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オッサンの壁 (講談社現代新書)

感想・レビュー
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佐島楓
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ネタバレ理不尽な性差別にさらされたことのない女性は皆無に近いと思うし、マスコミ勤務の大変さも近しいひとからいろいろと聞いていたので、ものすごく納得できたし腹が立った。男性は男性だというだけで意識せずいられることが、女性にとっては勤務や出世の妨げになる。ライバル視されると露骨に足を引っ張られる。「女はこれだからダメだ」と悪口を言われる。近年も業界によっては現状はあまり変わっていないだろう。なぜ女性に生まれついただけで性の対象と見られ人間扱いされないのだろう? 世代が変われば意識も変化するかと期待しているのだが……。
0255文字
sau
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ネタバレ「オッサン」の定義をきちんと最初にしていて著者自身の考え方も変わってきているということもよく分かるし定年まであとちょっとと書かれていたので、先陣をきってくれた女性の1人なのだなと。私自身は学生の時のアルバイトとかで、セクハラじゃないの?とか、おえーって思うような経験が多くて、その後は職場に女性が多かったり外資の会社などが多かったので長年鎮座している「オッサン」と出会うことが少なかったけど、読んでるだけでむかっと来ることが多くて多くて…。社会の構造が変わらないと意識も変わっていかない部分は大いにあると思う。
0255文字
n
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ネタバレ読んでよかった。『女性活躍推進』って言葉が好きじゃなかったけど、やっぱりまず母数を増やさなきゃなんだよね。丸川さんの言った『 (ジェンダー平等は)日本経済の成長力にも関わる』と言ったのは、あえての『オッサン』向けだったのかな。稲田さんの項も同意。女性活躍に右も左もない、そうなんだよね。男性社会が左だ、ってラベリングしちゃえば思考停止になる。超えるのではなく、壊す。お茶くみは性別ではなくやるなら年次順だよね。←でもこれが染み付いちゃてる女性も結構いるんだよね。あなたがやらなくていいんだって!と言いたい。
0255文字
広井啓
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ネタバレ筆者は毎日新聞記者で今は定年間近。長野支局を振り出しに政治部、ワシントン特派員等を経て女性初の政治部長を勤めた。男性に伍して位を極めた経験を述べている。併せて、周辺の人達の体験をベースに女性が家事と育児をこなしながら働き続けることの困難やセクハラ、男女差別の実例を多数紹介している。実業界のみならず政界においても女性進出が他の先進国に比べて極端に遅れており、クォータ制の導入を推奨する。選択制夫婦別姓に賛成もごもっとも。厚いオッサンの壁を打ち破るための提言がタップリ。独身を貫いたところに苦悩があったのでは。
0255文字
のん
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ネタバレタイトルから面白いオッサンの登場を期待して読んだ自分が恥ずかしくなりました。本書はオッサンを揶揄したり、暴露したりするのが目的ではありません。フェミニズムに詳しくもなければ政治的に左派でもないという、ひとりの新聞記者として、働く女性として、素直に考えればこうなる「オッサン」とは何か、を真面目に考える。優秀な著者でさえも難しい壁だと知れば、冷静に捉えることができる。著書自身は"いつクビを切られてもいいし、空気を読まない、忖度しない。それが一種の武器である"。オッサンの壁は越えるのではなく、壊すしかない(笑)
ジェナ@読書の秋

これはとても面白いようです!読みたい本に登録させて頂きました。😊

06/21 07:37
のん

ジェナさんのレビューを楽しみにしてます🤩

06/21 07:39
0255文字
vinvin
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ネタバレ男性優位社会で幾多の壁に直面してきた全国紙初の女性政治部長が「日本一のオッサン村」永田町・政治メディアの実態を明かす。「オッサン」とは、男性優位に設計された社会で、その居心地の良さに安住し、その陰で生きづらさや不自由や矛盾や悔しさを感じている少数派の人たちへの気持ちや環境に思いが至らない人たち。筆者はそんな世界で対等以上になろうと相当な努力を費やしてこられたが、ハラスメント常態の世界で、「女性初」は嫌だと感じながら逃げずにやってきた。今後を考えると、やはり「数」の問題が大切。
vinvin

自民党総裁選の2人の女性候補:高市早苗さんと野田聖子さんの対比と、選択的夫婦別姓問題がオッサンのリトマス試験紙であることに同調・納得した。

06/07 23:51
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オッサンの壁 (講談社現代新書)評価84感想・レビュー6