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わが人生の数か月 2022年10月-2023年3月

感想・レビュー
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なつのおすすめあにめ
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「イスラムに対する不適切な発言」、「ポルノ映画出演」の二大スキャンダルに対する自己分析的エッセイ。ウエルベックの小説の読者なら驚くほど違和感がないスキャンダル……というかスキャンダルと認識できないかも(笑)『滅ぼす』と『ウエルベック発言集』以外はすべて読んできたので、今さらショックとか受けませんよね。
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虫睦彦
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ウェルベック自身が巻き込まれた(首を突っ込んだ)二つの問題(イスラム教との対立と自分が参加したポルノに関する裁判)についてのエッセイ。翻訳者の解題を読むとより楽しめるが、ウェルベックらしい皮肉の効いた内容で、スキャンダラスな内容含め抜群に面白い。そもそものきっかけがアニーエルノーのノーベル文学賞受賞があるのでは?とか安楽死に対するウェルベックの立ち位置など、背景が分かるとより面白い。人格的に問題あるようだが、それ故ウェルベックの書く文章は他の人があえて言わない本質を突いた部分があり、目を離せないのだ。
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ほしどん
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ウェルベックの作品読んだことないのに、初めて手に取ったのがこの本だった いろいろあって奥さん含めた3Pの映画が公開されそうになって、公開差し止め訴訟して揉めてる話が大半で、小説ではなかった 相当ぶっ飛んでそうな人で、この本を読むべきかと言われると微妙なところだけど、文章の節々にこの人らしいセンスが溢れていて、ちゃんとこの人の小説を読んでみたい気持ちになった
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tom
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ウエルベックが書くものは気になる。だから、ほとんど全部読んでいる。そして、この新作。小説かと思いきや、頁を開いて何のことやら・・。最初は、イスラムに対する不穏当な発言についてゴメンナサイの繰り返し。次のネタに笑う。出てくるのは、自分が主演?したポルノビデオの差し止め裁判の顛末。縷々述べるけれど、契約書を読むと、ネットに公開することを認めている。サインしたときボケていた云々と弁解するけど、そんなもの何の言い訳にならない。おバカだと思って笑う。それにしても、性についての執着とロマンの妄想、これがウエルベック。
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Melody_Nelson
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相当変わり者の作家であるウェルベックだが、ムスリムとのトラブルは知っていたけれど、まさかポルノ映画に出ていたとは…!しかもトラブルに巻き込まれ訴訟沙汰となり、その憤りを本書で露わにするが、そもそもそんなことしなければいいのに…と思ってしまう(賛同する妻も変わっている)。性への礼賛とか、古典からの引用とか、諸々フランスっぽいのだけど、罵倒が過ぎるかな。
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どんぐり
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アムステルダムのホテルで撮影された映像の一部が自分の許可なく予告編に使用され、予告編の削除と映画の公開中止を求めて提訴した作家ウエルベックのポルノ映画『キラク27』をめぐる醜聞。このエッセイで、ウエルベックは映画関係者をゴキブリ、メス豚、七面鳥と罵り、その義憤を顕わにしている。初めから映画出演なんてしなければいいんじゃないと思うけれど、この作家の描く小説世界のようで可笑しい。「私の昔からの敵は、“イスラム嫌悪”の問題に加えて、“ポルノ”という新しい問題に活気づけられ、武者震いしていた」とある。→
どんぐり

そしてこのウエルベックに助言しているのが、俳優のジェラール・ドパルデューだという。フムフム。

08/18 20:42
A.T

ジェラール・ドパルデュー、出演していたトリュフォー「隣の女」を学生時代に見て「不倫の愛」を知った、思い出の俳優さんでした。

08/19 00:52
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りんご
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ウェルベックのエッセイ。イスラム教とポルノ映画に関するトラブルでの彼の思い。読んでいて、ウェルベックが描く主人公と同じように思えてきた
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chiro
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作品を上梓する度にセンセーションを巻き起こす作家のイメージがある著者が映画への出演を通じての愚かな振る舞いを自ら告白するべく発刊したエッセイ。ここに記されている物語は単なるスキャンダルとそれがどういう経緯で起こったかなどの週刊誌的な興味以上に作家自身がどういう心境にあるかまでが詳かにされており、かつその表現の荒々しさと激しさには驚かされる。
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mikechatoran
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なんだかなーという感じ 訳者あとがきのノーベル文学賞をとれなかったからという見立てはどうなのか
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コキア
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ウエルベックが本人出演のポルノ映画 〝キラク27〟について公開中止の訴訟を起こしていることについて。   何かを承諾するための書類はちゃんと読まないといけないという教訓になるね、 言い訳がましくも感じたけど、 とにかく毒のある作家だし変わり者だから何とも分からない、、(もし公開されたら見たいけど) 過去、ギャスパーノエの映画に出演してたのは知らなくて驚いた。それだけでもうハードすぎるでしょう!
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やいっち
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「イスラム嫌悪の諍いの裏で、ポルノ映像出演という最悪の事態に見舞われた著者が赤裸々に描く自己分析的エッセイ」…実に馬鹿げていて愚かしくて、その意味で実に面白かった。ウエルベックらしいと云えばそうなのかも。ファンなら楽しめるかも。
0255文字
やいっち
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ウエルベックの本は断簡零墨も読みたい吾輩、エッセイの本書も早速入手、庭仕事に頑張ったご褒美に楽しんだ。
やいっち

「イスラム嫌悪の諍いの裏で、ポルノ映像出演という最悪の事態に見舞われた著者が赤裸々に描く自己分析的エッセイ」…フランス…パリのイスラム教事情やマスコミ事情は分からず戸惑うが、それはともかく、ウエルベックがポルノ出演にびっくり。彼ならさもあらんなのか。実に馬鹿げていて愚かしくて、その意味で実に面白かった。ウエルベックらしいと云えばそうなのかも。ファンなら楽しめるかも。

06/30 14:33
0255文字
豚肉
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何で出演を決意したのか、等、都合の悪いことはボヤかしてある。そして、チラチラ、いや、結構鮮明に見える他人への見下し。 それでも読み物として面白い不思議さ。絶対一緒に仕事したくないですが。
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文化
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あのウエルベックが新刊を出したというので早速読んでみた。帯にもあるように、ウエルベックはどうやらポルノ映画に出演したことをかなり後悔したらしい。その証拠に、本書ではそれよって自分がいかに傷つけられたかを女々しく告白し、ポルノ映画の監督と女優を徹底的にこき下ろしている。内容は正直読むに耐えなかった。相変わらず差別的な内容を多く含むうえに、自己愛が強すぎて気持ちが悪い。金を出して読むようなものでは無い。そもそも後悔するくらいならポルノ映画に出演するべきではない。
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yt
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ゴキブリ、メス豚、七面鳥、なんてドクタードリトル。ちょくちょくセックス談義へ脱線しておもろ。
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garth
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キラクの運動は彼らが主張しているのとは正反対の意味を持っていた。この運動は、理屈の上では男根の賛美から出発して、あらゆる正常な性行為への嫌悪に行き着いていた……マムシとゴキブリが考え出し、そして実践しつづけたことは、二十一世紀初頭を特徴づけていた、アセクシャリティへの巨大な動きから派生的に生じたものに過ぎない。この大きなうねりは、人口消滅というまったく単純な手段で、現代を崩壊へと押し流そうとしていた。
garth

しかし、フランスは人口増えてるんじゃなかった?

05/30 01:05
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わが人生の数か月 2022年10月-2023年3月評価65感想・レビュー16