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プラントピア (電撃文庫)

感想・レビュー
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微塵子大魔王
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良い世界設定。はじめのこの印象が強い。しかもその設定を最後まで活かした展開になっていて面白かった。活かしきったからなのか途中から派手にフィールドが広がってついていくので精一杯でした。まあこの世界観でやるなら当然と言わざるを得ません。前半は飲み込みに苦労して後半で広げてくる。記憶喪失の少女、ハルは何ものなのか。花人のルーツを知る道程。最後まで退屈しませんでしたね。
微塵子大魔王

思っていたより剪定者との戦闘が多かった。退廃的な世界で好奇心から探求しているハルが落ち着いて考えられないのハードすぎるよ。そこでアルファの活躍。後半では花守とそのギャップが際立ってた印象です。戦闘を経て段々と情報開示されて、戦闘後の方に目がいってしまい戦闘に集中できませんでした。一つ気になるところはビジュアルがイマイチ把握出来なかった事です。ザックリとした戦闘ならまだしも世界設定に関わるものなので気になりました。花の前提知識があれば想像付くんですかね。口絵があって助かりました。

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灰猫
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ネタバレ人間がいなくなって花人という種族が生きている世界。ハルという人間とアルファという花人との関係が主に語られるが、それがラストにつながっている感じがよい。世界としてはSFようのだが、それほどハードな感じはない。戦闘はそれなりによかったかな。ハルの正体に関しては世界に絡んでいるのと、剪定者のクストスと絡んでいるのがよい。ラストとしては人間をやめてしまうハルだが、ありだろう。人間は水になって溶けて、石油のような燃料になっているというのは興味深かったかな。メディアミックスするらしい。次巻はあるのだろうか?
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彩葉 楓🍁
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【★★★★★】こりゃ傑作だ。人類滅亡後は花人という新たな生態系が誕生していて、敵対勢力は剪定者と呼ばれる機械仕掛けの怪物。花人の移住区画外の樹海は全て危険性に溢れ、外の世界は何があるのか、また剪定者はどこから現れるのかなど、花人のテリトリー以外細かく語られず未知の脅威として断絶されより恐怖を煽るその描写の工夫が素晴らしかった。普段ぶっきらぼうだけど素直になれないだけのめちゃ強アルファが好き。後半の怒涛の展開!新たな発見、世界の真実、ヒューマン性ある生存競争心。閉鎖的だった世界観がグッと広がり想像が膨らむ
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シノミヤユウ
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面白い!「花人」が生活する謎めいた世界にワクワクして、遠い未来で目覚めたまっすぐな少女ハルと不器用な花人アルファがすれ違いながらも少しずつ距離を縮めていく微笑ましさに胸がほっこりして……世界観に関係性、全てに胸躍る物語でした!ハルの失われた記憶や花人の運命、この世界の過去など、喪失したモノが齎す不穏さが物語を追うほどに濃くなるからこそ、個性豊かな花人たちやハルが繋ぐ記憶と絆の温かさに胸が熱くなります。何かが終わっても、また何かが始まる。どんなに変化しても力強く芽吹き、生き続ける生命の希望の物語です。
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uettee
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ネタバレ読み終わるまで時間がかかってしまったなぁ。SFのような架空の設定、人間、花人、剪定者といった、この世界では人間が存在するのは珍しく、花人が学園を守り、それを破壊する剪定者との争い。花人には感情というのはあまりないのだが、人間であるハルと友人関係を結ぼうとする話。ハルは最後は、人間でもなく、花人でもない、第3に分類される存在になるのであるが、内容としては今ひとつかなぁ。あとがきでらまふまふがアニメ版の主題歌を歌っているとのことで、そちらが好きな人には刺さる本なのかな。電撃文庫の初デビューでした。
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へ~ジック
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人も滅びた遠未来、世界には花から生まれたヒトがまぁまぁ平和に生きておりました。でもそこに、かつての「憎しみの時代」と今との繋がりを知っているモノが現れたらどうなるだろう。というお話だと思いました。それにしてもイラストが少ない…。重要人物の顔が分からないというのは残念でならない。好奇心旺盛で臆病なチワワみたいなスメラヤちゃんとかさぁ。どんなに可愛かっただろうなぁ。
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kaneKlenz
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カクヨム掲載分は既読、他のメディアは未視聴。そーかー、花人のデザインってこうなるのか、美しい。しかし単体の小説としては、本文にイラストが入らないのは寂しい。せっかくこの筆者らしく武器の設定とそれを振るう描写が格好良く気合い入ってるんだし/第二部、立場が逆転した構図が良いな。そういう世界でありそういうメンタリティなキャラ達であると、どんな説明より雄弁/"ハル"の意味がそこで繰り返されるの、ね。
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鳩輪とわ
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ネタバレ花人(人と花が融合したような生命体)とただ一人の人間の交流を描くユートピア/ディストピアSFラノベ。終末世界SF+高速戦闘という作者の強みが遺憾なく発揮された作品だった。一方で、ケレンミ・ジャンクさという作者のアクはかなり抑えめなので既刊がぶっささった人から見ると少し寂しいかも。 『言鯨』的な落ち着きがありつつも、関係性のテーマ自体は『エスケ』に近い(Aに手を引かれていたBが後にAの手を引く)。前と同じではなくなることを肯定的に描いているので、清々しい読後感だった。
