著作アイデアの歴史を辿ることができます。シュルレアリスムの中心人物だと思っていたけれど,シュルレアリスム運動のスタートには参加しておらず,中心人物ブルトンから冷遇されたことを根に持っていたなどのエピソードも記述されています。山高帽の紳士,林檎,鳩,鈴,青空と雲,彼のモチーフは激情的芸術とは少し距離を置いて上品です。画家というと,身なりに構わなかったり,飲んだくれだったり,奇人・変人だったりというイメージがありますが,彼はとても平和で普通の規則正しい生活を送っていたそうです。芸術は爆発だけではないんですね。
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