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君待秋ラは透きとおる (角川文庫)

感想・レビュー
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海龍読書部
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なかなか面白かったと思う。透明になる能力とか結構便利とか思ってたけどこうやって見るとなかなかに不便そうだなとも思う。能力の科学的な説明の箇所も結構難しかったけどなんとなくへーという感じでわかったようなわからないような。でも個人的には一見弱い能力なのに「そんな使い方あったんかい!」って言うような驚きが欲しかったかな。
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spica
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ネタバレこれジョジョじゃん!って突っ込みは、解説でしっかり回収された。スピードワゴン財団の研究部門がクローズアップされたみたいな……って読んでたら、いや、DARKER THAN BLACKだわ!と思った。能力者バトルに政府におばあさん。科学的な観点を重視しているのはとてもおもしろかった。光速操作は納得できたし、分裂の説明はD4Cでまたジョジョかよ!ってなったけど。真面目というか、なんか地味に思えるのはなぜだろう。隠れて戦っているからだろうか。
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ほんトモ📚読書雑談漫画描いてます
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ちょっと変わった異能力系。透明人間ってのも便利そうだけど大変だね(見た目的に)。終わり方が最高に良かった。
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JIN
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ネタバレSF苦手なのであまり刺さらなかった。 能力の説明のところは頭がパンクしそうになった。 特に弟の目が見えるようになったところは2、3回読み返した。(結果よく分からなかった) 最後の双子能力者になりそうなワクワク感はあるけれど、シリーズ化しない潔さは好き。
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しい太
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この作者はタイトルで引き付けるのがまず上手いんだけど、本作は格別というか「いやそれ人名かい」まで含めて味がある。内容は昨今だとそう珍しくもない特殊設定異能者ミステリで、しかも描かれている部分が例えばながーいシリーズものにおけるオリジンに相当するので「多分シリーズとして描く気もないだろうに凄いな」と思う。作者らしい感じもするが。ミステリとしてのギミックは手掛かりをまっすぐ一列に並べていてちょっと親切すぎるかな? お話としては良いまとまりで好き。
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alleine05
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いまいち。要するに異能力バトルものなんだけど、能力の原理にある程度科学的説明をつけている作品なので、そのへんにもとづいた応用的な使い方や駆け引きや読み合いがあるかと思えば全然そんなことはなく、とても単純な使い方しかしてなくて期待はずれだった。中盤から後半にかけての重大事件も良く言えばミステリ的な読みごたえがあるということなんだろうけど、個人的にはやたらとまわりくどくまどろっこしい話という印象でしかなかったし、七章のラストのタイトル回収も強引に感じられてあまり上手くないなとしか感じられず残念だった。
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藤倉悠也
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★★★ジョジョとかブギーポップのような異能ものですが、1巻だけだと物語に深みが足りないな。シリーズ化して欲しいです。
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さくさく
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ネタバレ匿技の科学的な説明がけっこう難しいですが、内容はなかなか面白かったです。こういう展開にするための匿技の設定なんだなーと必然性も感じたので、楽しめました。
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八千
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ネタバレ粗筋にはミステリと書かれているし、終盤に表れる意外な事実の連続と伏線回収は確かにミステリー作家らしい手筋だが、実際の所はかなり異能力SFアクションとしての読み味を強く感じた。現代社会に紛れる超能力者(匿技士)を管理・研究する組織があり、能力についてしっかり科学的視点で分析を重ね、彼らが歴史の裏でどのような影響を与えてきたかまで考えていて、投げっぱなしになりすぎないギリギリのラインで地に足をつけて展開していく物語は、まさに空想科学の面白さに満ちている。この世界観でもっと大きな話も読みたいと思ってしまう。
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しくろ
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ネタバレ匿技師と呼ばれる超能力者のいる世界。ただし秘匿されている。 透明人間は目を透明にすると視界がなくなるという話に味付けをし、それぞれの能力も基本的な物理法則で説明していく。論理異能力ミステリ、能力の理屈が好きな人は面白いが、ストーリーは、まぁという感じ。 老人として、汐見ときが亡くなって物語は動く。何者かが遺体を狙っていると。正直分裂能力持ちなのでもう一人ときが出るでしょとは思ってしまうが、ここはまぁそうでしょう。
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RIN
