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ゲストリスト (ハヤカワ・ミステリ(1973))

感想・レビュー
53

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すてふ
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ネタバレこまっしゃくれ過ぎ、時系列がグチャグチャなうえ肝心の殺人事件が全然起きない、一瞬死体が現れてくれるが時系列に埋もれたまま終盤まで帰ってこない、…からの「これがフェアだとでも?」「これ犯人が誰でも良くね?」っていう。一瞬の判断の早さの差で、犯人に"なれたorなれなかった"の大差が出たには出たのだが、えーと、それがどうかしましたかっていう。不相応な学校に入ってしまう人が居てしまう悲劇、…が急に推進しはじめた勢いだけはすごかった、…のだが。アイルランドが英語圏にしては異物なせいで、単語や民俗がいちいちノイズに。
0255文字
てっちゃん
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ネタバレオンライン雑誌の創設者とテレビのニンキタレントという美男美女がアイルランド沖の孤島で結婚式をするという物語。そこへこの二人に因縁のある招待客たちが出席してきて、過去の出来事を時系列を交錯しながら独白していく筋立て。帯の誰が殺し、誰が殺されるのか?まさにこの一点にさいごの照準を合わせたかのようなミステリ。前半から中盤までは何も事件らしきことは起きないけど、後半はもう一気読みだった。それにしてもこの殺された被害者の男がゲスすぎて、何一つ同情がわかず、むしろ殺されて良かったとさえ思った。
0255文字
meòrachan
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ミステリなんだろうなと思いつつ、何も始まらないからスピードに乗れないままに読み進めて、後半まで来て面白くなった。登場人物表にない主要な登場人物がそこそこ居てそれも戸惑った。後半に来て伏線が散りばめられてたことに気づいたけど、スピードが出てない自分のせいでパズルのピースがパチリとハマる快感はなし。クリスティと言うよりパットマガー。映像化しそう。したらヒットしそう。日本に置き換えても良いかもしれません。
0255文字
tamabl821
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伏線→謎解きがめちゃくちゃいっぱい仕込まれてるので読んでて全然飽きないのがすごい。 時系列と視点がころころ変わるのに読みやすいのでシンプルに小説上手いな~!って感動した 展開と構成はエンターテイメント性にあふれてるのに心情がリアル すごい
0255文字
KOKOKO
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ネタバレ多くの登場人物による独白によって構成されていて、しかも時系列が複雑に前後するので、流れが分かりづらくて読み返しながら読んだが、このような構成にすることで、かえって結末への興味が増していったと思う。作中には共感できない人物ばかりが登場し、最終的には殺される男のクズ人間ぶりがどんどん露わになっていったので、この男なら殺されても仕方がないようにも思えた。また、生き残ったどの人物にとっても明るい結末ではなかったが、殺された男を除くと悪い奴ほど図太く生き延びる気もする。
0255文字
チェス
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最初はよく分からなかったけど、ラスト、誰が殺されるのか?犯人は? 面白かったです。図書館
0255文字
藍
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もっと苦しめたほうがよかったのに。
0255文字
あさ
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ネタバレおもしろかった~!事件が起きたこと自体は早々に明かされるのだが、合間に複数人の視点での回想が入るため誰がどうなったのか終盤までわからないことが強力なページターニングの動力になり、一気読みした。冒頭から濃厚だった不穏な気配が一点に収束していくさまはお見事。最悪なボーイズクラブノリにドン引きしながら読んだが、ボーイズクラブノリどころではない胸糞悪さが用意されており、後味は悪い。
0255文字
koo
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 ポケミスの近刊を読もうと三省堂のポケミスの棚から選んだ1冊。てっきり孤島の連続殺人ものと思いましたが全然違いますし孤島の必然性はありませんでした(笑)孤島で開催される結婚式に関係者が集まり殺人事件が起きるまでを関係者6人の視点を切りかえながら描いています。徐々に明らかにされる醜悪な人間関係を描き終盤まで誰が被害者かわからない構成になっている心理サスペンスの佳作でした。中盤まではかなり退屈ですが人間関係が絡み合う部分は狭い人間関係とも思いますが巧かったですし犯人が誰かというのは些末と言える作品でしたね。
0255文字
rin
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★★★★
0255文字
きうりっち
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ネタバレ語り手が次々代わりながら物語が展開するという形式。早くに誰かが殺されるというのは予測がつくが、誰が殺されるか,誰が犯人かというのが最後まで明かされない。殺人の動機が気分の悪いもので、子どものいたずらとは言ってられないようなもので,面白くはあったが後味の悪いストーリーだった。男性群はゲス揃い。女性軍は傷を抱えて苦しんでいる人たちばかりという、思い入れのしにくい人物ばかりで読むのにけっこう時間がかかった。
0255文字
tsubaki
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テレビの人気者と女性経営者の華やかな結婚式が荒れる海にポツンと浮かぶ孤島で行われる。 語り手は新郎新婦、ウエディングプランナー、新婦の妹、新郎のどーしよーもない友人…と変わる。 新郎新婦の我の強さ、友人のクズっぷり、妹の儚さ、で落ち着かない。 新郎は私立のお坊ちゃん学校出身。 彼らの行動は酷いし反省していないのが、またムカつく。 改めてリベンジポルノの怖さよ…
0255文字
こに
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男性陣がクズばっかり。 女性もそんな男性たちにいいように扱われても歯向かうこともしない。 そんなイライラが続きます。 でもなぜか読むのを止められず、終盤になるにつれ布石が回収されていくのは面白かったです。 被害者に同情の余地なし!です。
0255文字
nac
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★★★★
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Tofu
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★★★★
0255文字
グラコロ
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荒海の孤島に集うワケ有りの招待客たち…って冒頭はクリスティのアレみたいだけど、ご安心あれ。翌日には招待客が150人、誰一人欠けることなく無事に結婚式がおこなわれる。でも、花嫁花婿ならびにどいつもこいつも、特にパブリック同窓の男どもがクズだらけで、いっそのことみんなまとめてやっちまって〜と思わせる行儀の悪さ。で、最後までほのめかしや思わせぶりばかりで、じらすわじらすわ。バカバカしいので途中でやめたいのに、土曜ワイドや火サスのノリで最後まで読んでしまう。それにしてもピーターはどうしたの?ま、いいか〜。
0255文字
おくちゃん
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孤島で開かれた有名人同士の結婚式に呼ばれた招待客たち。当人たちも含めた過去の遺恨。誰が被害者になるのか?誰が犯人か?招待客、新郎新婦のそれぞれの回想で物語は進む。サスペンスでした。被害者探しや犯人探しと言うよりもラストに向かってジェットコースターのように物語は進む。一気読みです。
0255文字
Hidetomo Okagaki
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何となく、もうちょい構成を工夫したら、もっと面白くなったのでは。被害者には同情の余地なしやなぁ。
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rin
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実はハヤカワのポケミスは本作が初めて。アイルランド沖の孤島で結婚式が開かれる。誰が犯人で、誰が殺されるのか——。花嫁や花婿の親友、プランナーなど6人の視点で描かれる結婚式前日からの孤島での出来事。合間に第3者目線の "現在" の場面が挟まることでピリリと物語が引き締まり、緊張感をもたらす。登場人物はみな、一癖も二癖もあり、誰も彼もロクな人物がほぼいない。時系列や視点が交錯するが、混乱することなく物語を楽しめた。前半で引っかかる箇所が終盤になるにつれ明らかになり、布石が回収されていくさまに引き込まれた。
rin

