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野生動物の法獣医学: もの言わぬ死体の叫び

感想・レビュー
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ももんが
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個体の体内・至近要因からと外的要因究極要因(個体群や生態系、環境、)も加え野生動物の死因を探る。事案の積み重ねがワンヘルスに繋がって行くため、幅広い知見と経験が必要な分野ですが、資金や人的物的資源もその幅広さや深さに比べてまだまだ全然足りないことを知りました。推察を排し、剖検から事実を積み上げて行く様はとても興味深く読みました。カラーの写真だったらもっとみやすいかもですが、それもちょっと厳しいのかなあ。
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ちあきほ
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法医学ってわりと好きだなぁから、目に付いたので借りたもの。〈スルメ・塩辛〉になるほどーーと思いつつ、そこから何かしらでも拾おうとするのすごい…。専門は寄生虫ってのも面白いな、時々出る寄生虫いなかった…にクスリとしてしまう。牧草収穫時に巻き込まれて…という冒頭からゾワゾワしていた。あと費用の話が世知辛くて虚しい…着払いぃ…。途中に入るイラストが緩くてなごむ。さらっと概要とか事例とかあるので、とても丁寧でよみやすい。なぜかすごくトガリネズミがすごく気になった…こども拾っちゃうことあるのか…。
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瑪瑙(サードニックス)
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やっと読み終わりました。私にとっては難しい言葉が多くて読むのに時間がかかりました。著者は本来は寄生虫の専門家のようですが、北海道にWAMC(野性動物医学センター)が設置されてその運用を任されて様々な動物たちの怪我や死と関わることになった。なぜ死んだのか?人間ならば法医学があるように、動物にも法獣医学が必要だと説く。なるほどなと思う。動物の死はウイルスが関連している場合もあるし、人間の営みのせいで引き起こされることもあると知った。法獣医学が確立される事を願う。
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北区のまき
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重油流出は毎日あるってのが一番衝撃的。水産庁が『捕まえるのは魚。海鳥ではありません』とマグロ漁船におふれを出しているのも衝撃。年度末に金欠道庁が着払いで研究機関に死骸を送りつけるのも衝撃。道産子として。1980年代に獣医毒性学が必須科目になったのも驚き。遅すぎでしょ。動物にいかに悪影響があるか軽視され続けたって事でしょう?鉛弾の使用禁止も2025年から?遅すぎでしょ!! 内容盛りだくさんな良書です
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Turbulence
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要再読 死体の事例が面白かった。学問の中身についての論述はもう一度読み直して理解する必要あり。
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yamakujira
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読み始めると上から目線で偉そうな書きぶりだなって感じた。でも、そんなきらいがあるにせよ、日本でいまだに確立されていない法獣医学を学問化しようとする熱意、手弁当も厭わず日常的に鳥獣の死骸を受け入れて死因究明に取り組む姿勢、協力者への感謝や学生への叱咤激励や読者への配慮、著者の事績や姿勢、そして考え方を見せられると、時に尊大に思える文章も教育者目線で後進を育てようという情熱だと理解できる。範疇は獣医学だけれど、畜産学や病理学はもちろん、動物や環境を学ぶには欠かせない視点を教えてくれる良書だね。 (★★★★☆)
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マリリン
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文体は好みでないが、興味ある分野なので面白かった。獣医毒性学の大切さを感じる。金属・農薬・医薬品・環境汚染物資・生物毒他にも食品添加物や産業廃棄物・化学薬品等の影響は人間のみならず動物にも影響を及ぼす。自給率が少ないのは食品だけではなく、粗飼料も。丁寧に作られた日本の食品は海外に流出。安価を求める代償は、自給自足率の低下を招だけでなく弊害は国産品にも及ぶ。イワツバメの汚泥処理場で大量死等、動物の死の実態は知らなかった事も多く、野生動物の世界で起きている事は人間の世界でも起きるという言葉を思い出した。
taku

