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霊獣紀 獲麟の書(下) (講談社文庫 し 120-2)

感想・レビュー
59

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enana
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戦に敗れ漢の新王・劉淵の臣下となったベイラ改め世龍。劉淵は世龍を重用し、氏族の娘ナランを妻として授ける。一方、天への光輝を放つ世龍を中原の聖王にするという天命を背負った霊獣・一角だが、激しさを極めてゆく戦争に、虐殺や流血を嫌う体は衰弱していく。いったんは結ばれた二人の心の絆はどこに?〈天命とは? 人界に降りた霊獣が霊格を上げるためにすべき責務。霊獣は自分自身で天命を見出さなくてはならない〉
0255文字
はむはむ
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ネタバレ中華ファンタジーと銘打って刊行されてるはずが、麒麟の存在部分のみファンタジーで大半は歴史小説。上巻より中国史の色合いが濃くなり、更に人名地名民族がややこしくなり読了が難しくなった。麒麟が聖王を探すことに何の意味があって、実際それが人間の世にどれだけ影響があるのか、最後まで読んでも掴みきれなかった。
0255文字
koara
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ネタバレ歴史書でファンタジー。ただファンタジーの側面は薄く、世龍の立場で読めばいいのか一角の立場で読めばいいのかわからず、なんとなく神の視点で読み進めて誰にも感情移入できず大した盛り上がりなくあっさりと終わったので私にはあまり向いていなかった。読み終わり、そういえばこれは世龍の話ではなく「霊獣紀」だったなと思う程度に、霊獣である要素少ない。天命とは何か、光輝を持つ人間に求められているものは何か、を探していた。
0255文字
nizi
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魏晋南北朝というマニアックな時代が舞台なためか、時代背景の説明が多い。あと戦闘シーンの描写がほぼ無いため、田中芳樹的なストーリーを期待すると肩透かしを食う。主人公の内面を楽しむ小説である。
0255文字
とくとく。
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図書館本
0255文字
茶房 猫の瞳
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金椛国シリーズを読んでいた流れで手に取りました。「霊獣」に焦点が当たるのかと思いきや、五胡十六国の英雄譚か?淡々とした歴史書的流れと、霊獣の想いという小説的流れのバランスが難しい。個人的には、小説的側面が強いほう好みなので、以降のシリーズに進むかどうか様子見。
0255文字
kinta
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一気に石勒の後半生を進んだ。結句天命の定義を考える本となる。ある意味とっても中国史の観がある。中華戦国史に仙人思想の入り乱れ具合が興味深い。天命を探して聖獣への道に迷う一角と選ばれた世龍。あと1,2冊くらい書けたかもしれませんね。ちょっともったいないかなあ?
0255文字
みこ
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ネタバレ旱魃や蝗害、戦乱裏切など瞬きの間のはずの人の時間にも辛苦は重なる。天命とはなんでしょう
0255文字
Hugo Grove
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読了
0255文字
小説を読む人
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ネタバレもはや歴史小説の趣。石勒の生涯がものすごく駆け足で終わったので、驚いた。もっとじっくり描くのかと思ったら、違った。五胡十六国時代の戦記を読んでる感じになっていたが、そういえば「霊獣紀」だった。死屍累々。殺戮の連続。この時代に生まれなくてよかった。生き延びるの大変と思っていたが、この時代に比べたら大したことない気になった。疫病の描写が細かいのが、コロナ禍に書かれた小説らしい。
0255文字
Chikara  Tonaki
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ネタバレ五胡十六国時代、奴隷から中華皇帝にまで登り詰めた石勒の話はいつか小説で読んでみたいと思っていたので感激しながら読ませてもらいました。国を結局ダメにする石虎はやはり…と言った感じ。ん?でもこの話、ファンタジー成分少な過ぎないだろうか。ファンタジー好きで歴史小説好きな私には合う本だったけど、どっちつかずと取る人少なくないだろうなと言う印象も持ちました。
0255文字
うめきち
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人物紹介、関係図がほしい。漢字難しいし、戦い多いけど、なぜか先が気になって読みたくなる作品。一角と石ろくの関係があんがいあっさりしてるんだなと感じた。でも面白かったです。
0255文字
すいか
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ネタバレ守護獣の能力が限定的なことでファンタジー要素が歴史に過剰に干渉せず、歴史小説としての面白さで一気に読ませるのが興味深い。華北統一によって守護獣のお役御免になるのは、一角が身近に親しんだ人々の悲惨な末路に対面させない配慮か。一角が生理的なレベルで殺戮を厭うという設定がどう物語に影響するのか気になっていたが、人命に対する石勒の気持ちの揺れにリンクして、単なる歴史スペクタクルに陥らず、物語世界に奥行を作っているように思った。
0255文字
ひいろ
