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群像 2024年 03 月号 [雑誌]

感想・レビュー
8

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tomatobook
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松永K三蔵氏のバリ山行のみ読了。第171回芥川賞受賞。タイトルから登攀記と思い込んでいたがバリ山行のバリはバリエーションルートのことだった。通常の登山道でない道を行く。とても危険で命に関わるルート、読んでいてヒヤヒヤした。
0255文字
香雪
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岩川ありさ「養生する言葉」第8回「災害と養生――NHKの災害報道、トランスジェンダーと震災」のみ読了。3.11のとき、私は東京にいて、建物も家族も何ともなかったけれど、東北にいない人たちが動転のあまり言葉で傷つけ合うさまが本当に本当に恐ろしかった。以来、災害報道等から目を逸らしている。この回も、読むのを躊躇したが、自分の心の様子を見ながら、読めるところを読んだ。読んでよかった。
0255文字
yoshi
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『バリ山行』読みたさに図書館で借りた。感想は単行本にて。
0255文字
いもだ
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ネタバレバリ山行。芥川賞候補作。波多は、妻子がない妻鹿を無意識に見下していた。しかし、妻鹿は自らの不幸は気にしてい。他人の評価も気にせずに自分のやりたい仕事と、趣味のバリエーション登山を楽しんでいた。私も妻子がありり、自分の時間や、やりたいことは限定される。しかし、人生を楽しんでいるのは妻鹿である。どちらが正しい訳では無いが、波多と同じ生活の私には妻鹿の登山は羨ましい。バリ楽しい小説でした(神戸弁)
0255文字
洋
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【芥川賞候補作】松永K三蔵『バリ山行』読了。決められたルート、刺激的なバリ。妻鹿さんみたいな人好き、この作品も好み。
0255文字
アマニョッキ
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ネタバレ松永K三蔵さん『バリ山行』。中途採用で入った職場の登山イベントに誘われて山を始めた主人公波多は、「バリ」という正規ルートから外れた道をいく登攀を好む妻鹿に傾倒していく。とにかく文章が読みやすくテンポがいいのでぐんぐん読ませるが、山と社会という一見かけ離れたものを波多と妻鹿を通してシンクロさせていく技量は見事。あと個人的に山アプリのアカウント名、波多のハタゴニアと多聞さんのタモンベルがお気に入り。ラストもう少し読みたかった…という余韻も含めとても好きな作品。
0255文字
大粒まろん
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群像 2024.03 芥川賞候補作品。松永K三蔵著「バリ山行」のみ。中途採用で務める営業マンの波多は前の会社での反省点を踏まえ今の会社の人たちと付き合いとして登山部のメンバーとなった。その過程でバリ山行という登攀がある事を知り、それを1人行なっている同僚の妻鹿(メガ)さんの存在から目が離せなくなっていく。リストラか滑落か、本物は何処にあるのかを問う山岳小説。手慣れた書き振りで読ませる手管もあり、かつ、六甲山を登った私には面白く読めるところもあった作品。着地が甘いのがやや気になるが、メガさんが良かった。
大粒まろん

バリ山行のバリはバリエーションのバリで一般ルートではないという意味。マニアックな自分で切り開いていく道を言う。みんなが歩く安全な道か、1人で切り開く道か。この作家さん2作目との事、とても落ち着いた運筆で読みやすい。何となくエンタメ向きな気もしましたが。

06/16 17:25
大粒まろん

芥川賞受賞作おめでとうございます。

07/17 19:04
0255文字
路地
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松永K三蔵さん『バリ山行』。滑らかな文章と登場人物たちの軽妙な関西弁がなんとも面白く久しぶりのイッキ読み作品だった。中小企業ならではじゃないかと思う各社員の主体性と全体主義が入り混じった人間模様が妙な心地良さを感じる。そんななかで全体に流されず職場でもやまでも自らの信じる道を行く妻鹿さんの狂気にあてられ、最初は反発しながらもその魅力に取り込まれていく主人公。初バリ山行時の危機と疲労に半ば錯乱していく様は真に迫っていて手に汗握る思いで読んだ。
0255文字
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