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花は愛しき死者たちのために (集英社オレンジ文庫)

感想・レビュー
59

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めー
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ネタバレ期待以上に良かった。引き込まれる。悲劇的な話ばかりなので、再読する気にはなれないが……。エリスの過去が知りたい。
0255文字
宴
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昔に途中まで読んだけど合わず。
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タマヤ
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金細工が施された硝子の棺。その中に眠るのは決して腐敗することのない少女の遺体、エリス。時を超え、棺の担い手により選ばれし者の元へ。エリスを迎えた者は破滅という運命から逃れることができない。なぜ遺体であるエリスに魅了されてしまうのか。もしも彼女が生きていたのなら、これほどまでに魅了されてしまうことはなかっただろう。限りある命の者はやはり永遠を追い求めてしまうのか。私もまたこの禍々しく美しい世界に魅了され、逃れられない運命に絡め取られるかのように頁を繰った。後に聴いた『碧い瞳のエリス』でより一層世界観に陶酔。
0255文字
いお
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硝子の棺に横たわる少女は死者のエリス。彼女は腐敗せず、いつの頃から存在するのかもわからない。棺は、国も時代も超えて様々な人々の前に姿を見せる。 ゴシックホラーな作品で、破滅へと進んでいく。末路がただただ哀しい。
0255文字
ayu
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腐敗しない少女の死体に、様々な人が触れ合い、自身の願望や欲望を投影して破滅していく様子がとても切なく、面白かった
0255文字
おざわたまき
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しんどい。 しんどいけど、その向こう側に何かがいる。
0255文字
りこ
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よくわからんかった。
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ううち
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腐敗しない棺桶に入った美少女エリス。 次々と自分の欲望を都合よく重ねて彼女の魅了にハマって破滅していく。 ダークホラーかな。
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佳耶
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★★★:耽美な雰囲気はよかったけれど、いまいち入り込めず…。
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yu
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雰囲気はものすごく好き。耽美的で退廃的で破滅的で、モノクロの世界観がとても似合う。好きな人にはとことん刺さりそうな、そんな感じ。私もすきでした。
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まい
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ネタバレ腐敗しない美少女エリスの死体に惑わされる人々の話。硝子の棺に入る少女の死体。その死体に魅せられた人は、皆死んでいく。その棺を破滅しそうな人へと運ぶ男性カロン。結局、生前のエリスは何者なのか、さっぱりわからないのだけど、不思議とページをめくる手を止められず、ダークな世界へと入り込んでしまい一気読み。でも、続きを読むかというと、それは考えてしまう。死亡エンドだらけだから。
0255文字
hiro6636
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ネタバレ腐敗しない永遠の少女の巡る物語。 少女に魅入られるか、物語に魅入られるか。
0255文字
やいん
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少女はなぜ、こうなったんだろう。ただ罪深いことはわかるけど、それは少女自身じゃなく周りのやり方。
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まなせ
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ネタバレ全体的に退廃的で耽美な雰囲気の小説で、好みドンピシャでした!腐らない死体と聞いて思い浮かぶのはロザリア・ロンバルドですが、この小説に出てくるエリスは十六、七の美少女とのこと。硝子の棺で眠る姫君を目覚めさせるのは王子様のキスと相場が決まっていますけれど、さすがにそんな単純ではないですね。あらゆる人がエリスに魅入られ破滅していくさまを傍観者然として眺めているカロンも実は……という話にどんどん惹き込まれました。ドロテの話が一番好きかな。
0255文字
S
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ネタバレ不思議な物語でした。
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ゆみ
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この本のジャンルはなんなんだろう...オレンジ文庫ではサスペンス、ファンタジーとなっていたが、うーん、そんな感じはしないジャンル分けできないような不思議な本だった。何より、読み切って何も解決しなかった。続編を読めば色々わかりそうだが。
0255文字
おかだ
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『花は愛しき死者たちのために 罪人たちのメルヘン』という続編から読んでしまったので、補完の為に手に取る。あ〜〜やっべーこれはシリーズ順に読むべきやったわ〜。カロンが何者か知った上で楽しめるかと思ったけど、この作品の中で徐々に明かされる謎にワクワクできないし知らない方が良かったなと。でも物語自体は続刊よりもダークでディープで救いがない感じで、ダークメルヘンの世界にしっかり酔える作品。面白いので更なる続編も希望。
0255文字
ひこ
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ネタバレエリスに魅入られ、破滅していく者たちがいる中で、カロンは後継を求めてやはり彷徨い続けていく。四つの物語がループする中、エリスの存在だけが変わらず、そこにある。
0255文字
さなっしー
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ネタバレ表紙絵に惹かれて。何故、あれほどまでにエリスに魅入られてしまうのだろう。エリスは一体何者なのだろう。謎は謎のまま。次巻へ進みます。
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風信子
