形式:新書
出版社:新潮社
形式:Kindle版
賀状の添え書きには句読点を使わないというマナーがあるのは知らなかった。が「こんなことも知らないのか」とバカにするほうが失礼。
マナーの説き方が押し付けがましくないので、前半は楽しく読み進められました。後半は私も「公正世界仮説」が印象に残りました。被害者の落ち度を責めることで、そうではない自分は安全だと思う気持ちは昔からあったでしょうが、今は顔も名前も出さずに赤の他人が言いたい放題ですものね。「失礼」に対して寛容になる時と筋を通す時の、見極めが大切と思いました。
前半部分のマナー解説は、面白かったですね。やっぱりJulietさんも「公正世界仮説」ですね。いい面も悪い面もあるんですけどね。でも、それを知って「なるほど~」と思いました。自分は安全な場所にいて被害が及ばなくて、そして無秩序に被害者を責めるっていうの・・・息子は、この説を知らなかったのですが、そういうことを言って私を慰めてくれたことがあります。後半部分にも出てましたが、マナーを弁えるのはいいのだけれど、自分がそうだからといって、他者にそれを求めてはいけない、スルーしようというのには、私も反省しました。
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