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むかしむかしあるところに、死体がありました。 (双葉文庫)

感想・レビュー
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ゆうや
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みんなが知ってる昔話を題材にする事でミステリーへの玄関ドアを大きくそしてまるで自動ドアの如く入りやすくなっているなと感じました。中身の部分も伏線が張り巡らされていたり、最後の最後で「えっ!?」となるような展開が待ち受けていたり、とても楽しい読書時間を過ごせました。読み終わった後に「もう一周したいな」と思った小説は個人的に初めてです。
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やんちょ
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ネタバレ一言にミステリーって言っても色々種類があると思います。叙述トリックやサスペンス、密室殺人などこの1冊で色々十分に堪能できます。また1度は読んだり読み聞かせてもらったであろう、昔話を登場人物のダークな面で書かせることでこんなにも立派なミステリーになるんだと感動しました。とても満足できました。
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たろすけ
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う~ん。よい子に読み聞かせるふんわりやさしい昔話をイメージして読んでいくとどれもなかなかエグい。レアチーズかと思って食べてみれば豆腐乳だったみたいな。誰もが知っている昔話だから物語が進む上での重要なファクターをいちいち説明せずとも良いという利点はある。が、それを上手に活かしきれていたかというと、う~ん、どうだろう?『つるの倒叙がえし』なんてまんまDV男と依存女の話じゃん。昔話に当てはめずとも成り立つよ。『絶海の鬼ヶ島』が一番面白かった。全体的にもうちょっとだけでも気持ちよく終わってくれたら良かったなぁ。
たろすけ

「豆腐よう」(島豆腐)じゃないよ!「豆腐乳」の方だよ!

03/27 15:36
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Tigertiger
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一寸法師の犯行だけは昔話の設定を活かしているけど、他のトリックには昔話である必然性がない。まぁ、難しいよね。でも、もう読まん
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くさ
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ネタバレバラエティ豊かな5編でミステリーとしては面白かったが、ストーリーとしては嫌な話が多くてあまり好きにはなれなかった。特に『花咲か死者伝言』。あれ虎田太はどうなったのだろう。そしてこの夫婦に似ているのをどこかで見たような記憶があるのに思い出せない。『つるの倒叙がえし』も色々かわいそうだった。
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licca
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気になっていたジャンル。うろ覚えの昔話も確認しながら思い出せて面白かった。 他のシリーズ作品も読みたい。
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かぼすけ
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ネタバレ昔話をアレンジしたミステリ短編集.全て好みの話だった.最初の一寸法師の話はまさに王道のミステリ小説であり,その完成度の高さと読みやすさと昔話のアレンジの上手さから,この本を最後まで読みたいと強く思わせる素晴らしい作品だった.この本を通して特に好きな場面を一つ挙げると,鶴の恩返しでのつうの心の変化である.弥兵衛に徐々に失望していくところも,それでも時折見せる優しさに何度も夢見てしまうところも,つうの女心が痛いほど伝わってきて歯痒い.「なぜ,自分を罠から救ってくれたのが勘太ではなかったのか」という文が苦しい.
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すたこ
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★★★★★すごい!思った以上に本格ミステリーだった!赤ずきんの方を先に読んでたけど、断然こちらの方が好み。所謂、特殊設定ミステリーなのに驚く程に馴染んでる。特に『つるの倒叙がえし』はお見事で、『花咲か死者伝言』に衝撃受けたし、『密室竜宮城』には呆然としてしまった。面白かったし楽しかった!ただ、打ち出の小槌トリックにはちょっと納得いってない(笑)
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がらくたどん
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魔王による名作童話の改変を阻止すべく小学生が挑む廣島玲子の異世界冒険物語を読んで来たので、積んでいた本書を♪そう、大人だって有名な物語の世界に入って遊びたいのだ!本書は本格ミステリの旗手青柳さんが「昔ばなし」の世界をトリッキーなミステリーに塗り替える。とは言え構造躯体は原話をきっちり想起させ内装は親しみやすくでも搭載するミステリー装置は鮮やかに。姫君と従者だろうが善良なジジババだろうが貧しい樵と鶴だろうが人の好い漁師と思慮深い亀だろうが英雄と鬼だろうが、誰かが何かの理由でどうにかしてそこに死体ができたのだ
がらくたどん

まる子さん、ありがとうございます。もともと大ぴらに権力批判ができない声なき層の処世の知恵とガス抜きも兼ねていた日本の昔話もあの「ぼうや~よいこで♪」で完全に毒気を抜かれて随分経つので・・。犯行トリックが巧みにはめ込まれていてとても楽しく読みました♪芥川も太宰も青空文庫で読めます。芥川の侵略者版桃太郎含めて勝者には闇と疑惑を・敗者には憐れみを向ける物語へと改変されています。お時間があれば本作と御一緒に(*^。^*)