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イツキ
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遠い未来、様々な花が人の形になって文明を築いている世界で唯一人の人間として主人公が目覚めるところから始まる物語。桜や勿忘草、彼岸花などの花人たちの目に浮かぶような鮮やかさや、不気味で正体不明の剪定者、世界と主人公の謎など魅力的なストーリーと世界観のSFでとても楽しく読むことができました。スリリングな戦闘シーンや、可憐な花人が無骨で巨大な機械仕掛けの武器を振り回すという中二心がくすぐられるようなシーンも魅力的でした。綺麗にストーリーはまとまっていますが続編を期待したいですね。
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まぁ
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デストピアものです。最近流行りのいろんな媒体で物語が進行しているお話のようですが、これ単体でもとてもおもしろかったです。人間は存在しない、花人が機械と戦う終末世界で世界の謎に迫っていくのですが、文明の滅びた世界でもきっと美しいのだろうなぁと思いました。MVもあるようなので見てみたくなりました。
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きぃ✬
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ネタバレ花人は死ににくいけれど、死なないわけではない。花はまた咲くけれど、それは同じ花ではない。それぞれの花の名前とそれが持つ意味。鮮やかな彩りが思い描ける世界観が美しく儚いのに、力強くもある。ハルの正体がシステム名でわかってしまわない仕様かもう少し先で判明していたら、さらに衝撃度が上がったかもしれない。まふまふさんの「失楽園」がまた、たまらなくいい。
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シュガー
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舞台は人間によく似た植物生命体「花人(はなびと)」が暮らす世界。 唯一の人間ハルは記憶を失った状態。 花人と交流しつつ外の世界を知ろうと動き出す。 すると世界の真の姿が見えてきて……。 SFっぽさをベースに、少しずつ謎が明かされていくミステリー風味を加えた物語だと感じました。 キャラクタが魅力的。 詳しい感想や内容紹介はブログで書いています。 https://sugarbitter.hatenablog.com/entry/2024/04/11/185017
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碧海いお
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読み終わったあとに電撃文庫ってこんな内容を発行をすることがあるんだ!という独特の世界観のSF的な話でした。 人類が滅んだあとの話はよくありますが、花人なんて聞いたことがありませんでしたし。新しい世界に入り浸ることのできる作品でした。
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色素薄い系
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ネタバレよいSF作品だったと思う。1部では花人の生と死、2部では世界の真実、そして2部では少し関係性が変わったアルファとハル。花人を刈る存在、その指揮を任されているクストスとハルの関係などが明かされ、意思疎通出来るか出来ないかは重要な項目だよなぁと思った。最後に示された希望(地図)もあり思ったより綺麗な結末に落ち着いて良かったです。ただそれを伝えたのや管理システム作ったの誰だったんだろうという若干の疑問も。そして、少々不満点があるとすれば文字からでは花人の姿が想像しにくかった事。
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リク@ぼっち党員
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ネタバレ人の形を模した花人たちによる世界、いなくなったはずの人が現れたことで運命の歯車が回り始める。メディアミックス前提の作品ということで、確かに視覚情報があった方が植物が支配する世界観とか伝わりやすいかもしれないなぁと。絶対に色鮮やかだろうし。逆に人物同士の掛け合いとか、内面の葛藤とかをじっくり描けるのが小説という媒体の強みなので、その辺りには九岡さんの上手さが現れていたと思う。序盤から描かれていた設定が、終盤で過去とリンクして真実が明かされていく流れはお見事。
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みやしん
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口絵以外本編にイラストが一切ない。ハヤカワ文庫JAのようだ。俯瞰で見ると壮大な物語だったのだろうが、植物らしさがイマイチピンと来なくスライムでもいいような気がしないでもない。文字媒体における難儀な面なので、漫画とかのほうが受け止めやすいと思う。
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のれん
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ネタバレ色々メディアミックスを引っさげたコンテンツらしく、作者の今までの作風とは毛色が違う。 人類終末後の世界を舞台にカッコいいナンバーを持った人外集団ではなく、穏やかな人外集団が主役。 人外は人を模して、人を忘れ、そして人に近づいていく。そして人を思い、人を忘れなかった機械たちだけが人から離れていく。この冷たい熱が滾る。 以前ハヤカワで出した『言鯨16号』もそうだが、壮大な廃退世界で最後に燃える熱を描く展開が持ち味だ(今作は電撃だが)。 寡作の類だが、出す度に魅力が磨かれてるように思う。
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ZIN
