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独り舞 (光文社文庫)

感想・レビュー
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K
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「独り舞」が表すものを読んでく中でわかった。自分のセクシャリティーが故に、苦しみ、悩み、もがく彼女は美しかった。僕は知らない世界を見たような気分になった。
0255文字
えりまき
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ネタバレ2025(5)李さんのデビュー作。台湾彰化県生まれの性的マイノリティの迎梅(インメー)さんは、過去を捨て自分らしく生きるため、名前を紀恵(のりえ/ジーホイ)に変えて渡日。日本で就職し恋人もできるが、過去から逃れられず「死」を決意し、最後の世界旅行へ。シドニーは「アメリカの多様性、西ヨーロッパの優雅、日本の清潔と利便性、そして台湾の治安の良さ、色んな国の良さを併せ持つ」。「『忘却』も良いですが、『和解』」も良い。「生きるのには窮屈すぎるが、死ぬには未練が多すぎる」美しい世界に生きていることに感謝です。
0255文字
にゃほ@灯れ松明の火
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高校生のときに読んだ本を台湾へ行く機会があったので、再読。 主人公を取り巻く死の気配の描写がとても丁寧で読んでいてこちらも苦しくなってしまう。 ただ、1回目に読んだときよりも絶望感を感じなくなっていた。泣きながら読んだ1回目よりもすんなりと希望を持って読めたのは私の心境の変化か環境の変化なのかなんなのか。
0255文字
こけこ
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漢詩の引用がアクセントになって、いいと思った。主人公はどんどん孤独になっていくが、最後のどんでん返しにびっくり。舞台の上の舞は、ほんとうに一人だけだったのだろうか???
0255文字
aieeeeee6
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引き込まれて一気に読んだ。すごい。 人の痛みに寄り添う小説だった。
0255文字
そよ子
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読んでて苦しいシーンが結構たくさんあったけど最後は救いがあってよかった。
0255文字
チャム
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ネタバレ文中に何度も出てくる死の予感で、ああこの主人公も最後には……と思っていたけど、生き続けることに落ち着いた。日本に限らず世界のゲイ・レズビアン文学は「死」で終わることが多いから生き続けるという選択肢がこの本で提示されたのは大きいかも。でも周りの野次馬たち酷すぎる。
0255文字
🍫🐦SYMK🦉📚
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ネタバレ薫がそんな簡単に紀恵を捨てるのがショックでした…理由もよくわからず、どうしてもあれは薫が悪いのでは。
0255文字
antoinette
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ネタバレ文章の最初から最後まで魂に響きっぱなし、刺さりっぱなしの素晴らしい読みごたえで、久々に一気読みしてしまった。一つクレームがあるとすれば、人名の中国語読みのルビをもっと頻回にしてほしかった。せっかく綺麗な響きなのに憶えきれないので。あと、性暴力の具体的な描写が省かれているのは読者を必要以上に傷つけないため、トラウマのある人のフラッシュバックにならないための配慮だとは思うが、被害経験のない人間にとってはどうしても主人公の心の傷をリアルに想像しにくい、共感しきれないデメリットもあるように思った。難しい。
0255文字
piastrella415
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★★★☆☆
0255文字
Yukipitasu
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ネタバレ自殺すると決めた後、色んな国を巡り色んな人と会うシーンが好き。 高田薫さんがかなり最低なセカンドレイプしてて、周りの人の陰口よりもこっちの方が何かショックだった。言ってる内容自体は、陰口の内容の方がど直球のセカンドレイプで酷い気がするけど、身近な人のクソ発言ってめっちゃ精神的にやられるよね。いやあそこまでど直球じゃないからこその辛さもあるか。 最後謎の人物が出てまさか高田薫さん!?って思ったけど、全然違った。結局最後までこっちの印象はセカンドレイプした人だった。もしかしたら深く反省したかもしれないけど
Yukipitasu

