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うまのこと(飛ぶ教室の本)

感想・レビュー
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ふーまま
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学校が嫌い、友達が怖いそんなうまの心が手にとる様にわかり切なくなる。男らしくなんてなくていい。女の国は誰でも受け入れてくれて、うまがのびのびと成長する姿が頼もしい。きっと誰かの道標になる1冊に違いない。
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skoobugem
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私は母に「あなたはあなたでいい」といつも言われ、仙台のおばんつぁんから「めんこいめんこい」と頭を撫でられていたから、自分は自分、という感覚がずっとありました。大人になるにつれて、それだけでは解決しないことが増えましたが、小さい頃からの「そのままの自分でいい」ことは根底にあったから、今を生きられるのかもしれません。小学校の国語の教科書と同じ出版社なので、小学校に一冊ずつ置くといいなと思いました。 ライオン先生、もうちょっと頑張ってほしいなあ。
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志
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ネタバレ多様性をテーマにした児童書。登場人物は3年生らしいけど、考え方や行動力にちょっと違和感を覚える。ストーリーの3分の2は、主人公の気持ちに同化して鬱々とした気分になってしまう。
0255文字
チタカアオイ
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【図書館】
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おでんのたまご
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かわいい表紙。やさしそうな、可愛らしい謎の生き物がたくさん描かれている。お話も、やさしさに溢れている。でもやさしさって何?子分はやっくんを守るため、他の人をいじめたらしい。それはやさしさなのだろうか?うまはやさしい気持ちを持っているけど、行動に移すのはなかなか出来ないでいる。それでも、という作者の祈りと願いを感じた。
0255文字
本埜しをり
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うまは学校が嫌い。周囲から浮かないことだけに気を配り、自分を磨耗させないよう感覚を麻痺させて過ごしている。〝男子〟らしくない生徒を「おんな」と揶揄し、周囲にも同調するよう強制する、ボス格の男子&取り巻き。それを黙認(何なら助長)している担任。うまは逃げ出したい。◇クラスメイトの痛みを共有し連帯する女子、自身の願望を率直に表現できるやっち、見ない振りしていた情けなさを認めたうま。みんなすごい。そして、担任の言葉の狡さを看破、耳を貸さないひゆめ。最高にカッコいい。
0255文字
名前氏
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泣いてしまった
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星野区
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ネタバレ児童向けの、多様性に目を向ける物語。文体はそれこそ子供向けなのだが、色々と刺さる描写が多くて胃が痛くなるような思いだった…。 学年のボス的存在であるやすひろの秘密というのが最後まで明かされなかったけど、身体に関することで人前で裸になれないことと言ったら両性具有?かな?でも、明かされなかったということはわざわざ書く必要はないこと(やすひろにとって誰にも知られたくないことが伝わればそれで充分)なのだろう、と解釈しました。
0255文字
モモ
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やわらかい文章の中にかけがえのないものがちりばめられている。好きなものも自信も奪い去っていく人っていたなあ。
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とん
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ネタバレ最近読んだ本の中でダントツで好きだった!!少年アヤ、こんな文章も書くんだなぁ。うまの居心地の悪さを誰かの幸せとか正義とかでなんとなく薄めるんじゃなくて、最後にちゃんと自分で爆発させられたのがすごく良かった。これは子供にも読んでもらいたい。
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ガーネット
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児童文学というカテゴリーではあるけれど、ハッとする自由な言葉の表現が、いくつも。言葉は、どんどん変化し成長していくもの。使い手によって、いくらでも幅や奥行きが広がる。「世間に違和感をもつ小学3年生の男の子が、バラエティーに富んだクラスメイトとの毎日から、自分と他者について発見していく」なんて型通りの紹介では、全くこの作品の「自由な言葉」が伝わらない。新しい言葉にドキドキしたい人は、ご一読を。*コメント欄に、本文から引用抜粋。
ガーネット

本文より引用抜粋。「これだから、えんそくってきらい。わるい夢が、夢のそとにまでやってくるみたいに、いやな想像が、ぜんぶ本当になっちゃうみたいに、学校のそとまで学校がやってきて、ぜんぶをぬりつぶしてしまう。」

02/12 17:18
ガーネット

本文より引用抜粋②「このところ、はじめてがいっぱいある。じっとしていると、いろんなはじめてが、うまの体からはみだそう、はみだそうとあばれだしそうになる。」

02/12 17:21
0255文字
she
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世界をいろいろにしてくれてありがとう
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猫 胸白
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 少年アヤちゃんの文章が好きで、多分著書は全部読んでいるんだけど、こちらははじめての児童文学作品。  かわいいものやきれいなものが好きで、小学校生活になじめない男の子「うま」が主人公。子どもの頃のアヤちゃん自身がモデルなのかな。  私は調子に乗りやすい子どもで、小学校生活も割と楽しく過ごしたから、こんなふうに学校に馴染めない同級生のことをちゃんと考えたことがなかったなぁ…こういう子ってきっと本当はたくさんいたんだろうね。もうちょっとこういう子の気持ちを考えられる子どもでいたかったなぁと思わされた作品。
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shiori
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「わたし」は「わたし」でしかなくて「わたし」はずっと最高!そんな「わたし」を守る場所は、たいへんだけど「わたし」がつくらなきゃならない「わたしたち」と一緒に こどもたちのために、手を繋がないと 大人が…
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TS
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そうなんだよ、今のこの社会は、あまりにも、「私」とか「私たち」のことを大事にしてこなかったんだよ。アヤさんの文章は初期の頃から読み続けているけれど、あそこからここまでの軌跡を思うとそれだけで大きな拍手を送りたくなる。自分にも世界にも絶望していたところから、こういう社会のほうがよくないか?と言えるところまで来たことが、ほんとうにものすごいことだと思う。これからもいろんな新しい考えや感情を伝えてくれるだろうという期待。そして、これほどまでに行間の読みとりがいのある文章はなかなかないのよね。
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たげい しかた
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ご紹介いただき読みました。主人公のうまが見る世界、学校や友人関係が窒素しそう。そんな中、辿り着いて、連帯して、ある行動に参加する。唸ります。この子たちが突きつける「大人がしっかりしないとね」しっかりせねばです。
0255文字
ずー
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児童向けの寓話のような感じだけど日本社会で起きてることがマジでそのまんま描かれてる。 「ぼうえい軍」たちのホモソーシャルさの描写が解像度高かった。子供は無邪気で自由とかほんと嘘だよなと思う。 ラストの展開とか、ひゆめちゃんの「大人にせきにんをとらせることが、なによりいちばんだいじなんだ」というセリフにはなんか泣きそうになった。現実世界でもこんな風に、みんなで"学校"を抜け出して新しい国に行けたらいいのにと思った。
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N氏
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女の子でも男の子でもないうまの目から見た、学校という場所を描いた衝撃作。違和感、いじめ、保身に走る汚いオトナ。“うまという子がきっとあなたのよい友だちになりますように” 書店でいただいた限定エッセイには祈りが綴られていた。オトナにも読んで欲しい。
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おおくら
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うまだって、こんなところいやだ。とうまがどなったところから泣いた。
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ぷりん
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すらすらと読めるにも関わらず、内容は多様性をしっかり考えさせてくれる。自分はどうしたいのかを、もっと大切にしていいと言われても、周りが大切にしてくれなきゃ隠さざるを得なかったりするのではないか。あんな子もこんな子もいるのが当たり前の学校を作っていかなきゃなと思う。
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