形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版ライトノベル
そんな彼だからこそ、あの最後になったのは納得です。彼が自分を貫くのであれば、同様に個人の意見を貫こうとする人物を否定するのは、一貫してないことになりますしね……。 不可逆な部分が、悲しくないと言ったら嘘になりますが。異種を交えた上で立派に家族をしていた3人の導いた結末が、良いものであったと私は思います。
う在り方と人間の愛し方、長い人生をかけて培った人間との接し方や、それに対する家族としてのスタンスなどが読み進めていくほどに深堀されてドンドン好きになっていくんだよね3人家族が。 加えて今回登場した地柱の墨染さん本当好き。この子がヒロインの王道異能バトル見たいくらいにはシンプルにキャラ造形が好み。 加月くんも若干染まってるし、1巻と比べて主人公周り以外も魅力的になってて読みやすくなった。
ブログにて感想記事増量版 https://yamata14.livedoor.blog/archives/53472401.html
ブログ感想→https://yuukimasiro.hatenablog.com/entry/2024/01/23/230301
強メンタルと深すぎる度量から覚悟がガンギマっている主人公に、著者の描く主人公らしさを感じて非常に良かった。また、物語の終わり方も好き。この兄にしてこの妹ありな部分が前面にでていることに加え、苦しんできた妹を間近で見てきたからこそ、彼女の決断を尊重するところが、ちゃあんと「お兄ちゃん」していてグッド。だが、その代わりに彼らの周囲に対してエグい要素いれてくるの勘弁してくれないですかね。「血汐事件」に間に合わなかった方の結末として、一度は取り戻したはずの大切な人を、万人のために自ら手にかけないといけないのとか…
いや、この容赦のなさこそ実に著者らしいし、だからこそ面白いのだが。面白いシリーズだったので続きも読んでみたいなあ…
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