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政府債務

感想・レビュー
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いけちゃん
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とても勉強になった。
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藤宮はな
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MMTの主張の根拠は見えたけど、財政破綻派の慎重姿勢も理解出来る。税収減の話は中身を見ると納得。法人税は国際競争が原因なんだ。10年周期の危機も災害大国だし、リスクマネジメント踏まえた財政の展望は必須。国債発行と政府信用だけで考えず、民間信用や金利差も加味するって話も難しい。過剰貯蓄とデフレってコントロール不可能な気が。MMTがインフレ時には緊縮にっていう理論もそう簡単ではないらしく、なら尚更今やるべきなのか判断出来ない。債権者が損して財政が保たれる仕組みも。バブル時代は寧ろ黒字財政だったのも教訓になる?
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asmudm
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ネタバレ30年以上国債をリサーチする著者が過去・現在・未来を語る1冊。リスク管理高度化との結論に共感。政府債務増が家計資産増が結果であり、片側の政府債務増だけの判断は誤りとの出発点から、リスクの観点でMMTやFTPLを否定する論理、政策の急所が人口増(移民含む)も共感。債務増の45%が高齢化20%が危機20%が減税との分析も良。足元の虚脱感の指摘も良。以下私見で軍事力・原子力もリスク管理の観点から(失敗した歴史と日本人特性含め)検討すべき。処方箋の財政独立化は運営困難/先鋭化リスクから厳しいか。地道に文化醸成で。
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ゼロ投資大学
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リーマンショックやコロナ禍を経て、世界の主要国では政府債務は増加の一途を辿っている。主流派経済学が批判にさらされる一方で、MMTが脚光を浴びることになった。実際に通貨発行権を持つ独立国では、政府債務が増えてもデフォルトに陥った例は確認されていない。GDPの二倍以上の政府債務を抱える日本でも例外ではなく、財政政策に議論を呼んでいる。
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bwv851
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ようやく読了。前半の方が難解だった。特に切れ味の良い結論が書かれているわけではない。貨幣論とケインズ主義と財政均衡主義の整理された話は面白かったなぁ。
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羊山羊
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現状の政府の財政政策を政府債務というテーマから解説にチャレンジする。そして、低迷する日本経済の状況を法人税や人口増加率に求めながら議論を展開してゆく。最近話題のMMTの話も出てきて、政府がインフレを操作することは難しい、という観点からMMTをバッサリと否定する。森田氏の立場はどこなのだろうか? 色んな派閥の勉強の必要性を実感させられた。
ばたやん@かみがた

むぅ、経済学は党派問題ではない(あたりまえだが政治的立場の如何離れて経済問題とその処方箋は存在する)んですがねぇ。タイトルとご紹介からして「あぁ、これは債権屋さんのお仕事できちんとマクロ経済学修めた人の書いたものじゃないな」というのが分かる本で、冒頭のような反応になってしますのですぅ。

