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感想・レビュー
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ミヤマ
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期待以上の作品だった。 悔しくなるくらい着眼点がおもしろいし、文章の表現自体も新しい趣向が散りばめられていて、脱帽。久々に出会ってよかったと思えた作品だった。
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Psy2
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ネタバレ本当に面白かった。他の著作を読んで「品田遊の書いた1999年のゲームキッズみたいなショートショートを読んでみたい」と思っていたので、方向的に近いこの本はストレートに心に来ました。「同窓会」はわかっていたはずなのに、すっかり刺されてしまった。「過程の医学」がたまらない。文字通り悲観的な話とも取れるし、単純に「無限の可能性」を絶望と読み替えられているだけなのかもしれない。すごく面白かった。ありがとうございました。
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トーテムポールさん
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インターネットの仮面のライターが書いた、インターネット的な短編集。ネットのいやにリアルな嫌さと、シニカルでSF的な冷笑等々、ちょうど万遍なく嫌さが接種できてお得。往年の筒井や星新一を彷彿させるようなシニカルさと、急にぶち込まれる余りに俗な描写のバランスが良かった。インターネットへの深い愛憎が感じられる。
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こん
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著者がよく藤子・F・不二雄のブラックユーモア短編集に言及してるけど、かなり強烈な原体験だったんだろうなあ……
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ゆう2
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ネタバレ2chスレ形式が創作に持ち込まれることは数あれど、暴走気味のコテハンが常駐しているところまでリアルに描出できる人はそういないのでは。 著者は著者のことが好きな人の六割ぐらいはうっすら嫌っているんだろうなと思った。 川添愛さんの解説もよかった。
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もか_れる
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ネタバレ色んな角度からぞっとさせる話が多かった。単に気味が悪いんじゃなくて、「(私がまだ知らないだけで)あるかもな」と思わせるような設定。
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クドウヒロオ
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面白かった〜!「型」がしっかりしてるエンタメは誰にでもお薦めできますね。『最後の1日』好きだったな〜。
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野里子
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オモコロのダ・ヴィンチ・恐山が別名義で書いた小説ということで、非常な興味を持って読んだ。やはりというべきか当然というべきか、有らん限りの悪意と語彙を文章錬成のために駆使し、電子の海の一角を担っているライターの筆力は物凄い。現実世界と仮想空間、生身の肉体と投影された精神を行き来する短編に、無数に分裂する皮膚の破片が何百万もの画素に還元されてゆく感を覚える。人間の本質を抉るリアリスティックでシニカルな眼差しは「世にも奇妙な物語」や星新一を彷彿とさせ、個人的には「過程の医学」「習字の授業」が特に好ましく映った。
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Tenco
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ネタバレ文庫化につき再読。ネットやSNS社会の歪さを皮肉る作品が多かったイメージだけど、改めて読んでみると反出生主義やコールドスリープ系ディストピアがテーマとなってるものが目立つ。物質的に満たされた人間が考えついた、余計なもののカタログのようだ。手中の端末で小さな幸せを見つける日々というのは、「氷漬けにされて繁栄もなにもない」状態に片足を突っ込んでいることだと気付かされる。
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雪彦
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「止まりだしたら走らない」が良すぎてすぐにこちらも読んだ。止まりだしたら〜とは異なり、なかなかダークでブラックな内容。でも人間観察の解像度の高さは共通していた。久しぶりに「終わってほしくない、もっと読んでいたい」と思える作家さんと出会えて幸福。
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ぬぬぬ
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最高でした。ブラックジョークだらけで見ていて本当に楽しかったです。
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九澄屋
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期待していた種類の面白さではなかったかも。ポストインターネットの、さらに後のポストインターネット世代の人たちに向けての話もあるし、2chのスレッド形式で語ってるような物語もある。野崎まどが書きそうな話もあった。思ったより難しいというか、どう楽しめばいいのかわならないというか。
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d
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ネタバレ少し不思議の感じ。合う合わないはありますが。09『過程の医学』何も知らないから不幸なので、幸せが見つかるといいですね。
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でにす
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ストーリーになる前の小ネタをまとめたような小説。こういう作品があっても良いと思った。
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なつのおすすめあにめ
