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黙約のメス

感想・レビュー
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きあら
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特定機能病院を目指す潮メディカルセンターでの臓器移植を、8人の関係者で描いた作品。本城さんにしては珍しい医療もの。だけど、少し記者も絡む。そしてその記者がいやらしい。官僚もいやらしい。でも全体を通して移植に関しての色々な是非を問いかけられる。派手なことは起きないけど、すっかり読み入ってしまう。
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oooともろー
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本城さんには珍しい医療もの。移植を待つ患者とドナー。つなぐコーディネートと医者。それぞれの立場。臓器売買の闇。『友を待つ』の記者が少しだけ登場。
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モルク
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記者ものの作品が多い本城氏の珍しい医療もの。肝胆膵の手術の敏腕医師鬼塚を迎えた四国にある潮メディカルセンター。移植にかかわる問題(脳死、生肝胆双方)が浮き彫りとなる。鬼塚の周辺にいる人々、研修医、看護師、病院長、医師、病院経営者、移植コーディネーター…様々な目で描かれる。脳死移植への道がなかなか進まないなか、移植を待っている多くの患者、家族。冷酷な印象を受ける鬼塚だが、患者、家族の希望に添いたいと真摯に向かう彼の姿は好感を持てる。
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とうえい
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真摯な医療関係者の姿は良い
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なぜか?カープファン
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スポーツと記者の世界をかく本城氏の医者本、期待に違わず面白かった。一気読みでした。
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アンベラー
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★★★
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みいやん
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初読み作家さん。移植とは臓器を移すことではなく命の炎を移すこと、この一文が印象深い。医学界や役人達のつまらない関係が日本の医学の発展を狹めているのでは?
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midokame
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★★★
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MOKIZAN
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著者の医療業界、臓器移植ネタ。民営病院、従事者を取り巻く環境等についても、実地に近いように読めた。著者の取材、情報採りが上手いのかな。確かに公営をはじめ単独の経営母体による総合病院の、規模の大きな医療法人への経営移管は、いくつも実行されていますね。海外富裕層対象の医療ツ-リズムは、どんどん増えていくんでしょうね。著者本ということで、医療小説としてよりも社会小説的に読んでいた。
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ヨウイチ
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ネタバレ△肝胆膵の手術の第一人者の鬼塚は物語の主役なのだが、彼を巡る後期研修医、看護師、医療ジャーナリスト、病院長など様々な話が出てきますね。生体移植か脳死移植か、臓器売買疑惑や法案成立に向く技官、友人の術中死で鬼塚に恨みを持つ男など登場人物だけでも覚えるのに大変でした。現代版の「白い巨塔」に似ているような…。しかし鬼塚自身の物語にもっと入ってほしかった。
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禁煙たけちゃん
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本城さんの医療物初めてかな。いろんな人物の視点でお話は進み読み応えあり。
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藤枝梅安
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ネタバレ臓器移植の問題を、医療従事者それぞれの視点から描いた1冊。原題は「黙約の傷」、これはドナーの体に残った傷を指す。単行本化にあたり「黙約のメス」と改題。これは医師の視点。改題によって、この作品の方向性が臓器を提供する側(本人・家族)と提供される側(本人・家族)の対比から双方とそれに関係する医療従事者・行政担当者まで包括するものとなっている。医療に限らず、現状に法律が追い付いていないという深刻な問題をどの国でもどの階層でも抱えている。視点を変えた展開は、盛り込みすぎの点もあるが、問題提起として優れた小説。
藤枝梅安

日本では親族による生体移植が多いが、登場する医師は「生体移植より脳死移植が望ましいという主張を述べている。 >「所謂『脳死ドナー推進国』では、・・・臓器提供する が前提にある。一方、・・・日本の表示制度は、臓器提供しない の意志前提に等しい」(p.274)

