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不可逆怪異をあなたと2 床辻奇譚 (電撃文庫)

感想・レビュー
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wacpre
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ネタバレ兄は人と神と狭間で生きていくし、妹もちょっと違う状態のまま生きていく。そんな二人は新しい家族と共に楽しい日々を。ただ、怪異と対峙するのも先輩とやり取りするのも兄のお仕事。見逃した白線、かかってくる『連絡網』、ついにやってきた新しい家族の姉。正面で対峙する兄、裏で画策する妹。家族の行く末は? 北が黒というところでようやく四神相応に思い至り、主人公の名前はそうだったんだなぁって。『あとがき』で気づかされた表題の意味が思ってたより重かったです…
0255文字
きぃ✬
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ネタバレ深夜の聞き慣れないサイレンの音は、普通に外を確認してしまうよな……。自然な行動として何気なく破ってしまいそうな禁忌が今回も怖かった。花乃の選択は想像していたそれだったけど、一妃と蒼汰のそれぞれの反応が意外だったな。これまで生首状態で話しづらそうにしている花乃の描写ばかりだったから、最後のイラストがめちゃくちゃ可愛くてちょっと救われる。
0255文字
微塵子大魔王
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ネタバレそして2巻では人間離れした土地神の権能を操り白線関連の謎。一妃への執着が酷い。知り合いの形をした何かは害意しかなく、2度目の別れは辛いものがありました。蒼太の異常さが際立っており、近くにいる女の子が人間じゃないことなど些細に思えます。夏宮さんとかにも自然体ですし。それでいて自分より相手を優先して考える事ができる。メンタルもフィジカルもドン引き必至な主人公でした。
0255文字
うさうさ
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蒼汰くんのナチュラルに重い愛がサイコーでした。 詰めが甘くてヘタレだけど笑
0255文字
まお
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ネタバレ特典の怪談力がとても高くてヒエッとなりましたわ。それはさておき1巻完結と思いきや続編が読めて嬉しい限り。半分地柱で半分人間の蒼汰さん、いろんなものに動揺しなさすぎでしょ。ゼリーがちょっと苦手になりそうよw 古宮先生の得意技、終盤のどんでん返しを堪能させてもらいました。花乃ちゃんの選択に対する蒼汰さんと一妃の反応が対照的で、ほろ苦くもきれいな結末でした。
0255文字
水無月冬弥
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主人公の性格がかわっているため、一風変わったテイストで繰り広げられる伝奇ホラー。1巻完結とおもって2巻が出たのでびっくり、さらに最後の展開にさらにびっくり。綺麗にはまった展開だけど…、やはり少しだけ寂しさもありますね
0255文字
さーさん
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ネタバレ新たな地柱となった蒼汰は監徒の手引きで転校し、北の地柱・墨染雨と知り合う。一年前の『血汐事件』で亡くした墨染雨の友人が現れ、異郷から大規模侵食が起こるシリーズ2巻。相変わらず蒼汰のメンタルが異常に強い。蒼汰の家族愛は重たいほど強いのにそれは執着ではなくて、相手への尊重が第一というスタイルが強者すぎる。予想外だった花乃の旅立ちも、さすが妹という鮮やかさ。友愛ゆえの繋がりを利用された紀子と墨染雨の別れは可哀そうだった。二度目の喪失は、辛い。一妃と双華の決着がついて白線にも襲われなくなり、綺麗な幕引きになった。
0255文字
NyankoroA
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主人公がぶっ飛んでいて、普通の感覚とは違って面白い。ヒロインは神様みたいなもので、こちらも人からは逸脱している。最後の展開が意外だった。
0255文字
ちゃか
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ネタバレ地柱を止めるには死ぬしかない、という意味で蒼汰くんは既に不可逆な変化を迎えた主人公なんですよね。 それを受け入れて、その状態で出来ることを模索しているわけです。目下、一妃から妹の体を取り戻したいと思っているみたいですが。一妃と妹本人は現状を良しとしていて、不利な状況。それでも相手を否定するのではなく、自分はこうしたいという意見を発し続けていたわけで。
ちゃか

そんな彼だからこそ、あの最後になったのは納得です。彼が自分を貫くのであれば、同様に個人の意見を貫こうとする人物を否定するのは、一貫してないことになりますしね……。 不可逆な部分が、悲しくないと言ったら嘘になりますが。異種を交えた上で立派に家族をしていた3人の導いた結末が、良いものであったと私は思います。

03/09 22:30
0255文字
燃え尽きタコ
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ネタバレ最高の読後感、序盤の何でもない掛け合いや世界観説明的なシーンが最後一気に回収されるの読んでて凄く気持ちよかった。 1巻が蒼汰と床辻の物語としたら、2巻は一妃と異郷の物語って感じ。 最後の花乃の選択は一切想定してなかったけど言われてみりゃそう考えるかって感じで、気丈に応援して送り出す蒼汰と駄々こねて泣きじゃくる一妃と希望をもって旅立った花乃のシーンは見てて本当に家族だったんだなってじーんと来て良かった。 一妃の人外バレが終盤だった1巻と違って、最初から分かってる+強い人?は把握出来ることで、一妃の人とは違
燃え尽きタコ

