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私という名の変奏曲 (河出文庫 れ 1-1)

感想・レビュー
24

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なつみ
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★3.5
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藤森涼輝
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さすがの連城先生。うまい仕掛けでした。
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ちゅこりんたん
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最初にカバー裏のあらすじを読んでなかったら、本書に書いてあることの意味がわかりにくかったかもしれない。 レイ子があまりにも男性の描く小説の女性すぎて、何にも共感できなかった。現実味がなさすぎる。 トラックと後書きにある作者の挑戦自体は面白いので、レイ子の実体の無さだけがただただ残念。
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練りようかん
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『ミステリースクール』きっかけ。誰かに殺されたがっている女。被害者の意図を探るミステリーで始めから興味を引かれた。女がターゲットにした7人の誰か達がその後の章で視点を担い、警察の逮捕や殺害を告白する遺書を横目に彼らの真実のストーリーが展開。面白くさせたのは犯行時刻に幅を持たせたことで、誰もが可能性を持ち『オリエント急行〜』を一瞬想起した。しかしそれとは事件の奥行きが違うのも感覚的にわかり、3Wより気になるのは複数の犯人が単独犯であり得るなぜ、で好奇心が疼いた。毒のグラスが上手い伏線で唸った。楽しかった。
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ベルディ
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ネタバレこ、これはあまりにも美しい…… 最終章は何度も読み返すことになるだろう。 「なぜ犯人だと思い込んでいる人物が7人も存在するのか」という魅惑的な謎の解答は読んでいる途中で薄々見え隠れするが、トリックが本題ではない。何もかもが偽物で虚飾の世界に閉じ込められた一人の女性が奏でる変奏曲を作者の流麗な筆致に酔いながら最期まで見届ける作品である。
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コキア
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百田尚樹のモンスターでも、この本の事故で顔を整形した女性にも共通してることは、顔は整形で美しくなったけれど、身体(スタイル)も都合よく元々良かったということ。それで男を魅了する。 男性作者が書く小説っぽい、 ミステリーはたまにしか読まないけれど勢いがありぐいぐい読める。 被害者と加害者が重なり合った奇妙な事件。 七つの異なる変奏曲ね、上手く表現してる お金も力もある業界の上の方にいる人達の話なので共感できるところはなかった、 執念が怖かった 美貌も野心も持ち合わせてなくてよかったと思う
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アイム
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なんとなく、死体は二つあるんだろうな、とは気付いたけど、七回繰り返されたことはさすがに予想外だったから面白かった。七人を陥れるために二日かけた、というのも結構な計画で、トリックの壮大さには唸らずにいられなかった。ただそうなると、煮詰めたような殺意を何度も聞かされるのは胃もたれするな、ちょっと飽きるな、とも感じてしまった。最後に訪れ、本当に殺した犯人は誰なのか?は読者それぞれが考えるだろうけど、なんだかんだ一番憎んでいたのは浜野なんじゃないか、と頭をよぎるので、逆に全然違う人だった方が面白いかもしれない。
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けろりん
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ネタバレ☆2.5/3 連城三紀彦氏の作品を読むのはおそらく初めて。知人から何冊かまとめて貰ったので、まず一冊読んでみた。 うーん、あまり好みではなかった。 ラストが冗長なのに途中で終わるというね。ラストのモノローグを書きたかったのだ(タイトル回収にもなっているし)ということかもしれないが、種明かしでもなくただ長く、終わり方も余韻というより中途半端と感じてしまった。 仕掛けは悪くなかったんだけど(途中まで多重人格者か?!と騙されました笑。)。
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cybertiger
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殺人事件が起こる。その殺人事件の第一の語り手は被害者である”彼女”だ。そして複数の語り手による独白が続く。彼ら、または彼女たちの多くが”彼女”が語ったのと同じ殺人を語り”彼女”を殺したのは自分だと言う。”彼女”は一体何度殺されたのだろう。警察は真祖にたどりつけるのか?『暗色コメディ』を連想させる超絶トリック。事件は、”ある人物”の独白で解明される。そして読者は犯罪の陰にあったいびつな愛の形に触れる。語り手が頻繁に代わり、一人称と三人称が入り乱れる。賛否が極端に分かれそうな作品である。
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naka
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流石の連城さん、面白かったなぁ~ リアリティがない真相なのはその通りだけど、それが頭の中で映像として写されたときに鮮烈な印象を与える。 第一章は相手をぼかしてる関係上、多少の読みにくさはあったけど、第二章移行はするする読めた。 連城さんの書く文章ってほんと色気あって好き。
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麻由
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ネタバレよく、よくこんなこと考えつくな!? 犯人は7人、被害者は1人、トンデモないシチュエーションを上回る奇想天外の真相に呆然。このトンデモ真相にありがちなそれはねーよ的脱力感を、一人の数奇な運命を辿った女の哀愁漂う愛憎劇として読者に受け入れさせる力技こそが連城三紀彦の超絶技巧なんだなあと思った。しかしミステリの探偵役ポジションとはいえこの真相に推理でたどり着く刑事が一番リアリティがない気がする。無理では?
