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犯罪乱歩幻想 (角川ホラー文庫)

感想・レビュー
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耳住 水句
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ネタバレ江戸川乱歩傑作選・名作選を読んでいた自分はタイトルに惹かれて本作を買った。乱歩先生の短編が三津田先生なりに再構築されて、ホラーとミステリの世界を行き交う特異な幻想観がより濃く際立っているように思う。私の一番好きな話は「魔鏡と旅する男」。この作品は乱歩原作の「押絵と旅する男」から鏡と双子の要素を組み込んでいる。ミステリ寄りの合理的解釈が判明しても狂人が生み出した幻想の迫力は消え去らず、祖父の奇行に徒ならぬ哀愁と恐怖を見いだせてしまう。この一連の過程に江戸川乱歩への敬愛と挑戦が込められてる気がする。
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若様
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ネタバレシリーズものとは何となく趣きは異なるが、それでも何となくやっぱり三津田さんっぽくて好きな感じ。乱歩好きでなくても普通に楽しめる短編集。1
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あこ
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ネタバレ乱歩テーマ5編、貞子3Dムック本、円谷プロトリビュート。本好きだけれど乱歩読んでなくて、先に読むべきだったな。当たり前かもしれないが。しかし読んでなくてもどれも面白かったので、これを機に読むことにしよう。
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ゆゆゆ
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ネタバレ乱歩のお話もどれも面白くて、これを機に乱歩読み返そう!と思っていたのですが、最後の貞子とウルトラQの短編が怖くて面白かった!!怖さを大切にしたいのに2つ一気に読んでしまった。もったいない…。元ネタは何も知らなくても充分楽しめる短編集でした。
0255文字
アノニマス
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ネタバレ乱歩は10年くらい前にいくつか読んだことがある位のレベルの知識でしたが、問題なく読めました。全体的に結末は読者の想像に委ねられるものが多かったかも。「屋根裏の同居者」は主人公が二重人格なのか…?など色々妄想して楽しめた。江戸川乱歩マニアの方は、より楽しめるんだろうな。またいくつか読んでみたくなった。
0255文字
spica
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ネタバレ乱歩は小学生のときに少年探偵団を読んだくらいだけど、言及されているエログロの雰囲気はなんかわかる。屋根裏の同居者はやはり春日武彦先生の本が参考文献だった!短編はミステリだけでなくホラーや幻想要素も多くて楽しかった。G坂の殺人事件の人間関係に笑った。でも解説がまじめに分析していて、その点もおもしろかった。もとネタを知ってればもっと楽しめたのに、と思えるところがちょっと残念。知らなくてもおもしろいけど。表紙の佳嶋さんいいなあ。
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芽
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ネタバレ江戸川乱歩が好きなだけに、この一冊はファンにはたまらないオマージュ作品だった。どの話も乱歩先生に対する敬愛が感じられ、トリックもストーリー展開も面白い。
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ミンティア
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ネタバレ乱歩のオマージュ作品が5編とトリビュート作品が2編収録された短編集。 どれも楽しく読めましたし、著者の作品からも「これは、あのキャラクターじゃないか?」と思わせるサービス(?)もあり、ファンにとっては二度美味しい作品でした。 欝々とした雰囲気を持っていてどこか幻想的な乱歩のオマージュ作品も面白かったですが、一番好きな作品は貞子のトリビュート作品である「骸骨坊主の話」でした。怪談が伝播していくという物語は、なるほど「リング」の話しとどこか共通していて、恐ろしくてぶるっと震えました。
0255文字
あや
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ネタバレ短編で乱歩作品のトリュビートや、貞子ウルトラQのトリュビート作品で盛り沢山で楽しめました。屋根裏の同居者や骸骨坊主の話が好みでした。
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抹茶カステラ
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ネタバレ江戸川乱歩オマージュ短編集。『屋根裏の同居人』最後がよくわからない。結局犯人は?相手は従兄なの?両親は事故死じゃない?『赤過ぎる部屋』2番目に好き。ワインにはもしやとなったが共通点には気付かず。『G坂の殺人事件』事件の真相より老人の正体!絶対あの人だよね。狐狸のように騙すかもしれないもの ちょっと読みたい。『夢遊病者の手』同一人物だったとは。『魔鏡と旅する男』1番好き。ホラーっぽいミステリーだと思わせての…。鏡怖い。『骸骨坊主の話』怖い。読んでしまった…。『影が来る』神戸地方、初戸。どれの舞台だっけ。
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ミステリにゃん
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ネタバレわざと時間をこれでもかとかけて読んだ一冊。現在1番好きな作家さんは三津田信三氏で江戸川乱歩も好き。このコラボこんな嬉しいことがあるだろうか?と思いつつどんなに好きな作家でも面白いかどうかは読んでみないと分からないので内心ドキドキであった。 乱歩風であるがどちらかというと三津田ファンの為の一冊かと。あちらこちらにファンには分かる要素が散りばめられている。 特に面白かったのはG坂の殺人事件→骸骨坊主の話→屋根裏の同居者。他作品も面白くない訳ではないし角川ホラー文庫でこのクオリティはなかなかのものである。
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テツさん
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ネタバレ乱歩作品のトリビュート5編に『貞子』や『ウルトラQ』のトリビュート2編が収録された短編集。作品への敬愛はもちろんだがところどころに散りばめられている作者の遊び心も含めて非常に楽しませてもらった。
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えりんぎ
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ネタバレ読了。1話1話ごとにぐんぐん惹き込まれた。そしてオチが綺麗で面白かったです。特に最後の章の最後。 三津田さんの文章って本当に漢字の使い方が素敵で、それがまた和風な雰囲気にマッチしてて世界観に入り込めて好きです。流石の文章力である章ではこうである章ではこう、という感じまでどの章でも集中することが出来ました。恥ずかしながらまだ乱歩は未読だった為これを気に乱歩を読もうと計画中。
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サクラ翡翠
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ネタバレ本格ミステリ大賞受賞の鬼才が乱歩に挑む!「屋根裏の同居者」「赤過ぎる部屋」「G坂の殺人事件」など乱歩トリビュート5編に加え「骸骨坊主の話」「影が来る」を収録。刺激的かつ挑戦的な珠玉のミステリ!
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よたろう
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ネタバレ江戸川乱歩作品のトリビュート5編に「リング」「ウルトラQ」それぞれ1編。記憶にある乱歩ほど変態さんではなく、どれもやっぱり三津田さんの小説という感じです(記憶の方がおかしいかもしれない)。三津田さん自身のシリーズのパロディっぽいのもあって楽しかった。結末が好きなのは「屋根裏の同居者」と「赤過ぎる部屋」かな。
tosca

よたろうさん、「赤過ぎる部屋」ってタイトルだけで興味が湧きますね!乱歩の方は、「屋根裏〜」はまあまあ覚えているのですが、「赤い部屋」は「鏡地獄」と内容が混同してしまって、しかもうっすらとしか記憶が無いので、乱歩作品を復習してから読んだ方が楽しめますか?

10/31 14:14
よたろう

乱歩の元作品あいまいな記憶しかありませんが充分楽しかったです。復習しておくともっと楽しいかもです。でも三津田さんの本、もしもそんなに読まれていないのであれば他にオススメしたい本がたくさんあるという感じでもあります…(笑)

10/31 15:22
0255文字
時短
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ネタバレ江戸川乱歩とリングとウルトラQのオマージュ。乱歩を三津田的に味付けした感じの内容。ウルトラQが意外とウルトラQしてた。
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