形式:単行本
出版社:KADOKAWA/角川学芸出版
形式:Kindle版
出版社:KADOKAWA
著者自身「歴史を語る物語というものの面白さと残酷さ」(220頁)を充分に理解し、実在の建礼門院が味わった運命の過酷さを思いやっている。我々は物語の論理(=後代の人々の都合や興味)を無批判に受け入れてしまっているのではないか?という「あとがき」の問いかけは重い。所詮はフィクションと割り切ることもできようが、生きた人間の歴史が基になっている以上、どうしてもそこで立ち止まらないわけにはいかない。
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著者自身「歴史を語る物語というものの面白さと残酷さ」(220頁)を充分に理解し、実在の建礼門院が味わった運命の過酷さを思いやっている。我々は物語の論理(=後代の人々の都合や興味)を無批判に受け入れてしまっているのではないか?という「あとがき」の問いかけは重い。所詮はフィクションと割り切ることもできようが、生きた人間の歴史が基になっている以上、どうしてもそこで立ち止まらないわけにはいかない。