形式:単行本
出版社:双葉社
形式:Kindle版
「障子の外から父の部屋を窺ったのは何者であったか。縁側で母と摺れ違ったのは何者であったか。マクラッチ氏の犬は実際履行であったのか。それらのことはいっさい判らなかった」(354頁)
「どっちにしても私はうしろが見られるような心持がして、だんだんに親父のそばへ寄って行った。丁度かの太吉という子供が父に取り付いたように……。/「今でもあの時のことを考えると心持がよくありませんよ。」と、重兵衛さんはまた言いました。/外には暗い雨が降りつづけている。亭主はだまって炉に粗朶[そだ]をくべました。――その夜の情景は今でもありありと私の頭に残っています」(286頁)
澤村伊智さんも岡本綺堂お好きみたいでした(^^)
pさん、イッチーも好きなんですか!?誰だったか忘れましたが、作品の中で岡本綺堂の名前が出てきた気がしたんですが、イッチーだったかもしれませんね。
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