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猫の似づら絵師

感想・レビュー
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LittleLily
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ふと目に入ったタイトルに、猫好きとしては読まない理由が無いので読みましたが――確かに”猫”はキーワードなんですけど、話の中心はあくまで人間だったのが少し残念。しかし、当時の生活ぶりを垣間見れる内容は面白かったです。
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ぶんこ
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シリーズ物だったのですね。先に「猫も杓子も猫かぶり」を読んでいました。 源蔵さんは謎の人物ですね。私の中ではお上から委嘱された潜入忍者(こういう表現でよかったのかな?)で、密かに悪を探りつつ退治している・・です。 銀太郎さんも丹三郎さんも、こんな商いで食べていけるのかと思っていましたが、後書きを読むと実在していたそうで、驚きました。色々な事件が起こりつつも、淡々として進むので、読後感はいいです。この後、「やがて大きな権力と対決する大団円」があるそうですが、まさか「猫も杓子も・・」のことでは無いでしょうね?
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こおり
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猫絵師(1) 職を失った若者二人(銀太郎と丹三郎)は、うどん打ちが生きがいの謎の源蔵爺さんに言われるがまま、銀太郎は猫の絵師、丹三郎は貧乏神売りを始める。なかなか商売にならず一文無しでも、大丈夫。源蔵爺さんがうどんだけは食わせてくれるのだ。恐ろしく不味いうどんを。貧乏でも悪事に走らず真面目に商売に励む二人と、うどんばかり打っている爺さん、三人で知恵を出し合い楽しく生きているお話しだ。これもまた、じんわりと後を引く面白さで私は好きだな
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tako
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その日暮らしなのに気がいい銀太郎や貧乏神売りの丹三郎、饂飩が好きで毎日作っているのに全然上達しない源蔵などキャラや内容は面白いし、セリフも軽快なんだけど、それに対する地の文の反応が妙に淡白であまりツッコミがないのでそのままスーっと流れてしまう感じ。もうちょっと盛り上がる部分があればもっと面白かったのにな。途中でさり気なく挿入される当時の風習や暮らしぶりの描写はよかった。日がな一日働きもせず趣味の饂飩づくりをして、絵が驚くほど上手く、知恵も回る…という謎めいたキャラクターの源蔵の正体は何だったのか気になる。
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Pochi
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貧乏だけれど、何だかんだと楽しそうに暮らしている三人組が愉快。猫と猫の似づら絵師の事件を、皆でワイワイしながら解決してしまう。江戸時代の猫の飼育は、躾も何も無いようなものがほとんどだったらしく、「きりきりと刺しこまれるようなにおい」が作中所々に出てきた。猫嫌いには大変そう。
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へたれのけい
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猫の絵師も趣味のうどん作りも良く分らんうちに、読み終えてしまってた。出久根さんの名前につられて、なんとなく読んでしまった本です。
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こまったまこ
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すごく面白かったです。江戸時代の貧乏長屋の住民たちが主人公。猫の似顔絵を描く商売や貧乏神の絵を売って厄を引き受ける仕事など、素寒貧の主人公たちが生きるために一生懸命ない知恵を絞って自分たちで商いを始めるのがすごいと思いました。お風呂嫌いな知恵者の源蔵じいさんがいい味を出しています。趣味のうどん作りに精魂傾けているのが笑えますが謎の多い人物。皆言葉づかいが丁寧で人情に厚くて、今の現代人にはない心の豊かさがあってとても素敵だなと思いました。源さんのうどんが食べたいなあ。続きももちろん読みます!
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Penguin
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面白い設定だった。続編もよんでみたい。
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烏山千鳥
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猫ってタイトルに惹かれました。地元の図書館にて。
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ハル
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主人公が、ちょっとはっきりしない物言いの流され系。その代わり廻りがリードして話を進めてくれます。
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仮ッ子
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時代物はあまり読まないのだが、読みやすく面白かった。江戸っ子の貧乏だけど(貧乏だからこそ?)生活を楽しんでる洒落っ気あふれる会話が楽しい。
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みずめぐり
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軽く読める江戸時代のおはなし。テンポと粋な成り行きになる名調子空気感が好みである。少し切ないところも淡々と調子に乗せて行くところが良い。フラットな調子が心に描いた江戸の世界をそのままに、世界の中で起こってる出来事として感じさせてくれる。
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松風
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登場人物は全員社会適応能力がないんだかあるんだか状態。だって登場人物「猫専門の似顔絵師」「貧乏神売り」ですよ…。むちゃくちゃなのに大真面目に淡々と語られるシュール感が最高。ただのオトボケじゃない。
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