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ネットで有名になりバズりも炎上も経験した「ダ・ヴィンチ・恐山」が「品田遊」としてネットを題材に執筆した小説。著者自身もネットの流行り廃りは自覚しており、単行本当時のネタは時代に追い越されていたり多少古びてはいるが、冷静にネットを観察しておりすごい。『過程の医学』『ピクニックの日』『クラムゲートの封は切られる』などのネットから離れた作品が面白かったので、ネットの人という縛りがない作品をもっと読みたいと思う。ネット縛りと見せかけて……な話『GIF FILE』やネットが当たり前の風景だが『最後の1日』の厭さよ。
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白いハエ
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尋常ではない観察眼はすべてをアブノーマルに見るところから始まっているのではないかと思った。現実に地続きな作風の場合は異常なほどのリアリティを見せるが、空想的な作風にはジャンル特有の典型的でお約束な雰囲気が漂う(まさに「匿名ラジオ」でいじるような「あるある」を落とし込んだように)。後者は引いた目で見れば陳腐にも見えようが、同じ視点を持つなら、ネットの炎上騒動や匿名掲示板の雰囲気をトレースした前者こそ陳腐と映らなければならないのだろう。現実の「あるある」がフィクションだと面白い。ここには何が起きているのか。
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まころ
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ネタバレダヴィンチ恐山先生のショートショート。解説にあった通り日常の言葉に関する物語。 感性が鋭いと言うか気づきが芯を喰ってる気がする。 思わず小躍りをネットで検索してみた。と言う書き出し、言葉に込められた情報の脱落。 個人的に特に共感したのは「ゴミになった本を踏むことの何がいけないのか分からなかった」は、不文律やマナー、慣習など何故そうなのかが分からないまま本能ではない部分で型にハマっているものが多いなぁと感じた。 最後のSFもSFしててとても良かったです。
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ranako
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面白いけどよく考えると怖い
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胡蝶
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現代版星新一のような短編集だった。インターネット社会を作者ならではのメタな視線で切り取ってある。冷静で悪意がないからこその毒を感じる。
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水さん
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スマホから覗けそうなタイトル無しのストーリー達。感想は未設定です…
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MK94
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友達がプレゼントしてくれた。10代の頃はインターネットに張り付いてたのでいろいろ当時を思い出す感じがおもしろい。文字組みも工夫されていてとても良かった。細切れの電車の中の時間で読むにはピッタリ。文庫化ありがとう。
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O
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どの話も面白く、学びも多く久々に一気読みできました。 GIFファイルのお話を読み、毎日変わり映えのない生活を送ることに、ネガティブな印象を持たなくなりました。 仕事合間に読める作品なので、時間の取りづらい社会人にもおすすめです。
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Fan Marlen
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現代のツイッターランド、チャット、2ch実況版、ウィッシュリスト機能などをモチーフとした、ブラックジョークが冴える短編集。ネットとの付き合い方を考えさせられる。
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たけたまご
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ネタバレ「この商品を〜」は、近所の人から勧められた見合い話は断るのに、モスマン社からのマッチングサービスはすんなり受け入れるのが、依存度を示している。 「一日5分の操作で〜」はまるで一昔前の人工知能が書いたかのような堂々巡りで辻褄の合わない文章が不気味。 「過程の医学」は反出生主義的なオチに感心した。3mgが3gとなっている誤字が残念。 「習字の授業」は学校教育による子どもの画一化を表しているのかもしれない。 「ピクニックの日」と「クラムゲートの〜」はSF短編集に収録されていても遜色ないと思う。
0255文字
Lieu
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いくつかの短篇は、あの星新一が今生きていたら絶対書きそうな内容だし、シャープな皮肉もそっくり。それだけでもゾクゾクする。しかし単に星新一の再来というのではなくて、この主題を描くのに「猫の持ち上げ」を選ぶ絶妙なセンスや、インターネット空間特有のディスコミュニケーションを的確に小説の題材にする才能はこの著者独自のもの。ずっと読んでいたい。
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min
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ネタバレ同窓会、解説を読んで、やっとなんのことかわかった。物分かりが悪すぎる。 ピクニックの日も、最初エプロンを着たお父さんと、パパが別にいるものだと思って読んでいた。物分かりが悪すぎる……。 猫持ち上げは、猫持ち上げがちょうど良かっただけで、それじゃなくても良かったんだろうけど、子供の頃からテレビ等で猫持ち上げを見ると親が「お尻持って!!」と騒ぐ家だったのでネットで見るたび「(お尻…)」と思ってずっときになっており、初っ端で出てきてドキーッとしてしまった…。
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綾凪
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ネタバレ自炊して断ち落とされた背表紙を位牌、題字を戒名に例える表現力と感性に脱帽した。控えめと言える頁数からは想像できない読み応えにただ驚くばかりの一冊。
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ま!