10/03 17:36
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美味しい渋谷
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本城雅人先生の新境地?は、医療ミステリー。臓器移植に潜む暗闇と言っては陳腐極まりないけど、確かに知られざる世界を垣間見た気になりました。
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獅子吉
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現代の移植医療に一石を投じてはいると思う。 だが、同じタイムラインをいろいろな登場人物の視点から描く手法は、この作品ではあまりうまくいっていないような気がした。
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sunao
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ネタバレ章ごとに語り手が変わり視点が変わる。それに伴い、話も進んでいくが、やや詰め込みすぎか。扱うテーマは真摯なものであったが、連載物?にあるような冗長さを感じた。
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muraka_system_office
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返却期限がきてしまった。読み切れなかった。
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MASARU.T
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昔、携わった事がある臓器移植をテーマにした物語。 未だに脳死移植の件数が増えない日本で様々な問題を浮き彫りにしている。その意味では実話とも言えますね。
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Eddie
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移殖系の小説はいくつも読んだが、正解がないので良くも悪くも結末がすっきりしないというのがこれまでの印象で、この本も同じく、でした。
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sg
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俺の内蔵下さい。誰かが助かるなら俺の内蔵下さい。営利目的の内蔵下さいはやめて下さい。幸いに健康です。移植をバスバスやる世の中になれば営利目的は無くなるかな。あいつの正義は俺の正義じゃねんだなって改めて思ったお話でした。俺の内蔵下さい。
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bondo
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ナイス不要。一気に読めました。興味のある方はどうぞ(☆)
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K
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ネタバレ鬼塚医師かっこいい。裏があると思いきや・・・?厚労省の話は難しくてやや理解できず…。
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ちゃんちゃん
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様々な思惑で、地方病院で勤務する有能な外科医、鬼塚。彼の周辺の人から描かれる鬼塚の連作短編。現代医療の問題に迫る社会ストーリー。最後までスッキリしないのは、現代の問題を解決するのは難しい、ということでしょうか…
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ちゃいろいぞう
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ネタバレ臓器移植について結構考えたりすることがあるけれど、これがいいとか悪いとか答えのないものだと思っている。生体肝移植が多く行われている事はいいことだと思っていたし、脳死移植への理解が進まないのは仕方ないと思うところもある。同級生が娘さんに腎臓移植したと聞いた時、単純に成功してよかったと思ったと同時に私ならどうするだろうと考えた。
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達ちゃん
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本城さん、医療ものは初めてでしょうか。臓器移植に関わるいろんな立場の人たちの奮闘やら葛藤やらねたみやらを描いた内容でなかなか読み応えありました。
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oyasan
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医療ミステリがたまたま連続で予約受け取ったんだなあ。臓器移植。これこそ技量が必要だけど、背景にはいろいろあって・・・。
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ジニー
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★★★☆☆
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たかもん
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生体肝移植の裏側に美談だけでは終わらない、いろいろなことがあるんだな、と。
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クルミ
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ネタバレ四国のつぶれかけた病院を買い取ってビジネスとして成立する病院を目指す実業家。生体肝移植で医師・鬼塚は成果を上げる。肝臓移植に関わる人達が、それぞれの立場で書かれている。日本での死体移植が海外に比べてほとんどない状態に驚かされた。同時に子供が親の為に自分の臓器を提供する事にも引っ掛かりを感じた。貧困から臓器売買に関わる国の人達。目の前の病気で苦しむ人を助けようとする鬼塚自身の事をもっと知りたいと思いました。
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ふくろう
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臓器移植の場面の緊迫感は素晴らしい。視線を変えての展開はどうなんだろう?分かりにくかった、途中斜め読み。☆2.5
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いつでも母さん
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研修医、看護師、ジャーナリスト、病院長、外科部長、厚労省医系技官、病院経営者、移植コーディネーターのそれぞれの章から、四国にあるメディカルセンターの鬼塚第二外科部長の輪郭が浮かび上がる。元妻も登場するが、鬼塚本人の章は無いのが残念。脳死移植・・日本では特に現実は厳しいよね。だから生体肝移植に縋ってしまう。それだって葛藤はあるだろう。鬼塚の真摯な姿があるからなお、このジャーナリストと厚労省の技官の私怨にはげんなりする。鬼塚医師の続きが読みたい。ガンバレ、鬼塚!
ミカママ

もしくは◯◯🆚お役人でしょうね。どこ行っても敵多そう。ふんぞり返ってる印象(笑)