う在り方と人間の愛し方、長い人生をかけて培った人間との接し方や、それに対する家族としてのスタンスなどが読み進めていくほどに深堀されてドンドン好きになっていくんだよね3人家族が。 加えて今回登場した地柱の墨染さん本当好き。この子がヒロインの王道異能バトル見たいくらいにはシンプルにキャラ造形が好み。 加月くんも若干染まってるし、1巻と比べて主人公周り以外も魅力的になってて読みやすくなった。

03/04 13:21
0255文字
碧海いお
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続きがでないかなーと思っていたら、1巻が発売をした1年後に2巻が出ていた。これで終わりとはもったいない。 令和発行だと00年代になったばかりにあったような怪異、伝奇は流行らないんだと感じました。
0255文字
ekoeko
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2巻。異郷からきた一妃、土地神を引継いだ蒼汰、首だけになった蒼汰の妹・花乃の三人は一妃の姉・双華との最終決戦に臨む。
0255文字
みどり
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ネタバレ一妃は人ではないから、ということなのだけれど、異界の生き方も自分には合わないと逃げていたが、結局それをあんな形で花乃が引き取る形になるとは思わなかった。そこで、初めて「泣く、悲しい」という感情が解ったということなのだろう。続きはないかな?とりあえず異界の浸食が止まってめでたし。
0255文字
みやしん
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この物語は世界の一端部分だったのだろう。二冊で完結させるには情報量が多いとは感じたが、それでも端折れるところは敢えて「別のお話」的未描写で片付けた判断は的確だったと思う。終わってみればコンパクトだったけど見事なオカルトファンタジーだった。
0255文字
八岐
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ネタバレ★★★★ 一妃は人の心が分からぬ、とか言われてるし実際そうだと思うんだけれど、それはそれとしてこの青己兄妹の精神性は人から随分と逸脱してると思うよなあ。二人共どちらかというと神様寄りなんじゃないだろうか、これ。比べると雨と紀子の方は未練と後悔と潔さが人らしさに満ちていた。でもいずれにしても、形と表し方は違えどそこには深い愛がある、お話でした。
八岐

ブログにて感想記事増量版 https://yamata14.livedoor.blog/archives/53472401.html

02/04 22:31
0255文字
色素薄い系
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一区切りついて良かったけど前回の記憶がほとんどなくて作中でだいたいおさらいしてくれたのでありがたかったです。名前しか出てこなかった西の地柱がどんな人物なのか気になるし墨染雨はこの事件のあとどうなったんだろうとか気になる部分があるのでそこの補完が欲しいですね。あとやっぱり最後の花乃の決断を蒼汰が受け入れるのが早いのが気になった。まぁ締める為にはスピード展開にするしかなかったんだろうけど…
0255文字
ユウ@八戸
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ネタバレ首だけになった妹と、妹の身体をもつ異郷の家族と、半分土地神になった少年のお話続編。ページ数はそんなじゃないのにすごい物量を読んだ気分。血汐事件で喪われた少女と、北の地柱である墨染雨の関係が優しくて苦しい。全体的にエグくてしんどかったですね。蒼汰が鋼メンタルすぎて読み口が軽いのが救いなような違うような。一番怖いんだけど主人公。ラスボスっぽいのにバトル中つっこみをいれられる主人公。花乃が選んだ結末と、一妃の初めての悲しい別れが印象的でした。その後の加月くん番外編とか西の地柱編とかは出ませんかね?読んでみたい。
0255文字
鳩羽
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床辻の東の地柱を引き継ぐことになった蒼汰は、妹・花乃の身体を使う異郷からきた女・一妃と、怪異を治めながら平穏に暮らしていた。転校した先で、北の地柱・墨染雨と知り合うが、その頃起こった怪異に墨染雨の親しかった少女で血汐事件の被害者でもある紀子の目撃例があり…。スケールが大きいけど、展開が早くて、スケールの大きさがよく分からないうちにストーリーがきれいにまとまってしまって呆然といった読後感。意外だけど、意外ゆえにスッキリして、尚且つ記憶に残る話で面白かった。適所で精一杯生きられるのは、良いことだと思う。
0255文字
冬野
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シリーズ第二作。前作以上に面白かった。0章の意味が徐々に分かって霧が晴れてくる感じとか、伏線が収束して終盤に雪崩れ込んでいく様子とか、一冊としての完成度がとても高くて楽しめた。墨染雨と紀子の関係が好き。にしても本人たちが納得してるのにこんなしんどい結末ある?蒼汰・一妃・花乃の三人がもはや人間辞めてるレベル(一妃は元々人外だけど)だから割り切れるのかもしれないけど、こっちは心がついていかんのよ。こんなの物語の終わりを呆然と見送りながら皆の幸せを祈る他ないじゃないですか。前作同様イラストも良かった。星:5/5
0255文字
真白優樹
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東の地柱となった蒼汰が北の地柱の根城である高校に転校する中、白線の新たな動きが起きる今巻。―――生きるべきはそれぞれの世界、それがどれだけ離れようと。 北の地柱、墨染雨と関わったりする中彼女が探し求める死者が現れる巻であり、一妃と花乃、蒼汰の家族の絆が一つの終着点を迎える巻である。それぞれの願いの先、叶えるために彼女は旅立ち残された二人は家族として歩き出す。例えどれだけ離れようと家族であることは変わらない、そう信じて。これからも面倒なこの街で、これからも生きていく。 うん、とても面白かった。
0255文字
イツキ
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とても綺麗な終わり方でした。前作ラストで主人公が半分人間ではなくなりましたがやっていることは同じで、怪異だろうが別の世界の人間だろうがお構いなしに物理で殴って解決するのが面白いです。そしてラスト、予想外の幕引きでしたがメインキャラクターの魅力が存分に感じられる終わりでしたし全員がお互いを尊重しながらもはっきりと自分の意思を表明しているところが非常に良かったです。
0255文字
わたー
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★★★★★これはあまりにも人の心がない……でも話はクッソ面白いんだよ流石、古宮先生。マジ勘弁してくれ。1巻の騒動を経て床辻の土着神の力を得て、半分だけ地柱となった主人公だったが、妹をもとの身体に戻すために怪異を木刀でしばき倒す生活を続けていた。そんないつも通り(?)の生活をしているなか、一妃の姉による策が着々と進行していて…という2巻。超越者であることで理解が及ばないところもあれど、家族として愛情を注いでくれることはわかる。だから自分も彼女を受け入れ、長くなった寿命を彼女と共にあらんとする。
わたー