02/02 11:21
まる子

青空文庫、ありがとう🙌

02/02 22:12
4件のコメントを全て見る
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Julian
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面白かった!誰もが知ってる昔話がミステリーとして読めるなんてすごい発想だと思った。ゼロから書くと馴染めないファンタジー的な設定も受け入れやすく、例えば“打ち出の小槌”がどんなものか、実在しないのに共通認識があるためスルスル飲み込める。特に鬼ヶ島のやつが好きです。
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つゥ
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2025年1月15日 audiobook.jp
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Hula
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★★★★★
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まぬけのまりこ
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昔々は死体も多かったろう。は、さておき。なるほど、そうくるか。いつの世も人の欲深さは悲劇を呼ぶ。表紙などのイメージから勝手にコメディかと思っていたが、どうして業深い。めでたしめでたしでは終わらず、勧善懲悪も迷子だが、舞台や道具立ては確かに昔話。これはこれでおもしろいし、上手いものだ。西洋版も読んでみよう。
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Rai
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ネタバレ昔話をオマージュしてミステリに仕上げた短編集で、各作品のタイトルを見てどの昔話かはわかるものの、元の昔話の内容をあまり覚えていないために、倒錯が起きてしまった(笑) それもあって、序盤は新しく昔話を読むつもりで読み進めていたが、気付かぬうちに事件に発展してて上手く乗せられてるなあと思いつつもページをめくる手が止まらない!面白すぎた。 『つるの倒叙がえし』が一度読んだだけではよく分からなかったのでいつか再読したい。 『絶海の鬼ヶ島』が昔話だけじゃなく、『そして誰もいなくなった』のオマージュにもなってて凄い!
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シャンディガフ
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再読。犯人を知っていてもおもしろい。最後のめでたしめでたしとは一体?
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かるあみるく
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年末慌ただしいので、なんか軽いものと思い選んだ一冊。日本の昔話のパロディだけど、必ず殺人がありちょっと怖かったりもした。
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norisue
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面白かった。面白かったんだけどなんか読んでてムカムカしてきちゃって(怒じゃなくて気持ち悪い方)。昔からよく知っている物語の主人公のイメージがガラガラと崩れていくというか壊れていくさまにちょっと気持ちが付いていかなくなっちゃったのかなぁ。。。外国のお話だったら大丈夫かな?赤ずきんちゃんに行ってみますか。
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かつ子
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ネタバレ《小説》一寸法師、花咲かじいさん、鶴の恩返し、浦島太郎、桃太郎のお話が、大胆なアレンジ・皮肉・独特の解釈・大人な要素を加えてミステリー作品になった、読み応えのある一冊。昔話のパロディが好きな人、ちょっぴり後味の悪い作品が好きな人に。
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そらックマ
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ネタバレ昔話をモチーフにした、ミステリー。子供の頃読んだ題材がある意味面白くオマージュされている。読み手を選びそうだが個人的には、良かった。
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ABAKAHEMP
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"打ち出の小槌を使って完全犯罪できないかな"...小説の着想は案外こんなところだったのかも。ただ味わいは、本格ミステリというよりパスティッシュ文学に近い。『鶴の恩返し』で機織りの部屋を覗くなという「見るなのタブー」を逆に主人から娘に対し、奥の部屋は覗くなとタブーをかけるというのも面白いし、『桃太郎』のお話も、退治される鬼側の視点に立つと、刀を手にして鉢巻き締めた侍がいきなり島に乗り込んで、猛獣を使って殺戮を繰り広げるという恐怖譚に変わる。そのまま我が者顔で居着いた桃太郎をキジが説得して帰郷するのも愉快だ。
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ベッシー
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日本の昔話の世界観をそのまま利用し、本格ミステリーへと仕立て上げた5編の短編集。キャッチーな昔話と王道ミステリを掛け合わせ、主要人物たちが犯罪者になるブラックさが凄まじい。話の導入こそ「むかしむかし~」だが何ひとつとして「めでたしめでたし。」ではない。それにしても凄まじい。ちなみにシリーズ一冊目。
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あず
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よく知られている童話に、新たな視点を与えた作品。特殊な設定だからこそ成立する部分もあれば、ふむ?という部分もあり。味わうと、しっかり濃厚ミステリ。
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pu-yann
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★★★☆☆ 昔話とミステリーを掛け合わせたのが斬新で面白かった!ヒントが散りばめられてるけど、全然分からない! 続編があるらしいから読んでみたい。
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もちこ
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オーディオブックで読了。 昔話をベースに、殺人事件の顛末を追っていく短編集。 「一寸法師」「花咲か爺さん」「鶴の恩返し」「浦島太郎」「桃太郎」の5つの物語が、こんなに救いのない殺人事件の舞台になるなんて。 元のストーリーを知っているから、怪しそうな人物やトリックが想像できてしまうのでは…と思っていたけれど、全くの杞憂でした。 子どもへの読み聞かせには向かないけれど(笑)、一捻りある昔話を読んでみたい方はぜひ、この殺人事件の謎にチャレンジしてみていただきたい。
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マユ
