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サッカー・グラニーズ: ボールを蹴って人生を切りひらいた南アフリカのおばあちゃんたちの物語

感想・レビュー
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あのした
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南アフリカのおばあちゃんたちがサッカーをする、その背景の残酷さと希望が胸を締め付ける内容でした。このおばあちゃんチームが、アメリカに渡ってサッカー大会に参加するまでの軌跡が、主内容であるけれど、その過程が壮絶で、こんなにも大変なのか?!と思わされかつ自分のような先進国でのうのうと生活している身からは想像できないほど彼女たちは厳しい環境で生き抜いていることを痛感させられました。それでもアメリカ人の著者をはじめその仲間やおばあちゃんたちとの心の交流や苦難を乗り越えた先の友情に涙を禁じ得ませんでした。オススメ!
0255文字
まる子
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これは実際にあるノンフィクション。かつてアパルトヘイト法で黒人差別があった南アフリカ。ネルソン・マンデラが法を廃止した。が、差別はそう簡単には終わらない。南アフリカの田舎に住む60代以上のおばあちゃんたちのサッカーチームがあるなんて信じられるだろうか?それが「サッカー・グラニーズ」(サッカーおばあちゃん)だ。幼い時、学校に満足に行けず、夫に従い時にシングルになり苦労してきた彼女たち。高齢にしてはじめたサッカーで血圧が下がり、足腰も丈夫になった。彼女たちは生きる希望を自分で切り拓いた逞しい人たちだった!
まる子

255文字だけで、彼女たちの過去を語るのは難しすぎる。ぜひ、南アフリカのおばあちゃんたちを知ってほしい。学校に入れる!

06/02 22:45
0255文字
キーホン
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子どもの時、あるいは若い頃、本を読んで影響を受けるという経験をすると思うが、高齢者のくせにすごく感化された。というかこの年でなかったらこんなに考えさせられたりはしなかっただろう。グラニーズは2005年創設だが、うちの女子サッカーチームは2000年からもう25年も活動している。私の3重苦は女子・下手・高齢。40過ぎてのスポーツなど子どもの頃からやっている子たちからみたら違う競技みたいなもんだ。対戦相手だって見つからない。それがまあグラニーズの苦労に比べたらたいしたことないと吹き飛んだ。体の動く限り頑張ろう!
0255文字
たま
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2010年ボストン近郊サッカークラブの女性たちが、南アフリカでサッカーを楽しむ高齢女性の存在を知り、アメリカの大会に招待する。素人の書いた地味な本だが、知らない世界の日常に感心するばかりだった。南アの女性たちは小学校も満足に出ず、小さい畑や商売で子や孫を養っている。篤志家のママ・ベカがまとめ役で、ヴィザ取得の書類揃えも難しい女性たちをアメリカへ連れてくる。航空券だけで4万ドルかかるが、アメリカ人たちは必死で寄付集め。それに寄付してくれる会社、ホームステイを提供してくれる人がいるのに感心。
がらくたどん

こりゃまた面白そうな作品を!たまさんのご紹介を受けて、そういえばと「好書好日」のバックナンバーを見ています。掲載はスナップ写真なのに発散されるエネルギーが凄い。と同時に「これ」を押し込め続けられていた「慣習」の厚さと重さを想うとクラクラします。探してみますね♪ご紹介ありがとうございました。 https://book.asahi.com/jinbun/article/15421516

03/24 13:12
たま

がらくたどんさん、コメントありがとうございます!「好書好日」に取り上げられてたんですね。さっそく記事見ました。確かにエネルギー感じますよね。ありがとうございました🎵

