形式:ライトノベル
出版社:小学館
クターに解決、しかも確固たる理由もなく何故かしれっと撤退していく女神達。正直この時点で大分白けてしまった所はありましたね。 他にも前作の設定をいきなりぶっ込んでストーリーの本筋を急展開させたり、終盤で迎えた山場を乗り越える切っ掛けもそのキャラクターの置き土産から生まれる始末。前作を読んでいなくても話に着いていけるのがまだ救いとはいえ、これは流石にやりすぎではと思わざるを得ません。 ストーリーに関しては急に明かされる第三勢力の存在にエルヴィナに匹敵する力を持つディスティムの活躍、照魔の初恋の女神の正体(?→
)など見所は目白押しでした。特にディスティムと運命芽の関係性なんかが個人的にぶっ刺さりましたし、エピローグで語られる二人の邂逅なんかは少しうるっとくるものがありましたね。 あとがきが書かれていない今作。伏線もまだまだ残されており未だ未登場の女神もいる中、何やら悪巧みを企てる女神もいるようですし、続きは出るんですかね。是非とも続いて欲しい一作です。
そして、そんな過去作キャラから様々な想いや情報を受けて自分たちの世界のために戦っていく展開。最強の女神、自分たち以外の人と繋がった双神、過去最大の神略。どんどんスケールアップしていく戦いはやはり胸熱で面白い! 他の女神たちの思惑、照魔の初恋相手、まだまだ気になることもあって次巻も非常に楽しみ! ……と言いたいのだけど、このすごい打ち切りエンド感は大丈夫かしら? この巻の勢いが、もう残った情報出せるだけ出すぜっていう雰囲気すごくて。ラストの終わり方が俺たちの戦いはこれからだエンドにしか見えなくて……。
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