形式:ライトノベル
出版社:ホビージャパン
ブログ感想→https://yuukimasiro.hatenablog.com/entry/2024/04/01/000001
そんな彼が妄想上の魔法の数々を何故か使えてしまうことから無双していく話……かと思いきや、確かに敵なしではあるのだが、15年間の門番生活によって、日常会話もままならないレベルのコミュ障に成熟していたことで、寧ろ、元聖女ちゃんとともに彼を温かく見守る方向に気持ちがシフトしていったのは稀有な体験だった。実際に、元聖女ちゃんの献身的な介護のお陰で、徐々に主人公の対人能力が成長をしているところを描いてくれていたのも良かった。無双系はよほど上手くやってくれないと背中が痒くなってしょうがないのだが、
こういった方向性ならば大歓迎。楽しませてもらった。それはそうと、暗殺稼業に身をやつしたことで満たされない自己顕示欲のために、獲物に対し情報をペラるという理由付け…思わず納得してしまいそうになるほど妙な説得力があって良かったなと。
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