他の方のレビューでいまいちという感想も見かけたので、よたろうさんのお眼鏡に叶うミステリかは分かりませんが、自分は面白かったです。ポケミスの本のデザイン素敵ですよね!思わず手に取りたくなってしまいます。

03/19 22:05
よたろう

お眼鏡に叶うなどというような目利きとかでは全くございませんが(笑)、楽しみです!

03/19 22:31
3件のコメントを全て見る
0255文字
dede93349813
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ネタバレ面白いといえば面白い。普通といえば普通。全体通して見るとなんてことないエピソードを、それぞれの人物目線から、さらに時系列も入れ替えて読ませていくので、ダレずに読み切れた。 視点も時間も入れ替えるとなると混み入ったエピソードは読むのが大変か。 現代的ワード、webメディアとかリアリティーショーとか出会い系アプリとかが出てきたのも新鮮だった。
0255文字
一柳すず子
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とりあえず被害者が全部悪い。普通に散歩してるだけで沈む湿地とかも怖い。傷ついた人たちが被害者の死によって少しでも平安を取り戻せるとよい。
0255文字
mippo
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嫌な人ばかりの嫌な話。誰も彼もクセがスゴいんじゃ。テレビの人気者とオンライン雑誌オーナーがアイルランドの孤島で式を挙げる。友人や家族は船で運ばれて来る。語り手は複数、遺体発見の現在と過去、前日からの複数の時間帯が混在するが、思いの外わかりにくくはない。ただ語られる出来事の一つ一つが気色悪い。ところで150人を超えるパーティーを、当日雇いはいたとしても二人で仕切れるものかね?。「被害者は誰だ?」的な展開、もちろん犯人は誰なのか?。ミステリとしては終盤は面白かったので、嫌な話を延々読まされたのは報われた。
ほちょこ

その、なんだかんだ言うのも好きだよね!

