形式:新書
出版社:集英社
形式:Kindle版
・演劇は「より親密に、より着実に、より創造的に」を目指す ・演劇でしか描けないことは何か 『朝日のような夕日をつれて』のエンディング「僕はたち続ける」のセリフ。 舞台全体を客席側に向って斜めに急角度で傾斜させて、5人の男が踏ん張って立つ。 ・稽古場は、みんなが安心して失敗できる場所。自分をさらけ出す。
・現代では「エンパシー」、他人の気持ちを想像できる能力が特に大事。 ・演劇は不要不急のものだからこそ、魂を込めて創ろうと思っている。 ・どんな演劇も、とびきり楽しいものだということを信じて、僕はこれからも演劇を創り続けていきたいと思います。
多様性(趣味嗜好や生活スタイルの細分化)とその結果として(肯定的な意味もあるはずの)孤独を否定しているようにも読めてしまった。紅白の視聴率70%で皆が同じ話題に夢中な時代は良かった、劇場では皆が同じ感情を共有できるから良い、云々。スマホのせいで大人も子供もコミュニケーションの経験がより不足しているのはそうだけど。
他人の視点で人生を見る経験をすると、自分の人生に対する固定化した見方を問い直すことができる。演技や表現はスポーツと同じ、やればやるだけ上達するが、やらなければ上達しない。頂点を引き上げることと裾野を広げることは別でどちらも重要な役目。いや〜、また質の高い新書を読めました。
yoshiさん おはようございます 『頂点を引き上げることと裾野を広げることは別でどちらも重要な役目』、、、確かに!💫 何時も有難うございます 今日も良きひと日に成ります様に!✨ 宵待草
私たちは1日の中でいろいろな役割を演じて生きている。そう考えると「本当の自分とは…」などと、いたずらに悩むのではなく、その場その場で必要な自分、求められている自分、生き延びやすい自分を選んで演じることは、少しも悪いことではないと、気が楽になる。生きることを楽しく演じる。そんな軽やかな気持ちになった。
かれこれ25年くらい前、鴻上氏演出の劇団「第三舞台」を観て演劇にはまった自分でした。
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