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アプネア
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ネタバレ世界を魅了するトップモデルが死体となって発見される。彼女を殺す動機を持つのは七人の男女。それぞれが、自分が犯人だと思い込んでいた…。どこかフレンチミステリを思わせる大掛かりな仕掛けで結構粗が目立つ。同じような場面を何度も擦るし、七人はちょっと多いのかも。イレギュラーがあったとはいえ、結局、完遂できんかったしな〜。4人ぐらいが丁度良かったのかも…。
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スカイフォーク
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ネタバレ3回目。同じ日(実際は2日間で)同じ場所でひとりの女性が7人の人物に同じ方法で殺害される。ありえないが、彼女は確かに亡くなっているし7人とも自分が殺害したと思っている。この謎を解き明かす連城さんらしい男女の情念が濃いミステリー。人生をメチャメチャにされたレイ子は死より恐ろしい復讐を計画し、共犯者と共に実行する。計画は成功したが、レイ子を愛するあまり共犯者は破滅の道を歩み出す。あとやっぱり連城さんの花鳥風月、風景、季節の表現・描写が物凄くいいなと思いました。
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keycoba
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☆☆☆☆★
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つるつるのサカナ
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トップスターに上り詰めた女優の死を巡って7人の容疑者の思惑が交錯する物語 トリックはこんなこと思いついても完璧に実行するのは不可能でしょ、、という感じ 連城三紀彦さんは「連城三紀彦レジェンド(講談社文庫)」で知ったのですが個人的には短編集の方が好きです
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nomu
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ネタバレ実際の読了本は新潮文庫だが、該当する書誌情報が読メになく、こちらで登録。自分に恨みを持つ男女たちを時間差で呼んでおきながら、自ら青酸カリをあおり命を断つファッションモデルの主人公。彼らが殺したいほどの憎しみを抱くようになった理由は、殺意をあおるかのようなエキセントリックで挑発的な彼女の言動だけでも腑に落ちる。そして捜査が進む中で、とんでもないカラクリが明らかになる。叙述トリックに腐心したのだろうが、常人にはやや理解しがたい主人公の破滅的な心理はリアリティに乏しく、無理があるような気がする。
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kazzz
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ネタバレなかなか凝ったミステリ。被害者1人(?)に犯人(容疑者ではなく)が7人!
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抹茶カステラ
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ネタバレ世界的に活躍するモデルの美織レイコが死体で発見された。彼女を殺す動機を持つのは7人の男女だが、彼らそれぞれが「自分がレイコを殺した犯人だ」と思っているという謎の状況。レイコは相手に自分を殺させようとしてたので相手は誰だったのか、なぜ全員が自分がやったと思っているのか、を考えていた私。「7人とも気づかなかったのー?😅」という真相。まぁ気は動転していただろうからあり得る…のか?。7回もやるなんて 恐るべきレイコの執念。笹原先生の事は婚約破棄された可哀想な先生だと思っていたら、まさかの共犯者だったんですね…。
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shonborism
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犯人は7人いる?どういうトリックによるものと思ったが、やけに露悪的なレイコのあり方も含めてそういう古都だったのか。書かれた時代も相俟って、陰の濃いウェットな展開。
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小梅さん。
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新装版の発売ということで久しぶりの再読。 わざとに憎んでいる相手に自分を殺させたレイコ。 自分が殺したと思っている人間が7人?! ざっくりとはそのやり方は想像していても、その全貌にはやはり呆然。 なんてことだろう。 そこまで色んな事を憎まずにいられないなんて悲しい。 人もうらやむような美貌で世界的なモデルという地位も羨望の的であるだろうに。 でも、それは彼女の全てが食い尽くされた結果だというのか、、、 せめて最後の最後にだけでも、彼女の心に安らぎがあったのことを願わずにいられない。
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左近
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人気モデルの服毒死。婚約破棄された医師が容疑者として逮捕される一方で、自分こそが犯人だと思い込む7人の関係者…エログロ感漂う世界は、ある意味で昭和の小説っぽい。しかし、それ以上にぶっ飛んだ、無茶苦茶寸前のトリックは新本格そのもの。1984年の発表以来、何度も再刊されたというのも納得。双葉文庫の伊坂幸太郎復刊熱望シリーズ計3冊に続き、今年に入ってから4冊目の連城三紀彦だが、今のところ、ミステリ的には本書がベスト。
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おぴよ
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7回殺されるヒロイン!今まで読んだことがない展開で、外国の映画みたいと思った。
おぴよ

この本を別なサイト用にスマホで撮影した時、「誰か、まばたきをした可能性があります」と画面に表示され、ちょっと笑った。

08/28 16:13
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