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感想・レビュー
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原付野郎
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銀河連邦が出てくればOK!という緩い括りのSFアンソロジー。そのためなのか、話の内容がバラエティ豊かで飽きない。おまけに打率も高く、大満足な1冊。ただ、バラエティ豊かな内容とは裏腹に、登場する銀河連邦の構成パターンはだいたい決まっていて、あまり代わり映えしなかった点はやや淋しい。多くのSF作家にとって、銀河連邦はあくまで話を成立させるための舞台だったり現実社会の映し鏡にしかすぎず、独創的なアイデアを注力する対象ではないのかもしれない。
原付野郎

ユニークで面白かったのは、同盟締結を婚活に例えた「星間集団意識体の婚活」や、異星でのワイン作りを巡る血で血を洗う争いをソムリエが語る「ゴルバッシュ、あるいはワイン-血-戦争-挽歌」。とくに後者は食文化にスポットをあてた点が新鮮。遠い未来、人類がよその惑星に住んで食糧生産を行うようになったら、こういう争いが起きるかもしれないなと思えるリアリティを感じる。そこにソムリエの語り口が醸し出す詩的な雰囲気がマッチして、なんとも不思議な味わいの作品だった。作中に出てくる異星のワインもユニーク。

04/01 22:09
原付野郎

それ以外だと宇宙版おくりびと「戦いのあとで」、エイリアンも裸足で逃げ出す嫌悪感マックスの寄生生物が出てくる「人工共生体」、開拓者スピリットがまぶしい「巨人の肩の上で」、宇宙を股にかけて働くブルーワーカーのほのぼの宇宙日記「ジョーダンへの手紙」がお気に入り。

04/01 22:10
0255文字
huruta
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マキャフリーとかソウヤーとかスコットカードとか懐かしい。作者達は贅沢だけど翻訳がいまいちかな。
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nekomatadesu
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気に入ったのは、 「スパイリーと漂流塊の女王」:アレステア・レナルズ 「戦いのあとで」:ロイス・マクマスター・ビジョルド 「還る船」:アン・マキャフリー 「愛しきわが仔」:メアリー・ローゼンブラム 「巨人の肩の上で」:ロバート・J・ソウヤー 「囚われのメイザー」:オースン・スコット・カード 「ジョーダンへの手紙」:アレン・スティール 「星間集団意識体の婚活」:ジェイムズ・アラン・ガードナー 「ゴルバッシュ、あるいはワイン-血-戦争-挽歌」:キャサリン・M・ヴァレンテ かな。
0255文字
エンディミオン
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銀河連邦や帝国をテーマにしたアンソロジー。 歌う船やメイザー・ラッカム等名作の関連作品が収録されています。 初出ではないものもあるようで見覚えあれ作品も。アンソロジーだから仕方ないのですがちょっと短くて物足りない感じ。
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matsu0310
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☆☆
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Mc6ρ助
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最近購入した本(含むKindle本)がそのまま積読本と化すなかで、図書館本の隙間を縫って読み終えられたのはこの本のもつ、銀河帝国、銀河連邦という引力のなせる技に違いない。ただ、タイトル作「不死身の戦艦」についてはこれは相性が悪いこと著しい。日本のSFファンとしてはカーリー・ドルーガやラジェンドラ、雪風が・・(あれ、長平さんばっかり)、いや、これも極めつきの個人的感想でした。
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うんの
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銀河は賑やかでたのしそう。
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TOMO
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この手のSFが一番落ち着くな。 翻訳も良くて、何度も読み返す一冊になりそう。 解説が好きのツボを押しまくってる。
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sugsyu
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表題から想像するよりずっとバラエティに富んだアンソロジーとなっている。マーティン&ガスリッジに依る表題作やシルヴァーバーグ「人工共生体」は切れ味鋭いSFホラー。対してガードナー「星間集団意識体の婚活」はまかさのタイトルままの抱腹絶倒のスペースラブコメで、しかも幼馴染(!?)オチだ!ほかにもレナルズ、ソウヤー、カードら豪華執筆陣をそろえているが、スぺオペ版「ゴドーを待ちながら」といった謎めいた魅力を称えたヴァレンタイン「カルタゴ滅ぶべし」を推す。数多の異星種族たちが牽制しあいながら、何者かの到来をただ待つ。
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Narumi
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宇宙系SFの短編集というかアンソロジー。銀河連邦SFというくくりですが同じ設定というわけではなくて、ざっくり、銀河系が大きな一つの国になっている感じの世界の話が集められています。大半が戦争の話なのがやや単調な感じもしますが、中に異色の話も混じっていて面白い。しかしシルヴァーバーグやカードなど大御所は確かに話が安定していてストーリーには吸引力があるものの、雰囲気が古いのは否めません。
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もち
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「〈共同体〉はあなたのデート相手の基準をすべて満たしてる」◆2000歳の宇宙連合は妻を探すことにした。電算文明の仲介で様々な出会いを経験するが、うまく行かない。社交的で見目麗しい〈世界〉は、思わぬ選択を突きつけてきて――(『星間集団意識体の婚活』)■文明が婚活する恋愛SF、閉鎖機関と犬のSF、艦隊戦闘後の悲話、芸術家と流刑基地、文化保存の反逆など、宇宙SFのあらゆる変奏を楽しめる。一日一話ずつ読むのが丁度いいぐらい、凄まじい濃度。2週間、異なる宇宙に入り浸れ。
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不死身の戦艦 銀河連邦SF傑作選 (創元SF文庫)評価100感想・レビュー11