04/22 10:40
いつでも母さん

フフフ🤭🤭

04/22 10:49
4件のコメントを全て見る
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1dv151097262m0k
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図書館本/四国の地方病院での臓器移植に纏わる医療ミステリー。臓器移植を巡る、様々な立場の人からのストーリーが描かれていて面白く、一気に読んでしまいました。ただ、主人公の肝移植のスペシャリストである鬼塚医師のストーリーもあった方が良かった気がします。コロナ禍で、大変な状況にある医療従事者に敬意を感じました。また、移植コーディネーターの大事さ大変さがよく分かる良い作品であると思います。
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ゆみねこ
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日本の移植医療に鋭く切り込んだ1作。肝胆膵の手術の第一人者・鬼塚はこの物語の主役なのだが、彼を巡る後期研修医・手術室の器械出し看護師・医療ジャーナリスト・病院長や外科医長・厚労省医系技官・病院経営者・移植コーディネーターの話が。生体移植か脳死移植か、臓器売買疑惑、法案成立に拘る技官、友人の術中死で鬼塚に恨みを持つ男など読み応えは満点。しかし鬼塚自身の物語をもっと読みたかった。
ゆみねこ

母さん、ね!ずっと鬼塚を応援するような気持ちで読んでて、あの個人的な恨みをぶつける人たちに怒りまくっちゃった😅

04/22 10:31
いつでも母さん

わかる~👍

04/22 10:52
3件のコメントを全て見る
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うさうさ
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肝移植を巡り、様々な立場の人たち目線のストーリー。どの立場の人も悪い人はいなく、それぞれの主義主張があり、立場が違えば見え方が違い移植の難しさがよく分かる。医療ミステリとしては弱いが骨太な内容で読み応えがあった。 ただ、主人公の医師目線でのストーリーも読みたかった。
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Babel
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ネタバレ医療ジャンルは肝移植。テーマは、脳死移植か生体移植か。日本では生体移植が多く、米国や欧州では脳死移植が多い。 どこまでが現実に即しているのか分からないけれど、非常に真面目な医療小説。 医療関係者は興味深く読めるのではないだろうか。 主人公は鬼塚鋭臣(さきとみ)以外の登場人物1人1人に、焦点を当てて話を進めていく書き方は斬新だと感じた。 最終的にはサウスニア人女児に生体移植をするか否か、のドラマとなる。 鬼塚先生は過去に何があって、今をどう思って医療を振るっているのか。 そんな話。
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ぼっくん
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臓器移植、難しい課題があることを改めて実感。オペ中にBGM、知ったドクターに聞いたら、米国はクィーンを流すドクターが多いとか△
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ひびちび
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臓器移植を巡る医療ミステリー。様々な立場の人からのストーリーが描かれていて面白く、一気に読んでしまいました。ただ、主人公の鬼塚のストーリーも読んでみたかったです。
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タイ子
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四国のとある県の潮メディカルセンターが舞台。主人公は肝臓、胆道、すい臓のエキスパートの医者・鬼塚。物語はその病院関係者、医療ジャーナリスト、厚労省医系技官たちが鬼塚医師に対しての思惑、疑念を短編的に描いていく。鬼塚が目指す脳死移植は日本では手術例も外国に比べるとほど遠く、生体移植に頼ってしまう現実。そんなジレンマの中で患者のために一つの祈りを胸にメスを握る鬼塚。ただ、鬼塚という真の姿が終盤まで描かれないので彼を知りたいがために頁をめくっていく感じ。後半で全てが明かされる時、医師としての矜持に感動。
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おかつ
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医療小説。医者、看護師、厚労技官、移植コーディネーターと、様々な視点で物語は展開していき飽きさせない。クライマックスには欠けるものの、最後まで惹き込まれる作品。
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ミコ
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一気読みー。鬼塚鋭臣の章がないのはなぜ?嫉妬や逆恨みで病院を追われた気持ちとか知りたい。山際とか鷲尾とかこうなってウッキウキなのか?救われるはずの患者が救われなくなるのに。続編で幸せな鬼塚先生を見たい。
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薦渕雅春
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「小説新潮」2020年7月号〜2021年1月号に掲載。著者の作品で医療ものは珍しいか。発表されてるかも、だが私が読むのは初めてか? 主人公は外科医・鬼塚鋭臣。様々な立場・キャラの登場人物が出て来て面白いし飽きないのだが、それ故にチョッとピントがボケてる? どこに終着地点があるのか読めない感じもした。〈私は移植というのは臓器を植えるのではなく、命という炎を植えるものだと思っています。生体移植のように種火を移すこともあれば、脳死移植のように消えてしまいそうな残り火を移すことで、他の命を回復させることもできる〉
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