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学校の役割ってなんだろう (ちくまプリマー新書)

感想・レビュー
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Rera
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なかなか難しくて読むのに結構時間かかった。 ひとつの答えが書かれてる訳では無いので、これからその答えを見つけていきたいなぁと思う。
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千葉龍加
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極論を言えば、義務教育から全日制か通信制か選択できるようにしてよいのでは。学校、学級という固定された箱があるからカーストやいじめが起こる。通信制にして、体育や音楽の時だけ呼び出されて、都度シャッフルされたグループで活動すれば少なくともいじめは起こらないだろう。
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左手爆弾
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教育社会学の学術書的な書き方なので、新書という媒体にはそぐわないという雰囲気。外国と比べて、日本の生徒は問題行動が多いわけでもなく、学力が低いわけでもないのに、教育現場の評判はあまりよくない。それを日本の教育史から読み解いていくものだから、本格的すぎて大変。全体的に何を目指した本なのかがわかりにくかった。OECDの中で日本だけが女性の方が大学進学率が低いというデータには驚いた。
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アカショウビン
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役割をはっきりとさせ、その役割にいかに絞り込むかが問題と考え読んだが、そのまま答えとなるものは見つからなかった。しかしいろいろ興味深い所は多かった。学校は今余裕を失い、実質合理性が見えにくくなっている。資源に限りがあるのにそれを考慮しない。(文部行政にありがちな、と筆者の言う)理念とムードで議論が重ねられた共通テストの英語民間試験と記述テストの計画は実施に至らなかった。(せめてもの救い、と筆者は言うが。)多分それが実施に至ってしまったのが、今の指導要領なのだろう。なんだか第二次大戦の話をしているみたいだ。
アカショウビン

高等教育の無償化は格差の拡大につながりかねない。

06/10 09:31
アカショウビン

子どもを学校に閉じ込めて、「生きる力」が乏しくなったと、外部から体験重視の教育を導入するアイロニカルな状況。確かにこれはストーブが効きすぎたからクーラーもいれようというのに似ている。まずストーブを切らなければ。

06/10 09:39
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みねね
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これでちくプリは無理があるだろう! そう思えるほどの重厚さ。新書で300ページ近い分量と文字の小ささが、本書の深度を物語っている。大学文系教養レベルの授業で扱われそうな内容だった。/教育社会学をはじめとして、教育を取り巻く問題を包括的に捉え、学問的に記述する。ゆえに明確な答え『学校の役割って〇〇』が出るわけではないが、輪郭だけは朧げに浮かび上がってくる。academic。/教育機関としてのエビデンスとの相性の悪さ、行政機関としての説明責任、その両方を抱える矛盾から昨今の諸問題が発生しているように感じた。
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るう
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中学生が読むには少し難しいかも。教育社会学や教育制度に興味のある大学生の入門書としても良いかもしれない。 最後の“学校は将来の日本社会を担う人材を育成する場です。ここを蔑ろにすれば、結果はいずれ私たちの社会に返ってきます”っていう部分を国の中心部にでも掲示してほしい。
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chaorifan
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問題山積の日本の「学校」と学校教育。学校の役割りについて、答えを求めて読みましたが、ますます答えからは遠ざかってしまった気がします(笑)それくらい、問題は複雑で現場は混乱しているということが、わかりやすく解説されている本です。 「感動ポルノ」や、学習塾と成績の関係等、特に興味深く読ませて頂きました。
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もっち
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この本に、「学校の役割」に対しての答えは明記されていなかったが、教育現場で働く者として最近思う事がひとつだけ。本来学校とは「子供の精神を広げ、興味の対象を拡大させるために通わせる場所である」と。そうあってほしいと。
もっち

日本の教育機関は、教職員も、教育委員会の職員も、あるいはPTAも、皆が多忙を極め、日々の業務に感受性を埋没されがちになっている。これでは伸びるものも伸びていかない。今後、先生、生徒が余裕をもって活動できる、そんな学校に変わっていってほしいと思う。