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ん!虫の次は植物ということで。掛け合いは小気味良く、設定も綿密、そしてスケールもでかい、で読み応えあっておもしろかったぁ
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たまご
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緑溢れる幻想的な世界観や儚くも力強い花人達がとても魅力的で、物語にあっという間に引き込まれました。世界に一人だけの人間なんて存在も気になるに決まってる!お気に入りは前半と後半で異なる存在感を発揮するアルファですね。強ツンデレな彼が、ハルと少しずつ距離を縮めて行く様子が微笑ましい。一番の見所はクストスとのバトル。圧巻の戦闘描写とその結末が鳥肌ものでした。聳え立つ世界樹の秘密に襲い来る剪定者、そして『ハル』の正体とは??徐々に明らかになる真相に釘付け。物語を彩るイラストも素晴らしかった。
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炬雪
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フィギュア、MVなど複数のメディアミックス企画の書籍化。第一部は世界観についていくのに苦労したものの、第二部からすごく面白い。訳分からんと思った設定が綺麗にまとまる。メディアミックスだから複数人が制作に関わってるけど、それでも九岡ワールド全開。読んでたら「言鯨16号」を思い出した。久しぶりの九岡先生の新刊、すごく満足しました。お腹いっぱい。また小説を書いてくれるそうなので、楽しみにして待ってます。
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久利大也
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文明は草木に呑まれ鉄の怪物が徘徊する世界。たった1人目覚めた人間は、人のような花のような種族“花人”に拾われる。 人の文化を模倣する“花人”との奇妙な交流と、脅威たる“剪定者”との戦い。そして、世界の秘密。 重厚で容赦ない世界観から激しいバトルを経て希望に飛び抜けてくのめちゃくちゃ好きでした
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ごはんたべたい
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まず九岡望さんが小説をまた書き始めたこと、あとがきでも小説書くの楽しいと書いてくれたことが、彼のファンとしてとてもうれしい。そして相変わらず出てくる設定や描写、風景が荒唐無稽なのにそのまま想像できてしまう筆力が健在なのもすごい。疑問に思えたところが解明されるに従い、その絵がどういう意味を持っていたかかが理解できていく、というのは、いいSFとしての見本。
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よっち
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人に似た姿で花の特性を持つ「花人」が旧文明の遺跡を発掘しながら独自のコミュニティを築く世界。そこで記憶喪失の少女ハルが目を覚ます近未来ファンタジー。唯一の人間として花人たちと交流を深めてゆくハルと、たびたび衝突する花園を守る役目を負った花守アルファ、花人を脅かす天敵的存在の剪定者と、ハルに執着する謎の少女クストス。その衝突により多くの花人たちが喪われる一方、生まれ変わる性質も持つ花人の特性があって、枯れつつある世界樹を救うために向かったハルが取り戻した記憶と、覚悟を決める彼女がなかなか印象的な物語でした。
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真白優樹
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世界が草木に覆われ、花人と呼ばれる新種の生き物が闊歩する世界で、突然目覚めた人間の少女が花人のコミュニティに保護され始まる物語。―――再び咲く日を迎える為、この世界に真実を探して。 花人の常識に何とかついていこうと空回りしたり、剪定者と呼ばれる機械達との戦いで知己の者を失う中、少しずつ少女の力と過去が判明していく物語であり、どこか重めで苦しい世界観の中、それでも懸命に生きていく者達の命がそこに在る物語である。交じり合い新たな命として更にその先へ。無限の先にどんな未来が。 うん、とても面白かった。
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オセロ
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まず最初に一言。 世界観の作り込みの深さが凄すぎます。それ故に最初は面白いのかつまらないのかも判断出来ないけれど気がついたらのめり込んでいましたね。人類が滅んだ未来の地球で唯一の生き残りで記憶喪失ののハルは何者なのか。そんなハルと慎ましく暮らすのは人間に酷似した花人という未知の生き物たちと花人たちを襲う剪定者と呼ばれる機械は何なのか。そもそも世界は何故滅びたのかなどの謎を2部構成で明らかになる構成は読み応えがありましたし、それでいて読了感も良かったです。
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凜音
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読了 旧文明の遺跡を探索しながら独自社会を構築してた"人"に酷似した生物"花人"。桜の"花人"と1人の"人間"の出逢いが物語の始まりを告げる。"花人"を狙う"剪定者"と呼称されるナニカ。迫っていく秘された世界の全貌。"花人"と"人"の友情。読んでいるだけで鮮明に浮かんでくる幻想世界と戦闘描写。名前に込められた意味。植物としての意味。名前の意味とキャラの行動の噛み合いが好きすぎる。最初は箱庭。読み進める不明を求める内に情報が埋まり明かされた瞬間に鳥肌。そして目の前に現れる広大な世界。あとがき含め最高でした。
凜音

映像化されてる(失楽園のMVとして)のですけど、実際読んだ後に行って想像していた通り。全くそのまま思い浮かべていたものが映像化されてたのも凄いよね…

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