形式:単行本
出版社:岩波書店
バターは乳に含まれる脂肪分を集めた物で、チーズは蛋白質を凝固させた物。 野生ヤギ群、ヒツジ群との遭遇→共生→乳製品の加工と進んでいった。搾乳の開始が、家畜化への引き金になったと言えるかもしれない。 ウマの共生はウシよりずっと遅い。なぜならウマの乳は加工できないのと乳がヤギらと比べて少ないので、共生のありがたみが低かった。
遊牧社会は父系血縁集団。何故そうなのかはよく分からなかった。母系は母子関係により分かるが、父系は、言語と記憶と意識的な作業が必要と言う。 それと、遊牧民の社会では、女性や子供たちの果たした役割がとても重要だと幾度も強調されていた。少なくとも西欧世界では、確かに庶民においてはそこまで女性らは重要視されていなかったように思う。 また、城壁で土地を囲うと言う行為は、遊牧民的にはあり得ない行為。この行為は定住的な農耕民的な思想。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます