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1996年の夏、小学4年生の子供たちが事件を起こしてみんなの注目を集めようとする。その真意は……。子供にここまでできるかなというのはありますが、確かにマンガの影響とかで、学校でこういうの流行ったのかも（事件を起こした子は少ないでしょうが）。作者さんがこの世代なので実感でしょうか。回想シーンが丁寧に書かれていて引き込まれます。大雑把かなというところもあるんですが（主人公はなぜ過去の事件を新聞で調べないのかとか）、エピローグはちゃんと回収されていてすごく良かったです。

ナイス ★3

コメント(0)2022/01/16

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団地に住む同じクラスの小学4年生が順番に失踪する事件が発生。新米記者がフリーのベテランとその事件を追うことに。しかし失踪ではなく子供たちの狂言であることが見え見え。調査していくうちに団地の子VS団地外の子の確執やGWのキャンプでの不審火で行方不明となっている同じクラスの女児の存在が明らかになり・・・

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コメント(0)2022/01/05

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ネタバレなんか地味なタイトルだよなぁ、と思ったけど、タレーランの著者かぁ、と手に取った。大人対子供の戦争みたいな感じかなぁと読み進めたけど、なかなか期待以上に面白かった。佐々木の素性については薄々分かったけど。子供の頃のこう言う結束って強いよね。特にちょっと悪いことしてるときなんかサ。タレーランみたいにシリーズ化するかな？　死体が出てこないから、ちよっと私にはユルユルな感じだけどね。

ナイス ★10

コメント(0)2021/09/24

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ネタバレ面白かった！団地の小学生たちが失踪を繰り返す理由、傘外との対立があれど最後は仲良くなれたのが良かった。校長先生がとても良い人で、すっきりとした。

ナイス ★5

コメント(0)2021/08/26

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30代の大人に特に刺さる、自分たちが小学生だった頃に思いを馳せることのできるミステリー。序盤ポケモンの話題が出てくるところで既にグッときてしまった。世代だから…。プロローグとエピローグの対比が綺麗だし、最後の最後でやっと「夏を取り戻せた」のかなぁと。過去の贖罪がきちんと書かれたのも良かった。創元社のツイートがなければ知れなかった作品なので嬉しい。

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コメント(0)2021/08/25

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はじめは些細な子ども達の反抗と思っていましたが、そうではない。話が進むにつれて背景が明らかになってきました。子ども達のトリックには粗さを感じたけれども、それはあええ作者が狙ったこととも思え、それもまた面白い点でもあった。

ナイス ★1

コメント(0)2021/08/11

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子どもが突然いなくなっては、数日後に無事戻ってくるという、団地内で起きる奇妙な連続失踪事件。事件を追う雑誌記者と子どもたちの駆け引きに、巧妙なトリック、分からない目的。視点を変えて描かれる展開と深まる謎に引き込まれながらの一気読みでした。しかも、謎が解けたように見えて一筋縄ではいかないところが奥深い。そして、最後は１人の幸せを想う純真な心にじんと来ました。

ナイス ★15

コメント(0)2021/07/28

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