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うたをうたうとき

感想・レビュー
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四葉
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図書館でパラ読みしていたのだけど、自分の存在をすっぽりと包んで「あなたはここにいていいんだよ」と言われたような気がして泣きそうになった。それでパッと閉じて家でじっくり読むことにした。1つの詩ごとに細かいタイル絵が挟まれているのが印象的だが、元は新設する病院に絵を飾るという「ホスピタルアート」のために選ばれた詩と絵だったことをあとがきで知る。まど・みちおさんがもうお亡くなりになっていたことも。104歳。大往生。やさしく清々しい生命のぬくもり、その循環を思わせてくれる素敵な詩集との出会いだった。
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陽子
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山口県の病院の「ホスピタルアート」が一冊の詩画集になった本。イラストとして挿入されているのはモザイクアート。人の心に静かにあたたかく深く入り込み、病院の空間の空気そのものを変えていく。まど・みちおさんの詩をモチーフに作られたと言う。「ぞうさん」の詩を作った、まどさんの詩の数々は人間の存在の根源に語りかけてくるものや、哲学的なもの、純真な子どものような感性がみずみずしいものが混在していた。たくさんの詩は何回も読み返したくなる。「チョウチョウ」「よかったなあ」「空気」「喜んでいるのだろう」「うたをうたうとき」
陽子

「うたをうたうとき わたしはからだを ぬぎすてます。からだをぬぎすてて こころひとつに なります。こころひとつになって かるがるとんでいくのです。うたがいきたいところへ うたよりもはやく。そして あとから たどりつくうたを やさしくむかえてあげるのです」広々とした明るい空と、透明な空気と光を感じるような優しい詩だった。

03/04 08:58
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Kenji Nakamura
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ネタバレふむふむ☺️
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あーりー
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哲学的な詩。 なるほど、こういう感じ方もあるか と、他人の頭の中を覗いてるような作品。
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たくさん
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まどみちおの詩は優しくて温かい。念押しのやさしさ。確認されて包まれてる優しさが私は感じる本でした。わからないことを何度でも教えてくれるような詩でした。
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葉々
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まどさんの詩に触れると、ぽつんとしてしまう。猫の「ふたつの まど」が宙に向けられているとき、つい、その視線の先を追うのに似た奇妙さに包まれる。そして、まどさんにとって「地球の用事」は、世を忍ぶ仮の姿でもあるのかなと思いを馳せてしまう。そのまどさんの詩「空気」の世界観をもとに制作(原画 渡邉良重氏)されたモザイクアート。実際には、どのくらいのサイズなのだろう。新病棟1階エントランスの「外と直接つながる環境」、ベネチアングラスや大理石のタイルで組み合わせられたその作品の前に佇めば、どんな歌が胸で鳴るのだろう。
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みつばちい
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まどさんの詩に素敵なモザイクアートをつけて、実際に山口の病院にホスピタルアートとして飾られているものを絵本にしたもの。詩も絵も素晴らしい!勤務先に買ったけど自分も欲しくなった.
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うー(今年も遅くなります)
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山口県の病院プロジェクトであるホスピタルアートがこの1冊に。モザイクアートとまどさんのいつもの詩。この詩画集の文字サイズも大きくゆったり。良いなぁ。きっと実際の病院でもこのアートに癒される人は多いだろう。
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anne@灯れ松明の火
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新聞の宣伝に何度か出ていて、気になっていたところ、新着棚で。まどさんの詩は、やはりとてもいい。知っている詩も、知らなかった詩も、どれも心惹かれ、口ずさみたくなる。もともと、山口県の病院で「ホスピタルアート」というプロジェクトから生まれたものだそうで、渡邉良重さんへの絵の依頼が先。渡邉さんが、同県出身のまどさんの詩をモチーフにしたいと提案したとのこと。独自の世界観で活躍するデザイナーと紹介されているが、本当に独特だなあと思った。この絵、私はあまり好みではなかった。
kei302

木下牧子さんの合唱曲で歌いました。「からだを ぬいでこころ ひとつに なります」深いなあと思いながら歌いました。「おんがく」も好きです。かみさまだったらみえるのかしら~♪

05/08 19:55
anne@灯れ松明の火

kei302さん。合唱曲にもなっているんですね。知らなかったです。難しい言葉は使っていないのに、深いですよね。心に響きますね。

05/08 21:11
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けんとまん1007
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何ていえばいいのだろう・・・滋味溢れる1冊。まどさんの詩は、優しい言葉で綴られていながら、その世界の広さ・深さに驚かされる。まどさんの生きてきたものの積み重ねの結晶なのだろう。この中で、「空気」という詩が、一番、心に沁みる。同じ空気を、人間だけでなく、全ての生き物が吸っていて、その空気がお互いの中を循環している。中村桂子さんの生物誌にも通じる世界がある。今のこの時代だからこそ、大切な視点・視座だと思う。ホルピタルアートでもある作品であり、いのちを考える貴重な1冊。
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kaho
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生徒さんに勧めたい本探しの内の一冊。読友さんのお陰で知ったのだが、アノニマスタジオのものだけあってとても素敵。ただ惜しむらくは一点、紙が裏透けするほどに薄いこと。手触りの儚げな優しさや 色目のほんのり黄味がかっているのは 同時に素敵な効果ともなっているのだけれど…。挿画は渡辺良重氏の原画を永井由紀子氏がモザイク仕上げしているもの。まど氏と郷里を共にする渡辺氏が依頼された 山口大学付属病院の壁画として公開設置。来院者が少しでも精神的に慰撫される様に…という想いを感じ、それは まどさんの詩とよく響き合う。
ジム

山口大学のホスピタルアート、すごくいいですね✨気持ちが明るくなりそう(*^^*)

04/28 14:05
kaho

ジムさん こんにちは🌞 ね、いいですよね…病院て、心身を痛めて辛い人しかいない場所…こういうところに、こんなに優しい絵と詩があることは、おおきな慰めになりますよね。壁画というと私なぞメキシコの印象なのですが、このホスピタルアートというのは、フィンランドが発祥なのだそうです。何だか、納得しますよね…🌼

04/28 14:44
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Qfwfq
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★4.5
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