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オモコロのダ・ヴィンチ恐山こと品田遊先生のインターネットをテーマにした短編集。シニカルかと思いきや分かりやすく素直なものがあったり、いかにも〜なものもあったりとバラエティに富んでいる。個人的には習字の時間が好きかな。無機質な文字にもそれぞれの思いがあったりなかったりする細かい感情を表現出来れば、それを他人が受け取ることが出来ればこれまでとは違ったメディアでの自己表現が出来るんじゃないかな。
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あくびネコ
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ネタバレ面白い短編集です。1、3、17は結構好き。
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tamski
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シンプルでシャープなアイデアがいっぱい。インターネットが好きな人はより楽しめそう。
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イツキ
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とても面白かった。インターネットやSNS、AIなどがテーマの短編集。どの作品にもキレのあるダークなシニカルさや皮肉が効いており面白いと同時になかなか深く刺さります。「猫を持ち上げるな」等の現代のSNSやショッピングサイトなどをテーマにした作品からは刹那的で流されやすい人々の姿が滑稽でありながら切実に描かれ、「最後の1日」「ピクニックの日」等の作品からはままならない現実の無情さが感じられました。
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Hironori Oda
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どの話もとでも面白かった短編集。知らない作者だったが、話の長さも、形態も様々。切り口も独特だが、きっちり読ませる文章力もあり読みやすかった。 バラエティに富んだおすすめ短編集だった。
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さく
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好きな感じの黒さ。川添愛先生の解説も良い。
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黒蜜
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デジタル社会をテーマにした短編集。 著者をあらゆる媒体で拝見しているで、どのように小説に創作を落とし込むのかを期待しながら読みました。 皮肉がよく効いていて、著者らしい作品でした。 特に好きなのはピクニックの日でした。温かい作風かと思いきや、足元が仄かに暗く落とし込んでくるのはとても好みです。
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Satsumaimo Marron
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ネタバレすごく今の時代にありそうな話を、読ませる形で書いていて面白いです。指紋認証の話はサスペンス感があり、お気に入りです。 今のネット界隈に軽くでも触ってないとわからないとするともしかしたら少し時代が進んだら全然空気感が共有されないかもしれないとも感じる。こういうのもライヴ感だと思う
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ばんぎらす
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★★★★★
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🍥
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ネタバレ全体を通して怖い、不気味、不穏な感じだけどその怖さってすごく日常にあるものなんだな、と。オチが弱いみたいな感想を持つ人もいるかもしれないけど逆にそれくらいが現実に即しているというか現実っぽい感じがして怖くて良い。インターネットの描写とかめちゃくちゃリアルでさすが作者だな〜
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空音
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前回読んだ同著者の作品より、こちらの方が楽しめた。短編集だけど、それぞれ長さはバラバラ。個人的には指紋認証の話が短く綺麗にまとまってて好き。
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ノリスケ
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この作者は出たら読みたくなる。
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