02/23 15:44
mippo

あははは!そーなんだよね、早い話!(笑)

02/23 16:05
4件のコメントを全て見る
0255文字
spica
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ネタバレ嵐の孤島殺人事件。結婚式の前日と当日、数人の関係者の視点で短い章を積み上げ、ストーリーを浮かび上がらせている。だれかが死んだということはわかるが、最後までだれなのかわからないし、だれが殺したのか、という可能性もいくつもある。ここ数日で読んだミステリに共通するが、被害者は、そうなってもしかたない、といえるクソ野郎だった。むしろもっと苦しめばよかったのにと思う。構成、人物描写が非常に巧妙な作品だった。
0255文字
蝸牛
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とりあえず読了記録
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みみぽん
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ネタバレ孤島本格ミステリーというより、仲間内あるあるイヤミス火曜サスペンス劇場という感じですね。アイルランド沖小島。セレブふたりの豪華結婚式。当の本人たち筆頭に招かれたゲストたち心中の思惑たるや!見栄と嫉妬と過去のしがらみ~ああ、お国違えど「対岸」が良く見えるのは人間みんなおなじ。途中までパブリックスクール連中の悪ノリが酷すぎるわ入れ替わり一人称もくどいし滅入るなあと思っていたら、、後半次々彼らの過去が明るみになり最後に合点する流れはさすが。逮捕されたジュンノ。ハンナとチャーリー夫婦。イーファは…余韻残ります。
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しゃお
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これは個人的には掘り出し物のミステリ。アイルランド沖の孤島で開催される結婚式。式を挙げる二人はそれぞれ世間の注目を集めている理想的なカップル。その二人、結婚式に招かれた客とウェディングプランナー、そして第三者による視点によって時系列を崩しながら、徐々に秘められた事実が明らかになっていく様子が描かれます。それは、泥炭と湿地に覆われ寒々とした孤島の雰囲気も相まって、不穏な空気と緊張感、恐怖感が高まっていく様子を堪能。誰が殺し誰が殺されるのか、登場人物達の内面の変化に最後まで目が離せず一気読みでした!
0255文字
starbro
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週間文春のミステリーレビューで高評価だったので、読みました。ルーシー・フォーリー、初読です。本書は、ウエディング・パーティ心理サスペンスの佳作でした。脛に瑕を持った男女の披露宴は、リスキーです。私の会社の同期のMは、過去に付き合った女性達に非道を行ったので、怖くて披露宴を開けませんでした(笑) https://www.hayakawabooks.com/n/n44d04abac599
0255文字
アプネア
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泥炭と湿地に覆われた孤島で、結婚式が開かれる。集まった誰もが二人を祝福しているように見えるが、その裏側には様々な思惑が・・・。キチンと群像劇としての体をなしてるし、過去からの因果が繋がっていく過程に、胸が締め付けられる。一人ひとりの背景や内面の掘り下げが絡まり合うんだけど、小出しに提示されるため、あまりテンポは良くない。まあ、一人のロクでなしが徐々に姿を表し「誰が殺されるのか」はわかる。肝心の、「誰が殺す」はこの人やろうな〜と漠然に思ってたが、そこに繋がっていくのね〜。
0255文字
本木英朗
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英国の現代ミステリ作家のひとりである、ルーシー・フォーリーの長編のひとつである。アイルランド沖、泥炭と湿地に覆われた孤島にて、メディアで活躍するふたりの豪華な結婚式が開かれる……という話だが。うーん、何だか途中からさっぱり分からなくなってしまった。またいつか読もうと思う。
0255文字
ふう
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「クリスティのポップな現代版」と言われてるらしいが正直まぁまあだったかなあ。今の時間軸に6人の視点が絡み合って進み、ラストでようやく”誰がなぜ誰を死に至らしめたのか”がわかる展開。たしかにクリスティっぽく実は…の事実がででーんと出てくるので推理して読むというよりもただ物語を楽しむのが一番?かも。
0255文字
ほん
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ネタバレつまらなくはないが、なんか普通だった。すぐ忘れそう。被害者が嫌な奴過ぎる。
0255文字
のざきち
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ネタバレアイルランド沖の孤島で結婚式を挙げることになったメディアで活躍する二人。だがこの祝福されるべき舞台の裏に潜む様々な思惑。そして嵐の夜、遂に凄惨な事件が...2020年CWAゴールドダガーロングリスト(第一次候補)ノミネート作品。様々な登場人物たちの視点でエピソードが積み重ねられるのですが、起伏に乏しく少々退屈です。ただこの伏線が終盤ようやく効果を発揮し、被害者が最後まで明かされなかった理由が明らかに。帯では「現代版嵐の孤島ミステリ」と言ってますが、実際は不快さが募る心理サスペンス小説なのでご注意ください。
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のりまき
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ネタバレさらっと読めたけど、こうなるかなと思ったとおりに話が進んで物足りなかった。それにしてもみんな幼稚で大人になっても続く陰湿ないじめに腹が立つ。
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スイ
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孤島での結婚式という舞台は最高! 1日前からと、何かが起きた現在が平行して示され、新婦、ウェディングプランナー、参列者といった関係者数名の視点で語られていく作りもとても面白く、一気読みした。 が、事件が起きる前までは非常に丁寧に描かれていたのに、起きた後はこれだけ?と困惑。 それが起きたことが周囲にどんな影響を及ぼしたのかも読みたかった。 また、ある人についてあまりに偶然が重なっている部分も気になった。
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stobe1904
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【荒天のアイルランド沖孤島で起きる群集劇】TVサバイバル番組の主役である新郎と人気メディアを立ち上げた新婦の結婚式がアイルランド沖の孤島で行われ、それぞれの関係者が招待され、不穏な雰囲気のなかで結婚式の準備が進んでいく…。孤島が舞台だが、クローズドサークルのミステリではなく、イヤミステイストの心理サスペンスだった点が予想外だったが、徐々に不穏な雰囲気と不安感を高め、一気にクライマックスへ持っていくところは圧巻。時系列がバラバラなところ、新郎の同級生が繰り広げるハメ外しとイジメには辟易した。★★☆☆☆
0255文字
ほちょこ
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「テムズ川の娘」の後に読んだ本作。2日で読了というスピード感。あぁ私はやっぱりこういうイヤミスみたいな泥沼が好きなのか〜、と改めて実感する。登場人物すべてがひと癖ある、嫌な感じなのだ。誰が殺されても、誰が殺してもおかしくない設定。それなのに、次第に誰が一番悪なのかが明確になってきて、めくるページが止まらなくなるのである。時系列と人物の観点からの描写も面白い。
mippo