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ネタバレ見るものを魅了し、やがて死へと誘う。ガラスの棺に横たえられ腐敗することのない遺体の少女エリス。災厄の女神の名を与えられたエリスに魅入られるものを探し、その人物のもとに彼女を運ぶ年齢不詳の闇をまとったような男カロン。どの話も最終的には主人公の死が結末となる残酷な童話のような短編集。幕間に挟まれるカロンとなる運命を背負ってしまった少年の話が印象に残る。
0255文字
もみじ
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エリスに魅了された人たちが破滅していく様を書いた連作短編集。1話目でだいたいパターンが分かるので2話目以降は流し読み、合わないジャンルだった。
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きぬさや
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ネタバレ人を魅了する朽ちない美しい死体エリス。全編を通して、退廃的で仄暗く物悲しい雰囲気だった。破滅なのか救いなのか解釈はいろいろあると思うが、死に向かっていくお話なので、落ち込みやすい自分とっては読むタイミングを選ぶ本だと思った。
0255文字
Twilight_M_
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自分が凄く好きな耽美系ゴシックダークファンタジー。 物語の構成のみならず、言葉の選び方や文章の構成がより一層この世界観を色濃く描いており心地好く没入する事が出来た。 生死がテーマの本作に相応しく、 文章の美しさの中に登場人物達の息衝きを感ぜられる。 イラストも親和性が深く一話の一部のコミカライズも素晴らしかった。
0255文字
ゆ
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ネタバレ永遠に腐敗しない死体・エリスをめぐる連作。エリスは時代・国を超えて現れる─という触れ込みながら、おおむね舞台は欧米モデルに偏っているし時代もそこまで違っているようには見えず、言うほど謳い文句の感じはなかったのが残念。結局エリスが美しいという美的感覚が通じてるだけでは…?と思ってしまうので。もちろんそれだけが魅力でないことは描写されている。 構成はきれいで、ダークファンタジーが好きな人はいけるんじゃないかと思う。
0255文字
よっしー
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ネタバレ偶には破滅しない人の話か、エリスのことが判るスピンオフか続編が読んでみたいかも。
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み~くま
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ハジメマシテの作家さん。タイトルと、表紙の美しさに惹かれて手に取りました。その「もの」自体は、とても美しく儚い存在。しかし、「彼女」がそこに在るだけで、誘蛾灯のように他者を呼び寄せ、その命を吸い取ってしまう。呼び寄せられる側の人間に問題があるのか、それとも、彼女自身が「魔性」の存在なのか・・・。その答えは最後まで分からないままでしたが、彼女の旅がこれからも続くことだけは理解できました。他者の命を吸い取りながら永遠を旅する「もの」。読了後、何だかモヤモヤとした嫌な気持ちが残りました。
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鳥丸
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ネタバレエリスに捕われた人間の、救いのない話が集まっている。現カロンもまた、エリスに人生を狂わされた人間の1人なのか。立派なカロンとなった元坊っちゃんの感情が少し現れたシーンが良かった…最終的にはエリスの招く物語の甘美さに負けてしまったけど。いつかエリスの生前から現在までが明かされるといいな。
0255文字
Koji Eguchi
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ネタバレ初はづき。★★★。不思議な魔力で多くの男を虜にし人生を狂わせる、なんとも恐ろしい美少女の死体。硝子の棺に入れられいつまでも腐敗しない不思議な彼女に魅せられ、皆常軌を逸脱した行動に走り最後は死んでしまう。年齢を重ねたおっさんはあり得ないと思ってしまうが、若い頃はこんなこともあるかといろいろ想像するかもと思うと、少し残念。幾つかに分かれたストーリーも最後に結びつくところも秀逸。
0255文字
坂城 弥生
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魅入られた人を破滅させていく腐敗しない死体のエリスー。謎が明かされるような続編があると良いなぁ。
0255文字
みゆき
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ネタバレ読み終えた後なんとも言えない気持ち。最初の墓守のお話が一番印象に残った。死体と恋で「ネクロの花嫁」って曲を思い出した。神父さまはその気持ちは偽物って言ったのはヨゼを失う恐怖とかもあったんだろうけど、一目惚れがあるからヨゼの気持ちが偽物とは言えない気がする。神父さまが神父ではなく父としてヨゼの家族になろうとしていたら、ヨゼは自分を死人と思わず、カロンに目をつけられることもなかったのかな。カロンのことを最初悪趣味な人って思ってたけど、エリスの呪いによるものと知って複雑。生前のエリスはどんな人だったんだろう?
0255文字
ごん
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ダークファンタジー楽しかったです。 人々を狂わせる腐らない死体。 続きあるのかな?
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カナリア
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ネタバレ表紙絵からミステリーかなと思い、読んでみた。腐乱しない永遠に美しい死体。ガラスの棺に入った少女エリス。夜(ニュクス)の娘と同じ名前。彼女に恋をした墓守、成金貴族の息子、変わらないものを望んだ少女、彼女を描き続けた画家。エリスに関わった人々の物語。
0255文字
さーさん
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ネタバレ硝子の棺で永遠の眠りにつく少女エリス。年齢不詳の謎の男カロンが運ぶ、腐敗しない少女の遺体に魅入られた人々が辿る破滅への甘美な日々を描く短編集。誰もがエリスに魅入られ、自分の欲望を都合よく重ねて、死と永遠の香りに狂わされてゆく様はまさに耽美。最初の墓守のお話と最後のカロンのお話で円環になる物語展開がよかった。ただ全員の破滅が既定されている分、全体的に停滞感のある読み心地。
0255文字
ふなこ
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フォローさせていただいている方の感想をお見かけして。すごく好みだった!謎めいた死体エリスは腐らない永遠の美少女。みんなが魅せられ、物語を創り出していく。耽美退廃的な空気感がすごく好き。
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S
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腐敗しない少女の遺体エリスと、それを手にした者達の迎える破滅と終焉の物語四篇を描いた連作集。純粋で無知な墓守の青年。劣等感と承認欲求を抱えた成金貴族の子息。友人に嫉妬と羨望を抱き不変を望む少女。身を滅ぼしても芸術の女神を求める画家。そして棺を運ぶ男カロン。多くの人を狂わせ続けるファムファタル、エリスを巡るゴシックホラー。某幻想楽団の描いたABYSSを彷彿とさせる作品だった。ていうかElysionの二次創作だったりしない?と聞きたいくらい酷似してるが大丈夫か?描かれている内容は違うけどさ。→
S

