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チグリジアの雨

感想・レビュー
254

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ヌーン
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あんなさみしいラストになるなんて…
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PEN-F
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チグリジアの花言葉“私を助けて”。今も世界中に助けを求める声無き声が溢れているのだろう。どうしても助けを求めるということは自分の弱さを露呈している事のように捉えてしまう。助けてと声をあげることはホントに難しい。もちろん助けを求めても全ての人が救われることはない事くらいは分かっているし、そんな世界じゃないことも知ってる。だとしてももっとチグリジアの雨が世界中に降り注いで、助けを求める救いの種が芽を出しそして花を咲かせたときに、もう一つのチグリジアの花言葉“あなたを誇りに思う”が世界中に咲き誇ることを願って。
東谷くまみ

素敵なレビュー👏👏✨️✨️これ、途中結構描写が痛くて痛くて…つらかったよね~😭声をあげて、なんとかなんとか生きて生きて。って強いメッセージを感じた作品だったなぁ。最後の「世界報復デー」のくだりは泣けて泣けて。小林さんらしい一冊だったね😊✨️

09/29 16:51
PEN-F

くまみん、まさしく小林さんらしい強いメッセージが込められた一冊だったよね😌 自分の未来に何が待っているのか。それが良い未来なのか悪い未来なのかは分からないけど、それよりなにより今を生き抜くこと。全てはそこからなんだろうね😌 ...最後の手紙には胸が熱くなったよ😭

09/29 19:05
0255文字
如月小町
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表紙を見て青春物かと思って読み始めたが、いきなりいじめの場面。辛い物語の始まりだった。家庭にも学校にも居場所がない航基、何を考えているのかわからない咲真。咲真の言動に振り回されながら、航基が真実に向き合った時、見えなかったものが見え始める。こんな結末は予想できなかった。 胸が痛くなるような友情の物語。
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よよよ
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辛い虐めの描写にしんどくなりながらも、航基と咲真の距離が近くなり、青春ドラマみたいに幟旗掲げて電車追いかけたりして、あぁ、いいなぁと思った矢先、ずしんと重い現実…。ずっと死ぬ事ばかり考えていた航基、自分の命をあげたいとまで思える友に出会えて良かった。「あなたには世界中にたくさんの仲間がいる」 助けを求め、救われてほしい。
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エピファネイア
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今作のテーマはいじめ問題。辛い場面も多いけど現実に起きていることであり目を背けてはいけないテーマだ。航基がいじめに耐えかねて死を選択しようとしたときに現れた咲真。航基は咲真に導かれるようにいじめの加害者と対峙する。そしてちっぽけな存在が世界を救う「世界報復デー」へと進んでいく。「俺が神なら雨に色をつける。苦しんでいる人が増えるたび、世界中に紫色の雨が降るんだ」。我々全員が紫色の雨が見えるように心を研ぎすませる必要があるし、苦しんでいる人が堂々と紫色の雨を降らせることができる世の中になってほしいと強く思う。
エピファネイア

自分が傷ついたときは周囲を巻き込んで大騒ぎするくせに、他人の痛みにはどこまでも鈍感でいられる。お前みたいな奴は、相手と同じ痛みを受けなければ、他者の苦しみを理解できない。

07/13 10:58
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よしりん
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ネタバレ小林さんの作品はいつも読むのが辛くなる。覚悟して読んだけどやっぱりイジメの描写は辛くなった。でもこれは決して小説の中にだけ存在する話じゃなく実際に同じようなことやそれ以上ひどいことが起こっているんだよね…。
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azukin2
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読み終わってから「チグリジア」を検索してみた。アヤメ科の植物で花言葉が「私を助けて」と書かれていた。小林由香さんだから読んだのだがタイトルからはまったく想像がつかないストーリーだったから驚いた。高校1年、航基は転校まもなくイジメにあう。理由が同じ学校の教師、継父のセクハラによるもので自分にはまったく落ち度がないのにだんだんとエスカレートしていき彼は遺書を残して入水自殺しようとしていた。そこで学校を休みがちな同じクラスの咲真と出会う。「死ぬなら誰かの役に立ってから死ね」と言われ航基は行動を起こすことに。
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Fumoh
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青春の友情小説ですね。10代に読んでほしい内容でした。テーマは「疎外といじめ」で、モチーフは「友情と再生」。まず主人公はひどいいじめに遭っていて、家庭にも居場所がない。自殺を考えて実行するが、ある人に止められて、そこから自分の人生について真剣に考えるようになっていく。「再生」を描こうという志向があるのか、主人公がモノローグにて思考・煩悶するシーンが長い。それを「面倒くさいな」と思う人はいるかもしれませんね。でもいじめられている人ってこんなもんですよ。思考なんてうまくまとまるわけないですよ。だって理由なく
Fumoh