強メンタルと深すぎる度量から覚悟がガンギマっている主人公に、著者の描く主人公らしさを感じて非常に良かった。また、物語の終わり方も好き。この兄にしてこの妹ありな部分が前面にでていることに加え、苦しんできた妹を間近で見てきたからこそ、彼女の決断を尊重するところが、ちゃあんと「お兄ちゃん」していてグッド。だが、その代わりに彼らの周囲に対してエグい要素いれてくるの勘弁してくれないですかね。「血汐事件」に間に合わなかった方の結末として、一度は取り戻したはずの大切な人を、万人のために自ら手にかけないといけないのとか…

01/21 15:02
わたー

いや、この容赦のなさこそ実に著者らしいし、だからこそ面白いのだが。面白いシリーズだったので続きも読んでみたいなあ…

01/21 15:02
0255文字
のれん
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ネタバレ悪く言うと展開が早すぎるというべきだろうが、それを超えるテーマの昇華が面白くまとまっていた。 怪異は種族間差別を前提にして、短命種たる人間を愛いていたけど、家族という対等な立場から愛されることで喪失を覚えた。同属の愛ではなく個人の愛を選んだからこその変化。その意味で今作は立派な異類婚姻譚であった。 てか、主人公ブレなさすぎなんだよ。覚悟完了しすぎて他の柱若干引いてるシーン多すぎ。主人公がイケイケすぎて万事解決してるのは、笑いどころですらある。イケメンってすごいなぁ
0255文字
Shieki
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ネタバレ双華との戦いの描写がとても格好良かったです。映像作品とかで見られたらすごそうだなー。一巻の終わりでは一妃の「人」らしくない感情が印象的でしたが、逆に二巻では「人」らしい感情が印象的でした。そして、蒼汰の鋼メンタルに隠れて花乃も大概だなと血のつながりを感じてました。二巻もとても面白かったです。
0255文字
FFLJAPANter
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ネタバレこの手の怪奇物としてはシンプルにまとまりながらもラノベの文脈でキャラ立ちをさせ、ありそうでなかったバランスを取り作品を成立させている、均整取れた傑作。完結示唆してるがもったいないなあ…
0255文字
よっち
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紆余曲折の末に床辻の土地神としての権能を引継ぎ、東の地柱となった蒼汰。そんなある日、床辻の怪異を管轄する『監徒』の手引きで、蒼汰の転校が決定する第二弾。転校した監徒の縁者も多い北の高校で待っていた北の地柱・墨染雨。彼女とも助言を得られるような関係になりつつある一方、異郷からの白線が日に日に勢いを増す状況で発見された『血汐事件』で消えたはずの少女。墨染雨と記憶を失った少女の過去も明らかになる中で、やっぱりそうなっちゃいますよね…という展開ではありしたけど、その結末はなるほどなと思いつつも少し驚かされました。
0255文字
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不可逆怪異をあなたと2 床辻奇譚 (電撃文庫)評価65感想・レビュー26