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ファンタジーだと思ったのが大間違い。歴史小説のような物語でした。かつて学んだうろ覚えな世界史の知識が呼び起こされます。当時読んでいたらな、と終始思わずにはいられませんでしたね。どこかアルスラーン戦記を彷彿させるような物語。展開の早さに若干置いてけぼりを食らっていますが、歴史小説はこんなものなのでしょうか?好みドンピシャの作風ではなく、読むのに骨が折れました。とりあえず世界史の恩師には、こんな本あったよと伝えたいです。
0255文字
てんつく
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結局、一角はどうして欲しかったんだろう?石勒の話なのか、一角の話なのか。何か色々モヤモヤ。
0255文字
ほしこ
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上巻の感想で書き忘れたけど、地名や人名の漢字が読めなかったりして大変だった。一角の成長物語になるのかと思っていたけど、そういうわけではなかったなぁ。人のことを知り、学ぶ。という意味では成長なのかな???中国史をもっと知っていたらもっと楽しめたのかな??初読み作家さんだったけど、読みにくくはなかったから相性は悪くないかも。
0255文字
みどり
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なんか3日目にして再読って、前回の読み方がおかしかったから?でも、こうやってすぐに読み直すと、ちゃんと人間関係が頭に入ってくるし、五胡十六国時代の中国史も勉強し直すので、次の巻を読む前に復習になる。
0255文字
みどり
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麒麟の視点で描かれているので、時の流れが壮大すぎて先が読めない。 中国史をかじってはいても、所詮教科書からの延長で、今一つ思い入れがない時代や人間の話なので入り込めない。
0255文字
こよみ
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ネタバレ前回の続き~なんだろう、史実に基づいてるのかしら??一介の部族の子供が国を治めるまでを一気読みした感じ?霊獣はあまり関係なかったというか、側にいて見守ってくれてたのですが…虐殺がまかり通っていたから辛いことばかりだったのでは…と、思ってしまいますが……ラストは良い感じの終わり方でしたね~それにしても、人って大事な人の死で変われるものなんですね。彼だけはもう無理だと思っていたのに…少し見直しました(>_<)
0255文字
ふぃすか
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あっけなーい。次巻は別主人公のようですね。色んな人の人生を覗けるのはいいけど、駆け足すぎる気もしないではない。上下巻だけど同時刊行じゃなかったせいか、冒頭が上巻の内容再確認から入るので続けて読むとまどろっこしい。最初に書いた通りラストが大変あっけないです。定まればそこで幻獣側はミッションコンプリートなのか。その後どう転がるかは関与するところではない、と。史実準拠だから仕方ないとはいえ、関わり方が中途半端というか、焼け石に水という言葉が頭をよぎるんだが。一時しのぎにしかならない乱世の中の一凪、といった感。
0255文字
もと
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五胡十六国について書かれた小説はあまりないので面白く読んだ。歴史が複雑でなかなかついていくのが大変。これはシリーズの最初の巻で、この後歴史を追って続きがあるのかな。
0255文字
まっすー
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3
0255文字
アイリス⭐️
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結局、ただの序章だったって事?世龍一代記完。
0255文字
あきな
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五胡十六国時代の後趙の創建者である石勒の生涯。マイナーな時代と人物とあって説明っぽくなりがちで人物の魅力にまで迫れていないように感じた。そもそも少年期〜崩御までの歴史を上下巻600頁で収めるには無理があると思う。麒麟の存在感も薄くてファンタジーとしても今ひとつ。ちょっと残念な読後感。
0255文字
つくし
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偉業を成し遂げる人間に、そっと寄り添う霊獣。天命に導かれて彼らが出会ったから成し遂げられたことかもしれないけれど、迷い、判断を下す彼らは決して運命の言いなりではなくて、しっかりと踏みしめて歩いている人間の姿がありました。歴史を見届ける麒麟もまた、超越した存在というわけではなくて、彼の成長譚でもあったのだろうと思う。
0255文字
虚と紅羽
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獲麟の書、完結。一番驚いたのは次巻の刊行が決まっていた事。これ続編ありきだったのか。 上巻の時も思ったけれどファンタジーではない。想像よりファンタジーしてない上に、時代小説が強いのでファンタジーを目的として読む分にはオススメしない。 人ならざるモノとして人外の命を持つ一角はこの先誰と出会っても置いて行き、置いて行かれを繰り返すのかと思うと少し虚しい。忘れっぽい一角がベイラの事を何時まで覚えているのか気になる所だけれど、次巻以降を読む気力は存在しないのであった。
0255文字
BECHA☆
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世龍は劉淵の臣下となるが、部下も増え軍師も付き、出来るだけ人を殺さないという一角との約束は守れなくなっていく。それでも世龍の気は消えず一角は悩む。 時は流れるが一角の外見はさほど変わらず世龍の一族は晩年を迎える。
0255文字
ぴさるく
