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写真で何かを伝えたいすべての人たちへ

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タロウ
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写真家が考えていることや行動を知ろうと思い、読む。期待したほど得られたものはない。snsを通じてバズること、ストゥディウムが現代資本主義における写真の運命だと作者は言うが、そんなことはマルクスが資本主義における人間疎外で予想していたことだし、表現できないプンクトゥムを言葉や写真で表現しようとするのは芸術の行為で真の芸術家は皆やっている。商業化、総人口写真家時代にあってもプロはアマチュアと違い、自分にしか撮れない表現で撮るし、土門拳はそれをやってきた。土門に比較すると、この作者はまだ甘い商業写真家に見える。
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Kudo Atsushi
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写真は、入賞や賞金やバズリではなく、撮る過程が目的となるのだと思う。その点は本書は弱い。
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つくし
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写真家の写真、SNSに大量放出されるバズ写真、果てはAI生成される写真。真を写すという言葉からすら捉え直す、撮る視点と見る(評価する)視点の迷路への誘い。自分が何かを撮りたいと思ったとき、残したいのか、発信したいのか、表現したいのか、撮るという行為そのものに自覚的になれる一冊でした。写真を撮る自我に気付かせてくれるというのかな。文章量が多く、批判的でも消極的でもない、とても良い一冊。
0255文字
歩毛男
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まずは真実性の不確かさへの言及からから始まり、優等生的に、古典的写真論からの引用が続く。 それ自体に異論はないのだけど、SNS時代の写真論だからなのか、著者が文学研究者だからなのか、過去の写真家自体への言及があまりにも少ないことに驚く。 繰り返し物語る事であれば、大道、荒木、深瀬など、物語に満ちた写真家たちへの言及があってもよいように思うし、そのような大御所を持ち出すまでもなく、容易にステュディウムに回収されることのない(陳腐化しない)写真たちは、
歩毛男

現代の写真家たち(SNSを主戦場としていない)によって、撮り続けられていると思うのだが・・・ まるで、著者の言及する現代の”写真”はSNSでバズる写真家たちのみで構成されているようだ。 著者の言うこれからの写真=引き伸ばされた写真も、バルトの引用から演繹するには無理があるように思い、またそれこそ”資本主義的”マーケティングによる、プレゼン的言葉使いに思えてしまう(要するに動画でしょ、動画) 途中から著者の思考に伴走することができなくなってしまったので、最終章のストーリーにも(以下略)

06/27 19:20
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kaz
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写真の意味を自分の従来の視点とは別の角度から考えるようになる。図書館の内容紹介は『あらゆるクリエイティブが一瞬で消費される時代に、表現を続けていく意味とは? 写真家、文学研究者と渡り歩いてきた著者が、写真を通じ自身の体験とともに解き明かす』。
0255文字
神谷孝信
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撮影者は写真のみならず、それを如何に文章でも素晴らしく表現することの大切さを学んだ。4
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shin1
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筆者の写真に対する考察がいろんな角度からされていて、共感できるところもあった。 ただ、説明が細かすぎて読むのに苦しい部分もあった。
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