暴言・暴行を受けて、何もされていない人と同様に思考が働くと思いますか? 「いじめには理由がない」から、被害者はそれをどうやっても消化することができないんですよ。正確には、いじめ加害者においても「疎外現象」が起きているから、ストレスで破壊と権力再認を求めているだけなんです。端的に言えば、学校内の権力関係が複雑すぎて、ストレスフルな状況になっているんです。これは「学校」の目的形態がかなり複雑であることが原因です。高い理想を求め過ぎているとも言えます。それについていけなくなって、疎外状態となって破壊が起きる。

04/21 10:13
Fumoh

現実的には難しい、追いつめられた状況からの「再生」に挑もうとしている作者ですが、長い煩悶とやや出来すぎな状況を作ることで、なんとかそれを成功させました。しかしそれは賛否両論かもしれません。なぜなら先述の通り、主人公の思考は混乱しているからですし、出来すぎな状況は小説の質のために過ぎず、現実からは「フィクション」という壁で隔てられています。被害を受けた人々は直線的な行動(復讐など)を目指すものですが、直線的な行動が解決を見出だすことは決してありません。それを止揚することが大切なのです。矛盾を見つけることが…

04/21 10:22
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いなばさくら
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ミステリ要素を含んだ長編青春小説。最近小林由香さんの小説がめっちゃ好きで、ひょっとしたらこれで単行本完読かな?どの作品も独特な厭世観と諦念と微妙な希望、そしてミステリ的要素のマッチングが絶妙ではまっちゃうんですよね。どちらかというとダークでノワールな内容ですが、目を背けず先を読みたくなる構成とわたしとは違うかもしれないけど普遍的にあるのかもしれない青春の光景を、独自の筆力で綴っています。自殺したいとは思わないけど、もう一度高校生にはなってみたいですね。
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ベイマックス
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ネタバレいやはや、いじめの描写はしんどい…。マイナス評価は、主人公の僕が、咲真が病弱・命が短いと気づかない作風なところ。そこだけかな(義父のセクハラ疑惑もか)。あとは、物語としてありだし、咲真の考えさせられる台詞の数々もよかった。
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し~ちゃん
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ネタバレこの作家さん3冊目。 イジメを苦に川で自殺を実行する場に同級生が現れて思いとどまらせる。 主人公の子の精神年齢が少し低すぎな気もしますが、お互いが大切な友人と思えるようになる頃に、病気で亡くなってしまうというのは、その前に少しずつわかる部分があるので、まあそうか。という感じにはなりますが、丁寧な心の描写があったし、謎のメールも世界で辛いことは声に出そうデーを起こしたことがわかり、読後感は良かったです。
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うし
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ネタバレ怖くてやさしくてかなしくて温かいものがたりだった。助けてほしい、誰かに手を差し伸べてほしい、話を聞いてほしい、そんな簡単な一言を声にのせるために、人間はどれだけ遠回りしなきゃならないんだろう。どうしてそのたった一言が言えないんだろう。誰かの声なき悲鳴に耳を傾けることができる、そんな人間でありたいのにそれが難しい。
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マイケル
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久しぶりの小林由香6冊目。イジメ自殺をテーマにした重い内容は相変わらず。主人公の少年がいじめを苦に遺書を書き自殺しようとしたゴーストリバーに現れた不思議な少年。ぬいぐるみの神? イジメ被害者による報復ゲーム? 報復は正しいのか? 美しい田舎の自然。チグリジアの花言葉「私を助けて」は最近観た映画「エクソシスト」の「TASUKETE」を思い出す。最近読んだ本「世界はラテン語でできている」関連では、チグリジア:Tigridiaはラテン語「tigris(虎)」語源で別名トラユリ。「この限りある世界で」を読みたい。
マイケル