06/02 22:40
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ぱる
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日本では高校卒業と同時に次の進路に進むことが普通で、お金と忍耐がある人だけが浪人する。でも世界では25歳以下で進学する人は多くない。ボランティアやバイトをして、学びたい事が出来てから進路を決めている。それも日本が新卒採用主義だからだという。何を学んでも結局は入社後どの部署に行くか分からないから、とりあえずいい会社、大学に入ることを子供たちは目指す。 校則に従わず、SNSもうまく使えない子たちばかりだけど、最低限の礼節と価値観の異なる人との共存をトレーニングさせて、自立した子たちになってほしい。
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ちょび
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漠然と教育基本法や学習指導要綱なるものを変えて行けば、今よりも少しはましになるのでは?と考えていたけれど、そんな簡単なものではないことがよく分かった。学校の教師がとにかく忙しすぎるのも、子供たちの窮屈さも何とかして欲しい。最終章「これからの学校を考える」で著者が考える問題点や改善策やヒントが記されている。社会の分断や格差社会を学校教育で解決することには限界があるが、何ができるか現実目線で考える必要があると言う。学校は将来の日本を担う人材の育成する場で、結果はいずれ私たちの社会に返ってくると結ぶ。
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ryotarocheak
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教育という分野は概して思い込みによって語られがちである。エビデンスに基づいた議論をした上で政策を作り、実行しなくてはならないのだ。
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Hachi_bee
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p.10に「ちくまプリマー新書ということで」とあります。なるほど、そういう本なのかと納得。よく整理されていてわかり易く、今後の学校政策を考えるヒントが散りばめられているように感じます。 あとがきを含むp.266以降、特に「より良き市民社会に向けて」は繰り返し読んで自分のものとし、あちこちで引用したい。
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はる
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筑摩プリマーにしては、難しめ。 そうそう、この問題どうすればいいのよー!と日頃思ってることに対して一通り触ってくれるが、プロローグにもある通り解決策は特に提示してはくれない。 この問題意識の持ち方が間違ってないことが分かったけど、論点も一通り抑えられてることが分かったけど、どうすればいいのよのモヤモヤは消えない。
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sazen
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★★★子供が、学校の宿題を「やらないと先生に注意される」という理由でやっていることに気づいて、開いてみた本。私の子供が知識を自主的に得ようとさせるにはまだ経験が浅すぎる学年であるにしろ、読んでみて、学校という組織が持つ強制力を保護者として意識しておくべきなのだと思った。教育現場における多種多様な苦しみは資源も準備も十分用意されていないのに見切り発車で新政策を発布する文科省が諸悪の根源だということだけは実感できる内容。現実的に無理のある政策を根性論で乗り切ろうとさせるとか、本当に日本人っぽい。
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U-Tchallenge
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教育を冷静に現実的に捉えることのできる一冊となっている。教育は「一億総評論家」状態にあり、誰もが一言言えてしまうことで、閉塞感を生んでしまっている感がある。だから、データ等の客観的に見えるものを基に話し出さないと、なかなか話が進まないように感じている。それは教育現場でもそうだ。ちくまプリマー新書ということで、かなり平易な文章で書かれているので、誰しもが読み進めやすくなっている。もちろん、だからと言って内容が薄いというわけではない。教育について考えや話を進めたい者にとっては必読の一冊に間違いない。
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oooともろー
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中高生向けのレーベルとは思えないレベル。現代の教育の現状と課題が網羅されている。
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りょうみや
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日本の学校と先生の多忙の現状、学校という制度の歴史、社会と学校の関係、学校によって作られる格差や個人のアイデンティティなど。学校について多面的に考えていって全体像が明確になる。身近すぎる存在ゆえこれまで当たり前と思っていたことも色々と考えさせられる。高校生でも理解できるように書いたとあるが難しいように思えた。
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YIN
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ネタバレ仕事を背負い込みがちの教員としては、みんなに読んで欲しい本。 いわゆる「親ガチャ」という言葉は出てこないが、この本の本質をよく表しているような気がした。 プライドある塾の先生にとっては心外な本かもしれない。 結局、その学校の空気で90パーセント進路は決まる。私みたいなあっちこっちの学校を知っている教員にはよくわかる話。
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venturingbeyond
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考査採点の合間をぬって読了。中澤先生の著作は、『日本の公教育』に続いて2冊目ですが、立教に移っておられたのですね。中身は、近代の公教育の原理、官僚制化・合理化のメリット・デメリット、日本の学校教育の特異性(強みと弱み)、教育改革の前提と方向性などなど、教育社会学のオーソドックスな主張がコンパクトにまとめてある。与党文教族をはじめ、多様なステイクホルダーそれぞれの「俺の考える最強の教育!」に振り回されることの多いわが業界からすると、教育について語る際は、最低限本書の内容は踏まえておいてもらいたいところ。
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nom
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ネタバレ学校・教育を取り巻く現状に向けて、分かりやすく解説。 社会からどのような影響が教育にあるのかなど。
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totuboy
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学校を考えることは実は社会の在り方を考えることでもある。多くの人が何かしら教育については意見を持っているだろうが、出発点がそこでないと小手先だけの議論になってしまう。今回のコロナによって教育現場も大きく変革を迫られている。新しい学習指導要領の理念もどこまで達成できるかはわからないが、今一度国民全員で考え議論していかねばならない。本書で興味深いのは、通塾率と学力に明確な関係が見いだせないこと。そう考えると、やはり家庭の在り方も重要になってくるのだろうな。
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[A lie]
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★★★★☆
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