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透きとおった物語の後に透きとおる物語を読むのもナンセンスかとは思ったが、この作家に対してはこのぐらいの軽薄さと遊び心が作品を読む上で必要な気もする。一貫している様で飛び石の様な、彼の描く世界はどこか気恥ずかしくも懐かしい。それはきっと大人と子供の感性が不安定に混ざっているから。君待秋ラの特殊能力は透き通ること。現実から離れた場所でド派手なアクションも無く、世界は淡々と語られる。ロジカルな視点、些細な謎、隠された事実。恩田陸がプロットで走るなら、詠坂雄二はネームを開示している。いつも物語は終わって始まる。
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MATSU
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初読みの作家さんです。特殊設定ミステリ。タイトル、主人公の名前なんですね。君待は物体や人を透明にする匿技を持つ。他にも体から鉄筋を出す麻楠などいるのですが、設定が私には少し難しく(名前も難しい)面白かっただけにしっかり読み込めなかったのが残念。コミカライズにして欲しいなぁ。そしたらもう少し分かり易いかな。そして続き出るのかな。出ないと勿体ない気がします。
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サンライズ
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能力に対するSF的な解釈だとか能力者の存在する社会の運営だとかそういう部分は面白いが、キャラクターのドラマが弱すぎると思った。主人公の透明化能力をタイトルにしているわけだが、それにしては悪い意味で群像劇的で主人公の比重が少なく、主人公も特に引っかかるところがない。
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なみ
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特別な力を持つ“匿技士”たちの集まる振興会。新しく発見された匿技士は、透明化の能力を持った君待秋ラ。 透明化以外にも、鉄筋生成や瞬間移動など、様々な匿技が出てきます。 匿技に、科学的な説明がされているところがとても良かった。 主人公の君待秋ラが魅力的です。最初はつかみどころのない少女のように見えますが、徐々に人間らしいところがわかってきて、7章の最後の方は少し泣けました。 陽気なキャラクターながら、自分の役割に忠実な土倉さんが格好良い。 バトルものとしても、ミステリとしても面白かった。 続きが読みたい!
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芽
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ネタバレ特殊設定ミステリ。匿技と呼ばれる特殊な力を持つ人間を集めて、管理する振興会に勧誘された君待。弟の目を盲目にさせたという負い目を感じる中で、振興会と関わりによって少しずつ考え方が変わっていく。最初は振興会について語られ、そこから深い闇の部分が最終的に明らかになる。人と違う力を持っていることで、感じる孤独や恐怖。仲間という存在によって救われるだろうけれど、手を汚すかもしれないというデメリットがつきまとうのも辛い。
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ふむ
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ネタバレエンターテイメント性が強いミステリーだった。みんな幸せに過ごして欲しい。とホクホクしながら読み終えた。
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おうつき
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解説にもあるが、特殊な設定にも関わらず、著者の他の作品を知っているとオーソドックスな内容に思えてしまう。「匿技」と呼ばれる特殊な能力を持つ者たちと、彼らを調査する組織を巡る謎と戦い。少年漫画っぽい雰囲気にミステリとしての謎解きが加わっているのが大好物だった。能力の理屈的な部分をかなり丁寧に描写しているのも印象的。前半部分は世界や設定についての説明的な内容になっているので、全体通してもこれから始まる物語のプロローグみたいになっている。もし続編が出るのであれば読みたい。
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茶器
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詠坂先生の書く異能バトルミステリ。電気人間やリロ・グラ・シスタともまた違った作風。そして面白い。作中出てくる異能者「匿技士」の能力も性格も魅力的。解説によれば「特殊設定ミステリ」というジャンルにあたるそうな。続編が出そうな終わり方でした。
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うかれ
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ネタバレ詠坂先生の書く異能バトルでミステリとはどんなものだろうと興味を惹かれて読み始めました。さらっとした読み口で読みやすく、匿技も多彩でおもしろかったです。襲撃犯の予想はつきやすいですが、その奥にある真意について含みのある最後も良かった。著者のほかの作品も読み進めていきたいです。
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白柄/追加コメントでもネタバレしている事があるので注意してください
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ネタバレ一見異能力バトルアクション物。  超能力を科学で分析だけではないのがジャンルとしてはやはり詠坂となる  ミステリとしても充分楽しめる 能力が発見される起因となる理屈がとても好き 誰も為さないから発覚しないというのはその通りだなと 詠坂雄二良い 汐見ときの分裂の発動が死体の破壊なのか死亡なのか余白を残すのがとても良い 死亡であれば現れたときは分裂済なのでもう一人のときが自由になっている破壊であれば死という安らぎどちらでも良い 終章で韮澤少年へ会いに電気人間でのエピローグ部分が読める日もくるのだろうか 期待
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CCC