03/04 12:46
羊山羊

「経済学は党派問題ではない」というご指摘、ありがとうございます。 今はそれ以上のことは言えないです。すみません。

03/04 13:44
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朝ですよね
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累増した政府債務はインフレ又は金利上昇を引き起こす。ただし、これがいつどの水準で起こるかは不明。現在の日本は対GDP比で200%程度の債務があるが、戦前の英国は300%の水準まで到達していた。経常収支や資産(特に海外資産)の状況も関係する。債務削減はリスクマネジメントの観点。人間は本来利己的であることからすると、将来世代に負担を残さないという観点は限定的な影響力しかない。債務累増の原因は「社会保障費」と「税収減」がそれぞれ4割ずつ、「危機支出」が残りの2割とまとめられる。大国、小国どちらかを選択できるか。
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やご
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天文学的と言っていいような数値に達している日本の政府債務(財政赤字)を、どうとらえるべきか。問題は、危機は、あるのか。あるとしたら、どこにあるのか。そもそも政府債務とは、歴史的に、経済学的に、どのようなものなのか。経済学各派の主張のどれ、あるいは、どこが正しく、または誤っているのか。政府債務について、正面から、しかし扇情的ではない冷静な筆致で論じたものです。(続く) → https://gok.0j0.jp/nissi/1386.htm
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ふみりな
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なかなかボリュームもあり自分にとってはレベルの高い本だった。しかし政府債務の増大の要因を多方面から丁寧に分析しており、繰り返し読み込んで、理解するに値する本だと思う。
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さいと
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難しい話だけれども、経済学の専門知識がなくてもわかるように書いている本だ。政府債務の性質を検証し、日本の財政が悪化した原因を探る。読み応えのある本だった。
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ブック
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非常に面白い本であった。主流派経済学の商品貨幣観を否定し、MMTの貨幣観を仕組みとしては肯定しつつも、政府債務には弊害があるとする。国家のリセットの問題、定性的な国家の信用など、理由はいくつかある。また、これからの日本が取るべき道は大国主義を維持し移民を受け入れるか、小国へと変化することを受け入れるかの選択であるとし、今の政治リーダーに必要なのはその課題と真正面から向き合うことだとしている。個人的には貨幣経済には永続性がないと思っている。地球リセットという命題の前には、お金など無用の長物だからだ。
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スプライト
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様々な面から政府債務について考察している。ダメな本とまでは言わないが、正直細かすぎて読むのが疲れる。おすすめできない。
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Kooya
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政府債務の特徴等を多角的に分析した本。国債発行による負担やデフォルトにも言及している。「自国通貨建て債務では法的なデフォルトとインフレによる債務減額がもたらす経済的損失が債権者にとって同じだからこそ、政府はそれを選択できる」という主張は1998年のロシア危機を彷彿とさせた。加えて「供給能力の毀損をもたらす危機と需要の減少をもたらす危機では、政府が施行すべき政策は真逆になり得る」という考えは現状を冷静に分析して問題の要因を見極め、最適な対応策を施行すべきだということを暗示していると感じた。(コメントへ続く)
Kooya

コロナ禍を契機に各国政府が財政出動を実施した結果、各国の政府債務は急増し、インフレに悩む国も出ている。本書はそんな政府債務について中立的な立場から論じ、今後を見据える上での視座を提供している点で良書だと思った。

12/29 21:09
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Akiro OUED
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政府債務の意義もいろいろ。長期国債は、資金の長期運用先なので、ないと生命保険会社が困るとか、日銀が国債を引き受けるのは、MMTのいう債務の貨幣化の実践だとか。世界中がインフレしてる中、打ち出の小槌を振って、国民の負担を緩和してる政府の債務はますます膨れ上がるだろうね。好著。
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やましん
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書店で温泉雑誌を探しに行ったところ、目に付いたので購入。国債市場に長らく勤めている著者が政府債務についてその立場から論述した本。主にMMT(と若干シムズ理論)について新古典主義経済学よりもマクロ経済の分析が妥当であると認めつつも問題点もあることを示そうとしている。 ⑴ MMT等は貨幣の強制通用力を担保する政府の信用が崩壊する「政府リセット」を想定しておらず、理論に曖昧さが残る。
やましん

⑵ MMT等は実際に現在の財政均衡主義を上回る政府支出を行った際に民間信用も含めたレバレッジや経済全体の変動を観察する手段は如何なるものがあるか議論が不十分。米国などで巨大な財政支出を行った際にインフレ率が跳ね上がったことを踏まえれば、インフレ率がどのようなパスで上昇するか検討が必要。

01/14 21:48
やましん

⑴ については「政府の信用」が失墜する事態は例えば仮想敵国の侵略などによって日本がその主権を失う場合が想定されるが、そのような事態はMMTを問わず当該経済理論の成否の問題ではなく地政学的な問題を対処できなかった国家運営に問題があると見るべきでMMTへの反論には当たらないと思われる。 ⑵ については半ば同意だが、それはMMT固有の問題点と言うよりも、現今の財政均衡主義を脱して積極財政に転じる際の財政運営のあり方についての問題である。

01/14 21:48
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