特に明確に終わりらしい終わりや救いや希望といったものが描かれていないのもゴシックホラーっぽい感じがするような。謎は解き明かされて終わってほしい人には不向きな作品だと思う。結局エリスってなんなのよ。なんで腐らないの?みたいなことは一切触れられないし明らかにされないので。幻想的な雰囲気ホラーと、物言わぬファムファタルに狂っていく人達の物語を見たいカロン候補者向け。

10/17 18:21
0255文字
悠
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ちょっと、不思議で怖くて切ないお話。
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𝒔𝒉𝒖𝒏
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ネタバレ永久に腐敗しない死体であるエリスに出会った者は皆彼女に惹かれ、破滅の道をたどっていく。墓守のヨゼは神父が割ったエリスのガラスの棺桶の破片が首に刺さり神父が死んだことにショックをうけ、エリスの胸元にあった短刀で自殺し、成金の息子のセドリックはエリスに命を与えるという名目の会で信頼していたアッシュフォード伯爵に裏切られる衝動的に伯爵と他の会員を殺し川に飛び込んで自殺する。花を摘む仕事をするドロテは友人だった有名な香水ブランドの社長の娘で虚弱体質で美しかったフランシーヌ
𝒔𝒉𝒖𝒏

が家の石垣からドロテの支えがない状態で飛び降り、顔にとても重い怪我をし、醜くなってしまったフランシーヌとドロテは絶交し、ドロテは香水をあおり自殺する。怖いながらもテンポよく展開される話が止まらなかった。

09/30 22:20
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ササキアンヨ
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ネタバレ面白かった。エリスという腐らない死体に魅せられて次々と物語を作ってしまう犠牲者たち。ファムファタールが死者だというストーリーはなかなか斬新な気がする。五月の薔薇たちが好き。
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かなで
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ネタバレ硝子の棺に入れられた『永遠に朽ちることのない死体』、エリス。それを運ぶカロンというい青い瞳の男。墓に捨てられた墓守の孤児、成り上がり貴族の子息や、由緒正しい貴族の老紳士、香水を作る花を育成する村娘、エリスを描く売れない画家、そして妻を、母を亡くした貴族の親子。時代も性別もすべてを魅了し、悲惨な死を招くエリスは一体何者だったのか。そして、エリスの魅了に唯一かからないカロンも何者だったのか、一切明かされない。永遠という形の無いものに、人はいつだって狂おしく求め、最後には悟るのかも。手に入らない虚しさを。
かなで

圧倒的世界観だった。続編は欲しい気がするけれど、きっと知ってしまったらこの物語の面白さは半減するからこれで終わりで良い。謎は謎のまま、知らぬほうが良い事は知らないまま過ごしたほうが幸せなのである。

09/12 17:03
0255文字
ハルト
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ネタバレ読了:◎ 死を拒み腐敗しない棺の少女、エリス。そして彼女につき従う黒装束の男、カロン。美しいエリスの魔力に魅せられ、人は破滅をくり返す。墓守の無垢な少年、成金の父を持つ繊細な青年、友人の美しい少女に屈折した思いを抱く少女に、ほがらかな画家。すべて破滅した。彼女は運命の女。いずれ失われる生を人から吸いとる。▼どこかゴシックで耽美な空気が漂う。誰も彼もが彼女に惹かれて、死へと追いやられる。それを見つめ続けるカロンの愉悦と悲しみ。それでもカロンはエリスの守人をやめることなく、年月を越え土地を越えて生きていくのだ
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花は愛しき死者たちのために (集英社オレンジ文庫)評価100感想・レビュー59