最近まんがで読破したダンテ「神曲」関連では「あの世で苦しむ」。捨てられた生後間もない赤ちゃんは最近観た映画「ベンジャミン・バトン」を思い出す。(※ネタバレ?) 転校生への陰湿なイジメは他人事ではなく自分も経験。(※昔はスマホ無くて良かった!?) 科学の発展がもたらした便利な道具(※スマホなど)も使う人によっては凶器に変わる。

02/29 12:53
マイケル

※参考「映画の感想」: 映画「エクソシスト」: https://bookmeter.com/communities/336541/comments/2712881 , 映画「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」: https://bookmeter.com/communities/327032/comments/2708241

02/29 12:54
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おうち時間
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いじめの標的にされたらこんなにも逃場がなくなってしまうのですね。それも自分に原因があるわけでもなく、根も葉もない噂話から始まる事が恐ろしいです。そして誰一人いじめを見ても止めようとしないクラスメイトたち。いじめられている本人は色々な事を考え家族にもそれを言えずにいるなんて絶望しかなかったでしょう。でも声を上げずに逃げるより声を上げて闘う事を選んで欲しいと思ってしまいました。ちょうど好きなドラマの原作者の漫画家さんが自死をしたというショックなニュースの最中に読んだので航基が踏み止まれて良かったと思いました。
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いそちゃん
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小林由香さん、3冊目。 いじめにはどう立ち向かったらいいんだろう。 咲真のような人がいて行動が起こせればいいのだけど。人の気持ちを多角的に見られる人が増えればいいのかも。そんな時、読書は役に立つ。今年もたくさん読もう。
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HISA
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☆☆☆初読み作家さん。ティーンズにどうかと。はじめは、いじめの場面が苦しかったり咲真の存在がよく分からなくて、ファンタジー入ってるのかなとか思って入り込みにくかったけど、すぐに引き込まれた。ラストのメッセージが本当によかった。声をあげる事は大切、大人がよく見て気がついてあげることも大切。
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tenori
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チグリジア。どこか毒々しく主張の激しい花。種をどこまで飛ばし「私を助けて」という花言葉を伝えられるのだろう。いつも重たいテーマを持ってくる小林由香さんがこの作品で取り上げるのは虐め。命を絶とうとする高校生の前に現れる華奢で不気味な同級生は告げる『今すぐ死ぬか、それとも誰かの役に立ってから死ぬか』そこから始まる報復ゲームには賛否あるだろう。集団心理も相まって薄まる加害意識と自己保身の中で『心の傷から流れる血は透明だから誰も気づかない』との叫びに傍観者でいる態度こそが批難されるべきなのかも知れない。
0255文字
tomo
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★3
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サクラ
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重たくて中々読み進められなくて、他の本を間に読んでなんとか読了。虐めは犯罪だ。それがこんなきっかけで起こるなんて…悔しすぎる。赦さなくていい、そう思ってしまう。本文より『この先、誰かと、自分と闘うときが来たら、まずは真実に目を向けろ。痛みを伴うような真実だとしても目をそらすな。そのとき、自ずと行くべき道が見えてくる。お前の抱えている問題は改善できるから』咲真くんはどうやってこの毅さを手に入れたのだろう。絶望の中で…強くなりたい。世界報復デーの実行内容が本当になったらいいのに、そしたら私は動ける人で在りたい
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EOEO
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ネタバレ小林由香さん3冊目。けっこう重くて衝撃度の高い作風の作家さんだと思っているので、覚悟して読みましたが、やっぱりめちゃくちゃ重かったです。いじめの描写もけっこうきつかったです。成瀬と咲真のことを必死で応援してる自分がいました。最後は咲真が亡くなってしまって残念でしたが…彼の残したメッセージによって、救われた子たちが世界中にたくさんいたのがわかって、少しでも苦しみから解放される子が増えたらいいなと思いました。成瀬のおじいちゃんがすごく好きでした。家族に1人でもわかってくれる人がいるだけで、全然違いますよね。
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みこちゃん
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久しぶりの小林由香さん。いじめを苦に、5通の遺書を書き終えたら自死すると決意していた航基。その実行を止めたのは不定期に登校する謎めいたクラスメイト咲真だった。「選択しろ。今すぐ死ぬか、誰かの役に立ってから死ぬか。」そこから咲真に導かれるように行動を起こし、ついにはクラスのいじめ首謀者へ報復を果たす。人間誰でも見えている部分だけではその人の本質は見えない。真実を見ようとする目、行動が大事。辛い日々を過ごしてきた2人が出会えて良かった。今、死を考えている人が誰かに助けを求め、笑顔を取り戻すことを祈るばかり。
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かまねこ
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決められた結末にむかってる予感はしたし、泣かそうとしても泣かないだろうなとたかをくくっていたけど、結局、鼻から目から水分が畳にボタボタ。笑。 儚げで美しく、時に人の手を刻み血を流させる鋭利なガラスのような咲真君。その透明感とミステリアスさに終始目が離せなかった。 主人公が出会いと言葉に傷つき戸惑いながらも、わかりやすく成長していくのも良かった。 いじめ描写はくじけそうになるくらいキツかったけどね…。 背伸びしたくても大人になりきれない歯がゆさ、素直になりきれなさが響いてきた。青春。
maxa

