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文化的コモンズ――文化施設がつくる交響圏

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Dolphin and Lemon
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ネタバレ読み始めて1ヶ月、ようやく読み終えた。 文化施設に関する多様な事例、さまざまな人物を人文社会科学のあらゆる分野の知見を動員して幅広く扱っており、私みたいな初心者にとってはなかなか読むのに苦労した。そしたら最後にまとめがあったので助かった笑 デジタルアーカイブ関係の本とか読んでても思うけど、何か統一的な理論があって天下り的に事象を語るという自然科学的なアプローチって全然万能じゃないなとか思った。 分厚い本ですが最後にまとめもあるのでありがたい。 仕事に活かせたらいいな。
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け
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★3.5/5 これからの時代に求められるであろう、文化施設のあり方について論じた人文書。本書は二部構成で、前半は各文化施設の歴史が中心。非常に面白く、志高い数人の活躍によって、今の図書館や博物館があると思うと胸が熱くなる。一方で、後半はこれからの文化施設についてがテーマになっているが、マネジメントやガバナンス等、言ってしまえば綺麗事で、あまり心に響かなかった。行政から距離を取るべきであることが前提にあるように思うが、行政が予算を握っている以上、どこかで折り合いをつけなければならないと思う。
け

600ページは流石に長い。豊富な事例が仇となって、著者の主張が見えにくくなっている。誤植も散見された。

01/09 22:31
0255文字
かふん
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日本の文化施設について詳細に掘り下げた一冊です。日本の文化施設が持つ多様な機能や、地域住民との関わり合いを詳細に分析し、文化施設がいかに地域社会の活性化に貢献できるのかを示しています。また、過去の成功事例や課題を踏まえ、これからの文化施設が目指すべき方向性を提示しています。特に蓄積<アーカイビング>の役割の記述はとても参考になりました。
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トム
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必要なところだけ飛ばし読み。 公務員でティール組織はやっぱり難しいかな、指定管理とかの方が良さそう。あとは大きな目で見て図書館、博物館等それぞれが地域の中でティール組織として動くのはありだと思う。 公共の施設にシンパシーではなく、エンパシーを持つっていうのはすごくしっくり来た。『他者の靴をはく』のあとに読んだからこそ、人にエンパシーを持ってもらうための方策が必要だと思った。エンパシーを磨いてもらうのはどうすれば良いんだろう。
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jackbdc
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ネタバレ私好み。しっかり厚く読み応えある内容。表紙のイラスト、利用者と開設者と専門家による三角形は、著者がテーマとする専門性ある公共施設の存在意義を象徴する構造か。コモンズという概念は、放牧地に喩えられる様に生活に密着した身近で下世話なものと捉えていたので、 知的公共財と絡めて意識した事は無かっただけに新鮮であった。博物館、図書館、公民館といった近接する異ジャンルの伝説的な人物の偉業はそれだけで面白いのだが、歴史的事実を著者なりの価値軸で捉え直し並列的に紹介する事により、横糸を繋ごうという発想が印象に残った。
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