高田薫さんのこれからの振る舞いは殆ど分からないので。レインボープライドに参加するようになるまでの過程で、反省しててほしいものだが

10/08 18:54
0255文字
r
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どうしようもなくても、どうしようもないからこそ、あなたもわたしも自分をいきるしかないのである。
0255文字
ゆうき
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死ぬことばかりを考えていてどんよりしてしまった。作風が自分には合わなかったです。同性愛って難しい〜
0255文字
ゆびこ
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ネタバレ精神科の病棟にあり、読んだ。 ううん、 ちょっと痛々しい気持ちに。 昔の黒歴史を読んでる気分。 恋人に時分の負をぶつける電話をしてしまう経験てどれくらいの人があるんだろう。
0255文字
Decoy
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素晴らしい。救いのない、暗い話になっていくのかと思いきや、中国の古典も引用した(この作家にしかできない個性で、極めて効果的)、流麗な文体(日本語ネイティブでない作家の文章とは、信じ難い)で、悲惨と言っていいほど辛い話なのに、スルスルと読ませる。「衝撃のデビュー作」の惹句に偽りなし。他の作品も、読みたい。
0255文字
ガテン系
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あんまりしっくりこなかったな、途中からロードムービーのような展開になった。オカルトチックな用語が頻繫に出てくる。なぜそんな台湾にオカルトカルチャーが浸透しているのか気になった。
0255文字
Batsu
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ネタバレ文庫本で。死を常に意識していた主人公が、最後飛び降りる直前に世界が好きで、行きたいと思ってくれたこと、東京に戻りたいと言ってくれたこと、嬉しかった。人生は何時何が起こるか分からないというのは、誰にとってもそうなのに、セクマイだからと後ろめたい気持ちにならざるを得ない社会の問題を提起された気がする。台湾もオーストラリアもリアルに描かれていて、著者の他の作品も読みたいと思った。
0255文字
 .
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ネタバレ群像新人文学賞優秀作。作中に「中山可穂、読んだ?」とあり、嬉しくなった。読んだ限り感じたのは、難しい言葉をやたら使うねっていう、どうでもいい感想だけ(生を祝うでは全く感じなかったのに)。もうちょっと簡潔に、と言いたくなるぐらい文章がくどいシーンが多い。途中に挟まれる日記で現状把握をする描写はわかりやすいけど、軽くなるので全体的なバランスとしては合わない。冒頭から好きな匂いしかしなかったが、段々外れ感が濃くなった。
0255文字
ゆきらぱ
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台湾、日本、オーストラリアが新鮮に描かれていた。 挟み込まれた漢文も、そして頁の脇の注釈ですら異国ムードあって良かった。 「彼女」はこれから強くなるのだろうか? ラストも美しい。 ただ同僚の絵梨香の描写が、この前読んだ「おいしいごはんが食べられますように」の芦川同様、弱そうでいて強い類型的な女の子に描かれていて(またか)と思った。この強い、というのはちゃんと男を捕まえるという事。そしてこの強さは愚鈍さからくる、という仄めかし。これがたまらなくイヤミ。そんな風に人間の一面を切り取るので話の厚みが減る。
0255文字
ひみあ
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ネタバレエネルギッシュな感じはする。ラストで小雪が「犯人はたまたま紀恵を襲っただけで小雪が襲われてたかもしれない」という展開、ギミックは面白かった。でもピンとはあまり来てないかな。 薫が激しく拒絶するシーン、キャロリンのエピソードの2つがかなり印象的。 独り出口のない暗闇で舞い続ける紀恵。薫によって暗闇から出られそうにみえるが拒絶されてしまう。ラストでようやく手が差し伸べられ出口がち見えるが、あえて受け入れずに舞い続けることを選ぶ紀恵。強く、美しい。
0255文字
tomoka
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映画『アデル、ブルーは熱い色』を思い出した。
0255文字
金春色の空
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ネタバレ"風の囁きよりも優しく、夢の絨毯よりも柔らかい" 李琴峰さんの操る日本語が堪らなく好きだ。 いつだって死にたさに寄り添ってくれる。 それは、もちろん終着点を希求する行為を否定するわけでもなければ、積極的な消滅を肯定するわけでもない。 ただ、根底に横たわる希死念慮の存在をそのまま認めて受け入れてくれる感覚。
0255文字
srshtrk
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忘れたい過去から本当に逃げ切れるのか。孤立した主人公の繊細な心理的な描写に心打たれた。
0255文字
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