畳に大量の水気はまずいですねぇ。次からは気をつけてください(笑)。ちょっと内容忘れかけてますが、イジメのシーン、あれは本当に酷くて読み進めるのが辛かったです。ものすごく腹を立てながらレビュー書いた記憶あり。私もいつか再読しようかな。

06/24 20:00
かまねこ

ギャハハ気をつけます。畳で本読むのやめます。・゚・(ノ∀`)・゚・。イジメ凄惨でした。息子がされたら復讐しちゃいます。

06/25 14:26
6件のコメントを全て見る
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りえぴょん
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最初の虐めのシーンとか、もう心が痛すぎて辛くて、私はこの本を最後まで読み通すことができるのだろうかってくらい打ちのめされた。場面が変わっても辛い場面はどこまでも続く。一向に解決しない理不尽な状況にそれはそれで読むのは辛かったけれど、咲真との交流や、石田さんやじいちゃんなど航基の心を受けとめてくれる人たちとのやりとりに少し慰められた。咲真にはいろいろなことを気づかされた航基だけど、咲真もまた航基からいろいろなことを気づかされた。咲真のためにも航基も、そして私も、与えられた命は大切に精一杯生き切らなくては。
0255文字
ゆ
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ネタバレ装丁の美しさに惹かれて。中身は全編を通して生々しく、痛くて切ない。主人公の描写があまりにも真に迫りすぎて著者にもまた経験でもあるのかと思ってしまった。どん詰まりになって思考が一点で固定されてしまう感覚はいじめに限らず起こりがちなので、逃げ道・あるいは依存先はたくさん用意しておくに越したことはない。過激な冒頭の意味ががらりと変わる展開はお見事。 森絵都「カラフル」に近い印象を受けたが、こちらのほうが受け止めやすい。
0255文字
くまんちゅ
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序盤からいじめのシーンが描かれていて、重苦しい気持ちで読み進めました。中盤まで主人公になかなか感情移入できず、年齢の違いからなのか、それとも解決が困難ないじめ問題に正面から向き合えない心理が働いているのかと自分の気持ちにモヤモヤしてしまいました。ラストは予想よりも救いのある終わり方で、主人公の思いがたくさんの人たちに届けばと思うと同時に大人も試されている気がしました。
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空蝉
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小林由香の青春小説。立ち上がれ!若者!
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ユキヲ。
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ネタバレ読み終えてからチグリジアをググってみたら、それはもうインパクトある毒がありそうな花で衝撃。でも、この話の内容の方がずっと衝撃だ。いじめた相手に報復して「許してくれ」と言われたときの「許し方を教えてよ」が胸を突く。息子の問題に気づいてあげられない母と継父と静かに見守る祖父。ところどころで咲真の様子に、最後がどうなるか予想はできてしまったけれど、それでも成瀬の「もしも僕が神だったら…」と自殺するつもりだった彼が、誰かのために命を賭けたいと思うまでに成長したことに救われた。今が辛くても若者よ、生きてほしい。
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sunao
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ネタバレ結構きつい表現多いが、最後まで読み通せばなるほどの完成度。小林氏すごい。つらくてももっといろいろがんばれというエールを感じる。ただ、当事者にとってはおそらく読み通すのは難しそうなので、やっぱり傍観者である一読者にしか思いは届かないかな?
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りちゃ
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「嫌なことから逃げても、必ず同じような出来事に遭遇する日が来る。だから逃げてはいけない」「人の心を傷つけるのは簡単なのに、誰かの心を救うのは難しい」様々な知識を持っていたとしても、たった数十年の経験値。自分が幼稚だったと認識した時点で十分成長している。この子たちの周りに、支えとなる大人がいたことは救いだ。そしてこの子たちが出会えてよかった。読み終わって時間が経つのにジワリと目頭が熱くなる。
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えい きときと
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誰しも訪れる〇に対して、自ら選ぼうとするケースや迎えが来てしまうケースがあります。それぞれの局面に立たされた登場人物達の痛々しい場面もありますが、何かしらのきっかけを掴み変わっていく姿やタイトルの意味に色々と考えさせられました。内容的に家族に話しずらい事もあり、家族以外の第3者的な方が関わってくれる事によって変われる可能性が増えていくのかもとも思います。冒頭の伏線を回収したエンディングでしたが、読み終わった今日がまさにその11/25でした。
