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花と茨:七代目市川團十郎 (新潮文庫 に 34-2)

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やまほら
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ネタバレ小説は基本的に作家で読んでいるので、時にはあまり好みでない分野に当たることになる。時代小説で一定の割合で存在する「芸道小説」がそれ。歌舞伎役者や絵師、歌人や詩人や俳人、茶人なんかが主人公のものが多いが、どれにもあまり興味がないのである。  だったら読まなければよいのだが、読んでみるとおもしろいことも少なくない。本作もそれ。七代目團十郎が、周囲の女性たちを巻き込んで(巻き込まれて)苦労したり、名声を得たり、不幸になったりという、題名通りの「花と茨」に引き込まれた。
0255文字
Yoshito♐
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俺たちゼェ六スズメにゃ、江戸前の「粋」って奴がいまいちわからねぇがょ、そんな俺でもこいつが面白ぇ話だってことくれぇわかるよ!聞きゃあ、今の團十郎って奴ぁ十三代目だってぇじゃねぇか!ずいぶん長ェ間続いてるもんだ!伝統ってな、やっぱり凄ぇもんだな♪
0255文字
kaorin
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先月は当代團十郎の襲名披露、来月は團十郎の裏表忠臣蔵を観劇予定。よいタイミングで出会った本。改めて、江戸時代から連綿と受け継がれてきたお家芸のすごさを感じる。息子に言う「團十郎として生きろ」は、生半可なことではなく、7代目の花の裏の茨の人生は想像を絶するものがある。現実は舞台より奇なりか。それでも最後まで宗家を守ろうと、歌舞伎を守ろうとした7代目の生きざまは胸を打つ。それを支えたおみつの強さ、宗家の重圧に耐えられなかった8代目の人間らしい弱さ、それぞれの生きざまもまたドラマである。
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