。
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hakootoko
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身体、時間、感情。この三つは、根本的な関わりを持つんだろうな。どんなふうにかな。演劇、見に行ってみようかな。
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ココロココ
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高校の時に演劇をやっていたので、店頭で見かけ面白そうだと思い購入。一時中断したが、ようやく読了。『なぜ子供達に演劇が必要なのか』の章が面白かった。シンパシーとエンパシーの違いを考えたことがなかったし、演劇はエンパシーを育てる手段と書いてあったのはすごいことだと思った。演じるのも観るのも好きだけど、演劇を観たことがない人にも、観たいと思ってもらえたら良いと思った。
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Chaos
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山の頂点を引き上げることと裾野を広げること。どちらがより重要というわけではなく、方向性が違うのでる。プロを目指すもよし、趣味としてやるもよし、それは演劇に関わらず、どんなことにも言えるのではないだろうか。 もはや遠い昔のことだが、当時芝居をしていた僕らがほんの少しでも裾野を広げる役に立っていたとしたら、これほどやっていて良かったと思えることはない。
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よしよしニャンコ
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演劇といえば、小学生の頃に教師に理不尽に怒られながら無理矢理やらされていたものという印象(先入観)が強かったのだが、見方が変わった。特に、前半で映像や小説などととの違いから演劇とは何かを解説されたので、ドラマやアニメを見る視点が変わった。また、私は昔合唱をやっていたので、何があんなに楽しかったのかを明文化してもらえた。人生の諸々の事象と照らしながら読ませられたので面白かった。
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鈴木 栄一
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仕事で本番に力を発揮しきれない人にアドバイスしたくて、演じるというソリューションを提案したいと本を物色していて出会った。芝居、足りないよね、日本人。 なんか今の仕事に大切なエッセンスが満載だったから、また読もう。
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7ember
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平田オリザの『演劇入門』から20年以上経って出版された『演劇入門』。どっちの『演劇入門』も面白い本ではあるが、平田版は劇作のためのメソッド解説が中心だが、こちらの鴻上版はを演出家・役者むけのメソッド解説が中心。
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チャーリブ
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「演劇入門」というと演劇を志す人たち向けの入門書のように思われるが、むしろ本書は「演劇を通して見る対人関係論」のような内容である。著者は、私たちが日常生活において場面によって親になったり、子どもになったり、上司になったり、部下になったりするような役割をも演劇だと見る。その時にそれぞれの場面で「心をこめて」自分を演じるには、本物の演劇と同じく「技術」や「練習」が必要となる。日常生活の役割を演じるときにも演劇と同じく「自意識」が最大の敵となると言う。○
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ふくしんづけ
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演劇に親しいわけではないが、一種の取材的な目的で。演劇の技法もそうなのだけど、演劇人の物の見方というものを知りたく、参考になった。またほかの収穫としては、演劇の概念の提示、映画・小説・マンガアニメとの比較によってそれぞれの長所短所もわかりやすく飲み込めたこと。〈演劇は、「より多くの人へ、より速く、より正確に」生きる人に、「あなたは何を失いましたか?」と問いかけるアート〉
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やまねっと
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演劇入門というが、これを読んで演劇を始めようとか見てみようと思う人は少ないと思う。演劇のさわりを説明して詳しくは拙著で…というのは、不親切に見えた。鴻上さんの本で書かれていることだと思うが、繰り返し書くことになるけど、もう少し掘り下げたことを書いておいて欲しかった。 個人的にはもっと見にきてくれる人を育てようという気概がないといけないと思った。演劇をやろうではなく、演劇を観ようということである。
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yoshi
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人間は(役割を)演じる存在、役割があって見る人がいればそれは演劇、人生は演劇そのもの。その場その場で、必要な自分、求められている自分、生き延びやすい自分、効果的な自分を選ぶ。そのどれもが本当の自分。一度も演劇をしたことがない自分ですが若い頃にまったく同じ結論を持っていたことを思い出させてくれた。これは分人思想とも通ずるんだろうと思う。声と身体を使って表現することの喜び、創作におけるコミュニケーションの重要性。コミュニケーション能力とは「話がこじれた時に、それでもなんとかやっていける能力」。
yoshi

他人の視点で人生を見る経験をすると、自分の人生に対する固定化した見方を問い直すことができる。演技や表現はスポーツと同じ、やればやるだけ上達するが、やらなければ上達しない。頂点を引き上げることと裾野を広げることは別でどちらも重要な役目。いや〜、また質の高い新書を読めました。

10/09 07:41
宵待草

yoshiさん おはようございます 『頂点を引き上げることと裾野を広げることは別でどちらも重要な役目』、、、確かに!💫 何時も有難うございます 今日も良きひと日に成ります様に!✨ 宵待草

10/09 08:22
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フム
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オンラインで続けてきたシェイクスピアの読書会を一区切りにして、今度は現代劇の本を読むことになった。まずは鴻上さんの戯曲ということになったので、その前に6月に刊行されたこの新書を読んでみた。コロナ禍の自粛において、音楽や映画などの芸術は大変な痛みを負ったが、中でも劇場が閉ざされた演劇は深刻な打撃を受けた。しかし、著者は「演劇は劇場だけではない」と言う。私たちが他者と共に生きるときに、ある時は母であり、父であり、同僚であり、近所の住民であり、そのどれもが本当の自分なのだ。
フム

私たちは1日の中でいろいろな役割を演じて生きている。そう考えると「本当の自分とは…」などと、いたずらに悩むのではなく、その場その場で必要な自分、求められている自分、生き延びやすい自分を選んで演じることは、少しも悪いことではないと、気が楽になる。生きることを楽しく演じる。そんな軽やかな気持ちになった。

10/04 20:49
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tm.
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私たちは1日の中で色々な役を演じている、というのが印象的。人間は演じる存在だそう。
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nasbi
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ネタバレそれは悪夢のような「段取り芝居」でした。首相は予め決まっているのに、今決めたかのような様子で指名し、記者も決まっているのに今指名されたかのように反応しようとし、けれど二人の「演技」はあまりにも嘘くさく、そして記者は棒読みで質問し、首相も棒読みで返しました。僕はこの風景を見ながら、 「ああ、首相はもちろんだけど、政府中枢にも、芝居をよく見るとか好きな人は誰もいないんだなあ」と哀しくなっていました。
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KAZOO
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著者は同調圧力についてかなりものされています。そのようにならないためには演劇について興味を持つべきであるといわれています。私も同感なのですが今までやったことは中学の時の「ああ無情」くらいでみるのもシェイクスピアの演劇を数本見ただけです。この本では演劇という範囲ばかりではなくその関係するところなどをかなりきめ細かに丁寧に論じられていて興味を持って読むことができました。
abk1

かれこれ25年くらい前、鴻上氏演出の劇団「第三舞台」を観て演劇にはまった自分でした。

10/05 17:08
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