03/24 13:37
3件のコメントを全て見る
0255文字
250304
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積読チャンネルでのプレゼンに惹かれて読み進めたが、大きな感動はなく、200ページ辺りで止めてしまった。 あの動画だけで十分満足。
0255文字
舟華
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南アフリカのおばあちゃんたち(グラニーズ)がサッカーチームを通して生きがいを得ていく。アメリカでの大会に招待されて、そこで一生懸命試合をする姿や、その場を命一杯楽しむ姿がまぶしい。南アフリカの特に黒人のおばあちゃんたちは差別からはじまる苦難が本当にたくさんある。そんな中、サッカーを手掛かりに生きていく姿がたくましく頼もしくもあった。
0255文字
little_yahos
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自身もアメリカでサッカーに興じる著者が、動画でアフリカにいる高齢女性がサッカーをプレーしている姿を見て衝撃を受け、自国での大会に招待しようと奮闘するところから交流が始まる。著者やその仲間の行動はもちろん素晴らしいが、南アフリカサッカーチーム「バケイグラ・バケイグラFC」の創設者ママ・ベガの実行力には驚嘆させられる。
0255文字
い
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南アフリカのグラニーズ(お婆ちゃん)たちがサッカーを始め、アメリカの大会に招待される話……というのが、本書の大筋だが、これは我々が想像する次元の話ではない。グラニーズは三重の差別がある。黒人であること、女性であること、地方在住者であることだ。そんなお婆ちゃん達がサッカーを行う理由も恐ろしい。彼女達は認知症になると、魔女と見做され、迫害を受ける。インフラは整っていないし、子供達は学校に通うお金がない。子供は病気で死ぬが、感染症の名前を言うことは宗教に反するため、何も訴えずに死に絶えることもある。
い

そして根本的にお婆ちゃんが外に出て運動することは「恥」とされている。そんな環境の中、グラニーズはボールを蹴る。健康を維持し、自分らしさを取り戻す。アメリカの大会での合流は著者とグラニーズ双方に良い影響を与える。安っぽい表現かもしれないが、スポーツは万国共通語であり、コミュニティであり、生きがいなのである。

02/18 19:26
い

本書はクラニーズの奮闘をベースに、アパルトヘイト等の歴史的、政治的、宗教的な話が盛り込まれている。そんな環境で生きるグラニーズとアメリカ人の著者は細かいところで、リアリティがあり面白い。例えば、大会の手続きを行ってくれた「ベカ」は最初ネットだけでやり取りしている相手である。ある日、ベカは「アフリカの家を立て直したいからお金が欲しい」と無心してくる。また、渡航の手続きをしようと試みるも、最低限の教育しか受けていないから読み書きが出来ず不安になる。そういう小さな困難を乗り越えた先にこの物語は存在している。

02/18 19:27
0255文字
K
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ネタバレ南アフリカでサッカーチームを作ったグラニーズ(おばあちゃん)たちがアメリカの大会にやってくる話。アパルトヘイトに加え女性が圧倒的に差別されている状況で年老いた女性はただ家にいて家事をしたり孫の面倒を見なければいけない存在だった。そんな彼女たちがサッカーを始めることで生き生きとした生活を送る様子が書かれていて胸を打つ。過酷な環境の中でも強く生きる彼女たちに拍手を送りたい。そしてもっと暮らしやすい日が来ることを願う。
0255文字
しょうた
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南アフリカのおばあちゃんサッカーチーム(グラニーズ)を題材にしたノンフィクション。 著者は中年のアメリカ人女性で彼女もサッカーをしている。 驚くべきは80歳を超えてもグラニーズでプレイしている人がいること。又、その人が運動することで健康を維持できているという言葉には説得力しかない。 物語は、アメリカの大会にグラニーズを呼んで成功させる。その後著者をはじめとするアメリカ人達も南アフリカを訪れグラニーズ達と交流する物語。
0255文字
かたばみ
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副題が「ボールを蹴って人生を切り開いた南アフリカのおばあちゃんたちの物語」。アパルトヘイト政策下、黒人の女性であることは幾重にも困難が巻き付いている。教育も受けられず決定権がない。まして高齢になった女性の末路は悲惨。体を動かし友だちと仲間と連帯することはたくさんのおばあちゃんたちを救ったと思う。ママ・ベカの偉大さ心の崇高さに圧倒されました。筆者のジーンさんにも感謝。このお話を届けてくれてありがとう。
0255文字
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サッカー・グラニーズ: ボールを蹴って人生を切りひらいた南アフリカのおばあちゃんたちの物語評価79感想・レビュー11