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中盤までは異能力バトルものなのかなと思っていたが、終わってみると異能力の存在から生じたそれぞれの思惑に話の核があったという印象に。ブラックボックス化しやすい異能力についての深掘りも多く、それもあって話の進め方はゆったりめ。結果骨格の強い世界を構築できたとも思うが、話全体が長いプロローグのようでもあった。シリーズ化するつもりだろうか。ちなみにキャラはタイトルからのイメージと違って地に足ついていた。そこは意外と硬派だった。
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猫魔道士の浸透者
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ネタバレ異能力もの。人とは違う能力を持つとプラスにせよマイナスにせよ歪んでしまうものなのかも。秋ラは目の見えない弟という存在が自らの罪の象徴になっていたのだから特に。能力の機序を頑張って説明しようとしてるところが興味深かったかな。まあ、甲賀忍法帖でもやってたことではあるけど。理論を知らないものは試そうともしない、だから主任はアインシュタインの相対性理論が発表された後に匿技が発現したんだ、という論理展開はミステリーのそれでグッドだった。
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雨音四季
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コミカライズして欲しい。
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抹茶カステラ
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ネタバレ透明化の能力を持った少女・君待秋ヲはそのような特殊能力を持った「匿技士」を集める「日本特別技能振興会」に勧誘され所属する事になった。異能力バトルのわくわく感と、時空操作の能力を持つ御来屋主任の秘密、彼の仕事場に隠されたもの、汐見ときの遺体を奪いに来た襲撃者の正体、襲撃者と協力者の本当の目的などのミステリー要素、秋ヲの自身の能力や弟への思いの変化など色々楽しめた。作中の研究者達が秋ヲ達の特殊能力をどうにか説明しようとしていて、その説明はわかるようなわからないようなって感じなんだけど面白い。ラストも良い。
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おけ
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作者買い。したが、ミステリというより異能バトル小説だったので驚いた。まあエンターテイメント小説かな。遠海市や助手の名前が最後に出てきて、過去作と地続きなのを匂わされた。
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ブランコ係
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ネタバレ特殊設定ミステリは大好物です。本作は特殊能力「匿技」の描き方が丁寧で好感が持てます。一方で、本格的に話が動くのが半分以上進んでからというのはちょっとスローに感じました。 「分裂」はずっとしていた状態だから新たに使うことはできなかった、死体の破壊が絶対条件ではないのでは、というあたりは非常にミステリ脳で面白い。
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taro
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まず異能力を使える人間を、匿技士として扱うことで公的な雰囲気を醸し出し、さらに匿技に対しての丁寧な説明がこちらの厨二病心をくすぐりまくります。いわゆる異能バトルにはあまり重きを置いていないです。だがそれがよい。かえって地に足の着いた話になってます。 若さが持つ、まっすぐすぎてそれゆえに危うい、両面性を表現するのが相変わらずうまくて引き込まれてしまう。
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Satsumaimo Marron
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透明人間についてなるほどそうなるかという視点の描写が面白かったです。
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陽介@中四国読メの会参加中
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ネタバレ異能物が好きで、しかも好きな作家さんがそのテーマを書かれるということで期待値爆上がりでした。もっとバリバリ戦闘あるかと思ってましたそうでもなく、ただ主人公の秋ラの性格とか振興会の性質もあるのでそこは納得。どちらかというと作中『匿技』と呼ばれる異能についての科学的な分析とか、能力者と組織のお互いへの向き合い方とかそっちに重点置かれてる感じでした。その上で弩級の能力とのバトルがクライマックスに来てかつ謎解きもあって、充分以上に満足。遠海市の名前が出てきてにやりとしたんですが、キャラ名までは思い出せずに
陽介@中四国読メの会参加中

いたんですが解説読んで「ああ、あのキャラか!」となりました。大きくなったねえ…。自分の中の能力者物の原点が平井和正先生の『ウルフガイ』なので、どうしても権力と対立/悲劇的な結末を思い浮かべてしまうんですが、そうはならないのが現代的なんだろうなあとちょっと感慨深いものがあります。

11/12 09:38
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toriaez
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ネタバレ現代異能バトル。物体を透明にする力を持つ君待秋ラは、「匿技」と呼ばれるその異能を研究する機関「振興会」から勧誘を受ける。そして異能力者同士の戦い、国家レベルの企みに巻き込まれていく……。/久しぶりに厨二成分を摂取できた。異能をできるだけ科学的に説明する学術っぽい文章や、「玉手箱を開けたら御伽話は終わり」といったポエム的表現。また、異能を使った頭脳バトル、異能を絡めた意外な顛末も面白い。好きな人は好きでしょう。ただ、戦う動機は皆若干あやふや。思いのぶつかり合いではない分、緊迫感は弱め。雰囲気は良かったけど。
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