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天使の奇跡
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テーマはやっぱり虐め関連、最初は読むの辛かった。生きたいけど生きれない人にとって、自殺は許されない行為なのかもしれない。生きることよりも、死を選ぶのだから。真実と事実は違う、真実に向き合っていくことも必要ですね。行き抜け!です。小林作品全部いいです!
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jo-ji
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久しぶりに「小説」を読んだ。ティーン向け感は否めないが、むしろティーンに読んでほしいので。よかったです。
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ダリル
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虐め問題を題材にしているが、それだけでではない。青春小説であるが、それだけではない。人の生死の重さを考えさせられる。先が気になって一時読み。そして、表紙の二人に切なくなる。
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愛菱アイシ
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女性が死んだと噂されるゴーストリバーに、学校でのイジメを苦に身を投げようとした少年の足を止めたのは、滅多に登校しないクラスメイトと瑠璃色の瞳のうさぎの神だった。「国際報復デーを作ろう」そう言って全世界のある掲示板に書き込みをし、報復ゲームを開始する── どんな人にも色んな顔があり、醜く弱い部分が存在する。そして強くて美しい部分も存在する。「もしも君が神様なら、どんな世界を創る?」自分が抱く痛みや苦しみから逃れるためだけに視野狭窄のまま死へと歩を進める足の向きを、ちょっとだけ変えてくれる。そんな作品です。
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咲ーSAKIー
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★★★★今回も涙しました。辛い話から始まるが最後には救われるので小林さんの作品は好きです。
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conpeito*
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今回の作品も胸に来ました。いじめがテーマになっているので苦しい場面や解決方法に色々と思うことはあるのかもしれないけれど、いろんな人に読んで欲しい作品でした。主人公の繊細さが良かった。 作品の中で出てくる紫と花言葉より、勝手な想像ですが、小林さんはグクペンだろうか。。
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ケイオウ
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ネタバレいじめ問題を取り上げることが多い小林さんですが、重いテーマの中に最後に救いがあるといつも感じます。 ただ、いじめの問題は、ハッピーエンドにすると現実は。。。と考えてしまうんですがそこが必ずしもハッピーエンドではないところが、ちゃんと考えさせられるところになっていて、そういう構成が上手だなと思います。
0255文字
ひなた
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2022.29
0255文字
おじさん
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わたくしおじさん、小林由香さんは重め多いけど一気読み。イジメの話は読んでてしんどいよね…。でも今どき高校生にもなってこんなイジメあるかなぁ?と疑問に。イジメるヤツってなんなんだろね?死ねばいいのに。おじさん、イジメとは無縁な人生だった。多少イジメられてるヤツとも普通に遊んだりしてたし。時代が違うか…。 ホントにこの世からイジメがなくなればいいと願う。
0255文字
わむう
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児童虐待やいじめ問題についての作品が多い作者さん。東京から地方の高校に転校したことをきっかけにいじめられるようになった航基。入水自殺を図ろうとしたところ不思議なクラスメイトの咲真と出会い、どうせ死ぬなら復讐をと話を持ち掛けられる。集団でいじめる連中は、自分が弱い立場になった時、一番に身を守る。
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