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東欧演歌の地政学: ポップフォークが〈国民〉を創る

感想・レビュー
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サカナ
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全然消化出来ていませんが…笑 東欧…というか、パラ見では結構ルーマニアなのですが、地の音楽がテーマなんですけど、音楽についていくら論じても書籍上じゃ実感が…と思ってたら最後の方に、SpotifyにつながるQRコードがあるではないですか。 いやぁすごいなぁ。今の時代だから出来ること。いくら紹介されても聴けないとイメージ湧かないと思ってたけど、バッチリ聴けました。 感想になってなくてすみません。
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つまみ食い
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民俗性を持つポピュラー音楽と定義される東欧演歌という、私を含め日本に住む人の99%が何も知らなそうなジャンルを一冊丸々扱う。民族主義、ナショナリズムなど社会・政治的状況に規定されながらバルカン諸国、トルコ、東ドイツなどの国で大衆音楽が発展していったかが論じられているのだが、バルカン諸国では地理(歴史)的近さもあり中東の要素を民族的に時に否定しながらも取り入れたり、ヒット曲が国を超えカバーされ循環したりするのが興味深かった。ドイツではアイルランドなどのフォークが同時代的に受容されていたことも
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qoop
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一部でポップフォークなどと総称される、東欧諸国の民俗音楽の影響を受けた大衆音楽の流れを、国別に成立事情などを探りながらまとめた内容。国境線や政治体制の変化を潜り抜けながら、民族、民俗、伝統、歴史を受け繋ぐための音楽を重視し、同時に西欧から移入される最新の流行に反応する独自の立ち位置。リスニングだけでは掴めない事情の深さを本書は垣間見せてくれる。好著。
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