>あぁ私はやっぱりこういうイヤミスみたいな泥沼が好きなのか〜 (笑)(笑)そうなのね、そういうことだけど面白いのね。私はまだ順番来ないけど楽しみに待ちます!

01/08 21:11
ほちょこ

私のポケミス読了最短時間記録を更新する作品でしたよ。

01/09 05:16
0255文字
オーウェン
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アイルランドの孤島で行われる関係者だけの結婚式。ところが当日になって嵐になり閉じ込めの状態に。そしてついに殺人が起きてしまう。クリスティの「そして誰もいなくなった」と同じ設定。違いは関係者の視点が次々と変わり、当日と過去のことなどがバラバラになっている点。そして誰が死んだのかもひた隠しにされて、後半で一気に明かされる形。犯人を選ばせないためか、どの人物も一癖あって腹持ちならない奴ばっか。探偵が解決とかではなく、時系列で明かされるだけというのは新鮮だが、全体としてはストレートに見せたほうがまだよかった気も。
0255文字
わんわん!
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ネタバレオリヴィアを孕ませたのがウィルだと明るみになったところから急展開。ゲス野郎ウィルは『オリエント急行殺人事件』のように殺されるべきだった。
0255文字
界烏
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孤島の結婚式は大荒れの予想、殺意が多重リーチするビンゴゲーム……交流関係ギスギス、ベッドギシギシ、窓ガタガタのイヤミス群像劇です。アイルランド沖の泥炭と湿地で覆われた孤島で結婚披露宴を催す、ライフスタイル雑誌のオーナー、サバイバル番組のタレントの野心家夫婦。招待客は各々秘密と因縁をもち、内面で生々しい事を考えている。式のある時点で殺人が起きるが……誰が、何故、殺されるのか。視点が次々に変わり、謎を引っ張ります。下世話なリアリティ番組みたいなお話。ドロドロの沼、イヤミス好きにおススメです
0255文字
bookman
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★★★★
0255文字
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