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嵐の生涯―飛行機設計家ハインケル

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千本通り
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370頁上下2段組の大作。しかしトールヴァルトの筆が冴えて最後まで読ませる。最後はドイツ航空省と反目して閑職に回され、それ故逆に戦争犯罪人に問われなかったともいえる。
0255文字
モリータ
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日本との提携関係の記述が目的だったのだが、読み物としてもおもしろかった。筆者が1908年のツェペリン号炎上を目撃するところから始まる回想で、後半は先進技術の開発とともに、非ナチ系の技術者・企業人としてなめた苦しみが書かれている。アウトバーンを造ったトート、ビートルを開発したポルシェと共に1938年に国家栄誉賞を受賞した話が象徴的で、このあたりは他の飛行機・自動車設計家の話をもっと知りたい。11章は、独裁者を戴いた官僚制度の破綻や、機種の採用・生産に希望的観測が入ってしまう組織の弱さが書かれていて興味深い。
モリータ

ナチに近く、ナチに消されたと噂されるトート、技術と名を現代に残しているポルシェ、党に与しなかったものの、軍事と直結していたがゆえに現代ではあまり知られていないハインケル、そしてバトルオブブリテンの失敗から追いつめられて自殺したウーデッド。

12/03 01:00
モリータ

しかしユンカースとかメッサーシュミットとか他社の活躍した機体をここまでズバッと評価するのって日本の設計家だとありえなさそうだけどどうなんだろう。

12/03 01:08
0255文字
かば◎
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ドイツ航空機設計陣のなかでも権力に媚びず、ゴーイング・マウ・ウェイを貫いた頑固親父、エルンスト・ハインケルの自伝。第二次大戦中のハインケル社製機の数々に興味を持つ人が多いだろうが、社長として監督した機より、ハインケル自身が設計に携わった第一次大戦のハンザ・ブランデンブルクのエピソードも面白い。自社機に対し手前味噌だと思える部分もあるが、それも含めて痛快な一冊。
0255文字
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