事例が主に北海道ですか。これはチェックしておかなければ😄

08/16 21:07
マリリン

是非是非! 読むと山の中や道端で動物や死骸等を見つけたら、観察したくなるし、動物を飼っていたら、骨格等触って身体チェックしたくなるかもしれません💦

08/17 12:18
5件のコメントを全て見る
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若獅子
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とても面白かった。
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JF1RLN
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獣医さんって大変なんですね、というのが最初の感想。いろいろな状況から真実を探っていく筋道はとても面白い。ところどころで「年度末は予算が払拭している」とか「寄生虫の研究したかったから進学したのに」などと俗世のご苦労話もあって楽しい。けど文体は人を選ぶかも?という感じの本。個人的には楽しめました。
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朔ママ
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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
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なぎを
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マンガのほうがわかりやすい。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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望外に野生動物不審死の第一人者となった著者、おまけに漫画家の娘さんはそれをネタにヒット作を描く。天寿を全うしたと確認できない死はすべからく検死が必要な不審死となるようで、それは人間だけでなく動物も同じ。動物の不審死は人為的であることが多く、死因をはっきりさせる事は動物のためというより人間の安全のためであるところが多いようなのは致し方なし。しかし「動物を守れ!」と声高な綺麗事に走るのではなく、謎解きの興味深さに重きが置かれているようだったのは良し悪しかなあ。
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takao
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ふむ
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ヤーミール
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面白かった!野生動物の病原体調査をきっかけに警察や市民から野生生物の不審死の原因究明を依頼されるようになった筆者(本来は野生動物の寄生虫の研究者)が、これまでに出会った案件を紹介し、そこから法医学ならぬ『法獣医学』の必要性やその要件について論じた本。死体や現場の状況、動物の習性などから死因を解き明かす様子がすごい(所見も専門家向けに詳しく記載されている)。事故や虐待以外にも、漁業での野鳥の混獲など、一般市民からは見えない所で野生動物が犠牲になっているのに驚いたし悲しくなったが、(続)
ヤーミール

悲惨な案件がたくさん紹介されている一方で、文章の中に何度も後進に向けた励ましの言葉が出てきたり、法獣医学の今後についても積極的に検討されていたりして、読後の後味はなんというか未来志向というか爽やかだった。

05/14 13:37
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ふたば
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時々、鳥の大量死などがニュースになることがある。その場合の死因の究明等は保健所がやっているのだろうと、漠然とだが考えていた。獣医師の役割にはこういうものも含まれていたのだと、いまさらながら知ることになった。ペットに関しては、多くの情報があって、医師たちの役割も知られて来ているが、こういう活動についてはあまり知られていなかったことが、今となっては不思議でならない。野生とはいえ、彼らはヒトの身近に生きているもの。であるなら、その死はヒトにも直接的、間接的にかかわっている。無関心でいてはならないな。
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夏鳥
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感想としては、多少勉強になるが主観が多すぎるので分かりやすいようで分かりにくい本。本の前半は鳥類の事ばかりなので鳥類の本かと心配になるが、後半は哺乳類も爬虫類も出てくる。法獣医学の本なので解剖(剖検)の図もある。それが無理な人は読めないかもしれないが、写真は白黒で不鮮明なものが多い。この表紙を見た人は、サンデー連載中のラストカルテを思い浮かべるかもしれないが、作者の娘さんがその漫画を描いており、元ネタもこの本の中に少し出てくるのでその漫画が好きなら読むのもありかもしれない。
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にきゅ
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図書館。私も野生動物の死体を目にすることがあります。(昨日も見ました、とても怖かったです)こういう分野について勉強になりました。
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まるぷー
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鳥類の大量死がウイルス性なのか、海鳥の死体は重油や環境悪化による人為的な要因なのか法獣医学者の著者が興味深い観点で書かれている。野生動物の寄生虫やその宿主になり媒体として他の動物ばかりでなく人的にも感染の恐ろしさもある。鹿や猪、狸などクルマに轢かれて路上での死体を見かけることがあるが、迂闊に触れてはいけない。(触れないけど)また、野生動物の保護と愛護動物に関する法律にも触れられている。専門的用語や法規など難しい事項もあったが、事例は分かりやすく書かれていた。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)

これは気になる内容ですね。ポチり。

02/05 23:44
まるぷー

おはようございます。ベーグルさん好みかな(^o^)/ぜひぜひ

02/06 08:18
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野生動物の法獣医学: もの言わぬ死体の叫び評価86感想・レビュー18