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杉原千畝とスターリン - ユダヤ人をシベリア鉄道へ乗せよ! ソ連共産党の極秘決定とは?

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てんてん
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杉原千畝の「命のビザ」に関連する事柄について、紀元前4000年前のユダヤ教の発端から現在の当事者の証言に至るまで解説している本。写真や図を多用されており、とても読みやすかった。当時の書類が残っていなかったり、生き証人が多くを語らなかったりで、結局、「命のビザ」の謎は多い。なぜ杉原が、政府の命令を無視してビザの発給を行ったのすらわかっていない。しかし、私は、彼が窮地に立たされていたユダヤ人を救うために人道的に行動した結果だと信じたいし、その行いを誇りに思う。
0255文字
パトラッシュ
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杉原千畝がユダヤ難民を救ったとされる「命のビザ」だが、実際はスターリンの黙認下で出されていた。杉原は周囲にいるドイツ、ソ連、ポーランド、リトアニアのスパイに情報を小出しにして役に立つ者と認識させていた。バルト三国のソ連編入でユダヤ人の処遇な問題になると、その立場を利用してユダヤ人のシベリア鉄道利用をソ連が妨害しないとの内諾を取り付け、ビザを発行したプロセスが浮かび上がる。外交官にあるまじき独断専行だが、学歴偏重の外務省で下っ端扱いされた憤懣と復讐があったのか。人道主義の裏にある人間心理の闇が浮かび上がる。
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嘉月堂
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ネタバレ日本人は杉原をはじめとしてみんなユダヤ人に同情的だったようだ。日本人はユダヤ人のことをあまり知らないから偏見がなかったのかもね。反対に中国をはじめとして東アジアに対する偏見はすごかったもんね。近親憎悪というやつか。凄く不思議なのは閉鎖的なソ連がユダヤ人の通行を許可したのこと。政治局の決定までしていたんだね。建前は民族差別がない国だからなのかもしれないが何か裏がありそうだね。本書にも書かれていたがソ連のスパイを潜り込ませたのかもしれないね。
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