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1985年のクラッシュ・ギャルズ (光文社未来ライブラリー Mヤ 3-2)

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緋莢
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「自分たちが持っているものすべてをぶつけあう試合がしたい。『そんなのはプロレスじゃない』と先輩や会社から言われても構わない。自分は最後に『プロレスじゃないプロレス』をやりたい」借金をきっかけに家族がバラバラになり、念願の女子プロレスラーになるも、落ちこぼれだった 長与千種。エリートの道を歩むも「見ていてまったく面白くない」とマネージャーから 言われてしまったライオネス飛鳥。その2人が組んだクラッシュ・ギャルズは、大ブームを起こすも…(続く
緋莢

〝プロレスの天才”長与千種をパートナーに持ち苦悩するライオネス飛鳥。その飛鳥が一度引退し、復帰後、ヒールとなり、プロレスの面白さを知っていくというのは、とても興味深かったです。一方で、長与は引退後、自らの団体を作り、理想の環境を整えるも…というのは、時代が悪かったとしか(長与の立ち上げたGAEA JAPANのレスラーたちは素晴らしく、対抗戦時代のレスラーと 全くそん色は無かったと思っています。特に里村明衣子と北斗晶の シングルは、強く印象に残っています)(続く

01/08 17:39
緋莢

文春文庫で読んでいましたが、10年も経たずに品切れとなっており 2023年に光文社未来ライブラリーで刊行された際は税込みで1500円になっていて眩暈がしました(文春文庫版は600円台) 新たなあとがきや解説が追加されているとはいえ、これはなぁ…作者や出版社が悪いという訳ではなく 色々事情があって、仕方のない事なのでしょうが。

01/08 17:39
0255文字
Eiki Natori
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この人の「〇〇年の」本は読んできたが、これがベスト本か。取材対象のチョイスが素晴らしい。 Netflix「極悪女王」とは大きな相違点が幾つも見られるのは仕方ないが、「ドラマよりも酷い世界」だったのはよくわかった(笑)。 壮絶な幼少時代を過ごし、入門後から全盛期、引退後にも大きな苦悩があり、理想に到達した時には・・・ ファンの子がなぜ熱狂したかという視点もわかり、のめり込むように一気読み。 京王百貨店「猪木展」に行った時に気づいたのだが、プロレスは「表情」が人を魅了する。千種にあって飛鳥に欠けてた点である。
0255文字
辻本 敏久
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異常な人気だった。
0255文字
council
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読み始めは柳澤健らしくない熱量の低さに加えて客席のファンが語る部分が混じっている上にプロレスに台本や予め勝負が決まっている等触れないでいるはずの表現が所々出てきて全盛期の記述はいまいちなのだが、引退から復帰してヒールとしてリングに上がる辺りからのリング上の様子がプロレス道を極めて行くが如き。キャットファイトや宝塚もどき扱の初期女子プロレスとそのオーナーたる松永兄弟のいい加減さの中で初期全女を支えたレスラー達がいわば理想と現実の間で苦労した経緯が収められている。
0255文字
NBかえる同盟
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ネタバレ著者買い。TVも含め、女子プロはほぼ見たことないのだが、長年プロレスマスコミには目を通していたので、結構内容が理解できた。話には聞いていたが、改めて全女という団体は凄いなと(良くも悪くも、主に悪い方)。全女には「押さえ込み」なる「真剣」が存在していたのは知らなかった。「全女とは『狂犬を作るためのシステム』」という言葉も凄い。とんでもない人々だと噂に聞く松永兄弟が、割と良い面も書かれていた感じ。視点にややクセがある著者だが、GAEAが結局うまくいかなかった経緯などは興味深く読んだ。面白かった。
0255文字
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1985年のクラッシュ・ギャルズ (光文社未来ライブラリー Mヤ 3-2)評価83感想・レビュー5