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一角は自分に与えられた「聖王となるべき人物を導き守護する」という天命は伏せて、ベイラに自らの霊名『炎駒』を明かし額の角を預けた。奴隷から傭兵になり頭角を現したベイラは敬愛する匈奴の王族、劉淵の臣下となる。無用の虐殺や流血を避けるよう進言する一角だったが、各地に勢力が乱立し戦争は激しさと複雑さを増していく。一角はベイラのブレーキ役にはなっているが、「十二国記」のように麒麟が病むと王が斃れるというような絶対的な関係ではなく、ファンタジー色は薄めだと思う。それでもこの複雑な時代を小説にして読ませるとは凄い。
0255文字
koimatitubomi
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どのような困難にも耐えて、節を曲げることのない生き方を。
0255文字
 ☆こびとのくつや
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王となる資質を持った世龍と麒麟である一角が、共に国家統一を目指し作り上げる話を勝手に想像していたが、斜め下の方向に違った(T_T)そりゃ麒麟の性質上この時代に存在する事自体が無理目なんじゃ?ところで軍師の張賓って銀英伝のオーベルシュタインのようだ。
0255文字
けいにゃい
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人名や地名が分かりにくかったけど、読了!闘いが多すぎて疲れた。でも麒麟の一角がその後どうしていくのかは気になります。
0255文字
カケル@ぼくらはみんな積読中
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ネタバレ前半に比べて、終盤は特に事実の羅列っぽく描かれてしまう部分が多く、また『聖王』の概念を巡る一角の葛藤もさらりと言及されるだけで、歴史ものとしてもファンタジーとしては、やや物足りない閉幕となった。せっかく日本では馴染みの薄い五胡十六国時代を舞台にしたのに、世龍しか描かれないの、もったいないような気がする…。群像劇で書いてほしかった。
0255文字
はなりん
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読むのに時間がかかった。地名も人名も分かりにくいのと、記述の大部分が淡々と戦記となっているので、疲れた。世龍と一角のやりとりやなど、もう少し心情的なものもあってもよかったかな。最後もあっさりしてたし…。
0255文字
英
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☆☆☆☆
0255文字
かなで
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ネタバレ世龍(ベイラ)は石勒と名前を変え、次々に敵を倒していく。麒麟の一角も途中耐えられないと思いつつも、世龍を見限ることはなかった。→とかく、生き死にが多すぎて、途中誰が生き残っているのか分からなくなった。あと意味深に、ベイラの弟(姉の子?)の季龍の残虐さは変わらないぞと言いつつ、その残虐さを発揮することなく終わった。むしろ、一角の方が人が死ぬことに慣れてきていて、世龍との別れもあっさりしたものとなっていて、少し怖かった。あれほど執着していたのにあっさり別れられる一角が、成長と共に別のモノとなったみたいで怖い。
0255文字
豆乳くま
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とにかく難しかった。史実を追いながら、中華を治める『聖王』の資質を見い出す霊獣一角とともに一時代を駆け抜ける世龍(ベイラ)のファンタジーと言うよりは戦闘記。慈悲の生き物である麒麟が戦に明け暮れる世龍と一緒にいるのはさぞかし辛かろう。かなり駆け足な感じだし、世龍にも一角にも感情移入できず、辛抱の読書だったな。
0255文字
nono
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ネタバレ図書館本。ベイラ改め世龍が皇帝になる迄の血なまぐさい展開と、それを傍らで見守り続ける霊獣・一角の物語も了。史実的展開は正直複雑で理解が及ばない所も、それでも子供の時から平穏の国を作ろうと足掻く戦士と霊獣の結びつきを、霊獣としての役割を悩む一角の人とは違う心を楽しむ。続編も予定らしく、次はどんな形で霊獣が人の世に関わるのか楽しみ。
0255文字
すがはら
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霊獣と人の感覚の違いを何度も思い知らされて地上から心が離れて行く一角と共に作者の視点も俯瞰になっていった感じです。天界を目指す生き物の情もまた、人が期待するものとは違うようで。あっさりしたものだなという石勒の感想に大きく同意。最後、真の多民族国家形成を目指した国造りの時期こそ一角の役割があった気がするのに。霊獣が平時に人界に関わるのはダメなんでしょうか。史実の縛りがあるお話ってなかなかスッキリ満足では終われないのかなという読後感です。
0255文字
静
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★★★。獲麟、の意味はどこにあるのか。淡々と進み、淡々と終わってしまった。無辜の民への殺戮を厭う一角との葛藤など、見せ場がはっきりした展開が欲しかった。
0255文字
honoka
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ネタバレ中国史は深く追求せず世龍(ベイラ)と一角がどうなるのかに注視してだーっと読了。一度は預けた角を返してもらおうとまで思い詰めたが妙な納得をして天命を全うしようとするのがなんとも盛り上がりに欠ける。もっと世龍にも一角の加護を自覚して大切にして欲しかった。麒麟の姿に変幻して敵の囮になるシーンは胸踊ったけども。個人的に世龍に魅力を感じなかったとも言える。
0255文字
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