形式:ライトノベル
出版社:講談社
夫の職場で共に働き、教え子とのやり取りやピンチでの彼らの活躍なども物語に厚みを持たせていたと思う。その分、二人の想いが通じ合う場面や、最後の事件の片付けられ方がやや呆気なく感じたが、全体的には好きな話で楽しく読了。ところで、別にどちらでもいいのだけど、コミカライズではヒーローが短髪になっているのには何か理由があるのかな?
仲直り後もすぐに本当に夫婦に、ってなるんじゃなくて、ちゃんといまの互いを知っていこうってゆっくり関係を進めようとするのも良かった。ヒーローの部下達との交流や活躍もいい具合で、叔父従妹元婚約者へのざまぁも完備。オマケでヒーロー視点でのこれまでの出来事も描かれていたし、あとがきで気になって書籍化での変更点を確認にいったけど、書籍版の展開になって良かったと思うわ。いや、従妹の日常での振る舞いを考えると、彼女のが元婚約者よりマシっていうのはどうかとも思うけどね。
でも彼の本心ではないことは予想できるし、いつもそばにいる侍女達が彼女の味方なので、早く想いが通じ合えば良いなと願いながら読んだ。ヒロインはあわやという目には遭うけれど、それをきっかけに過去の誤解も解け、改めてお互い素直な心で向き合うことができて良かった。そうなればお互い好き同士なので、甘い雰囲気をしっかり堪能できた。元気過ぎる見習い達の活躍もあって、問題もスッキリ解決。楽しく読了。
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