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昔話がどのようにミステリーになっているのか楽しみでした。ミステリーのパターンがそれぞれ違っていたので自分は倒叙ミステリーが好きとか、クローズドサークルが好きとか、自分の好みがわかる作品だったので、ミステリー初心者の自分にぴったりでした。 浦島太郎の話が好きでした。絶海の鬼ヶ島も面白かったですが、鬼がまさかあんなにいるとは思いませんでした。
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斧弓
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わりと救いがない
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きりふき
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トリックは結構面白いけど登場人物とか昔話に引っ張られてちょっと読みづらさを感じた
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SOLVEIG
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ネタバレ以前、昔話・童話ネタのアンソロ読んだ時には「元ネタの物語をベースに色々捏ね繰り回して深読みして……みたいなのを期待してしまうので、ただタイトルや主人公の印象だけを膨らませただけな感じとかだとちょっと残念な気がしてしまう。」などと書いたのだけれど、コレは主人公を犯人にしたり、探偵にしたり、被害者にしたり……うまく私好みに料理されてるなあと。SF要素がある作品もあったし、しっかりミステリーとして楽しめたし、二作目や赤ずきんも読みたいなと。一番のお気に入りは「絶海の鬼ヶ島」かな。「密室竜宮城」も面白かった。
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亜希
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ネタバレ日本昔ばなしを題材にしたミステリー短編集。話題になっていた当時は読みそびれ、今更だけれどAudibleで聴いてみた。題名と装丁からキャッチーな印象を受けるけれど、5編ともなかなかどうして本格的なミステリーで、人間の汚い部分なども多く描かれていた。短編集なのでAudibleでも楽しめるかな?と思ったけれど、そういう意味では書籍で読んだほうが良かった気がする。一番好きだったのは「花咲か死者伝言」。語り手がジロ(犬)で可愛らしく、オチは可哀そうだけれど、一番展開がわかりやすかったです。
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咲月
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小さいときに聞いた昔話がこんなミステリー話になって読めるとは驚きです。
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たケ_
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ネタバレ一寸法師、浦島太郎、桃太郎等皆が知っている昔話に殺人事件が発生しその真相に迫る5つの短編ミステリー。どれも楽しめたが花咲爺さんと浦島太郎が面白く楽しめた。桃太郎は鬼がほぼ殺されるが、殺した犯人の父親が…。ただ鬼が多すぎて混乱した。まずまず楽しめた。
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ヒロ
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図書館。ひところ本屋で平積みになってたなあ。皆が知っている日本の昔話を土台に、というかメタモルフォーゼさせてミステリーに。作者の技を感じる。つるの恩返しなんぞはもうSF。
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りょー
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誰もが知るお馴染みの昔話をベースに作られたミステリー。昔話がベースになっているため現実世界では存在しないアイテムやありえないトリックがうまく詰め込まれており予想しない展開もあり楽しめた。詰め込むだけじゃなくしっかりと読者へ伏線も残されているのでトリックは腑に落ちる。発想もストーリーも新しく斬新で面白かった。
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チサエ
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昔話ミステリ。どれも知ってる馴染み深い昔話を軸に書かれていて、そこから展開される練られたお話しと、それぞれ収束していくながれの気持ちよさに脱帽。おもしろかった!赤ずきんシリーズもいいけど、こちらもいいね。
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ゆーみん
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ネタバレパロディ的な要素を含んだ小説かと思いきや、本格的なミステリー小説であった。昔話を題材に作家オリジナルの要素を組み込み、話は展開される。襖をいつ開けられるのか、ハラハラしていたものの、オチが予想外で悪い意味ではないが拍子抜け。表題から軽い感じの印象を覚えるが、各話自体は軽いものではなく、恐ろしさを孕んだ内容となっている。
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きょん
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うんうん、面白いぞー。スラスラ読んでしまった。だけどこれ、昔話である必要があったかなあ?とかちらっと思った。いや、面白いけど。
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鼻フック
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桃太郎、浦島太郎などの昔話にミステリー要素を組み込んだ短編集。特殊な効果を持つ道具をふまえたアリバイトリックが新鮮だった。別に推理はしなかったけど。
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bluets8
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誰もが知ってる日本昔ばなし×ミステリー。打ち出の小槌や花咲じじいの灰など不思議アイテムを使ってのトリックは緻密に練られていて、かつ普通のミステリでは味わえないテイストで面白かった。ただ、そのトリックを考えるのに注力しすぎた感があり、その前提となる殺人がおざなりな気が。なのでドラマとして面白かったかは微妙なところ。
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ぽんぽこ仮面
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★★★☆☆
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johngaraman
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私の叔父も童話作家で昔話に新たな味付けをした物語を子供向けに発表していたのだけど、日販人ならだいたいが理解している昔話の解釈を題材にすると読みやすい感あり なるほど無償で奇跡の反物が手に入れば、旦那が次々と財産を寄付にすれば悲劇につながるんだろう。 一方で浦島にはナンの咎があったのか?僅か2日間魚類を楽しんだ罰が時間を失うことと釣り合いがとれない。 これを運の悪さとしれってとこまでの教訓なのかもね
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むかしむかしあるところに、死体がありました。 (双葉文庫)評価54感想・レビュー599