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日本のものづくり哲学(増補版) (日経文庫)

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ちくわ
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藤本先生が分析するアーキテクチャの観点から製造業の競争戦略の要諦を論じていく。内容としては、ですます調で書かれており、精緻な論理を展開するというよりは、藤本先生の考えが開陳されているという位置づけで読んでいくのがよいと思う。昨今のDXの進展やITをベースとした破壊的技術の観点については補足して考えていく必要はあるものの、製造業の競争戦略の原理原則をとらえるという意味では非常に良い本だと思う。特に、著者の言う日本企業の特徴である現場の強さを活かした競争戦略を考えるにあたっては非常に良い。
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かっさん
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日本のものづくり哲学 #読了 哲学というか分析提言本 日本のものづくりをもっと儲かり、元気にしたいという著者の思いが随所で伝わってくる。日本の製造業の強み、弱みを欧米、ASEANとの対比で分析する。製品、開発プロセス、産業構造等多角的に分析してるし、かつその方法も勉強になった。
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Googoler777
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2004年原作の改訂版。20年の歳月を経て、アーキテクチャの位置取り戦略のマッピングは、大変面白い視点でした。ポーターの競争優位の戦略では描ききれない、個々の企業単位での取るべき視座や考え方を提示しています。トヨタを軸としながらも、自動車部品会社、半導体や半導体製造機器メーカー、化学素材メーカーなど、幅広い解説をわかりやすく解説しています。自分を取り巻く業界分析に活用していきたいと思いました。
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しゅー
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★★★たぶん昔のバージョンで読んでいる。初読時は「日本が擦り合わせ型のビジネスに強いなんて当たり前じゃん」「やたらとトヨタをヨイショしてるなぁ」と読み飛ばしてしまった。しかし、再読してみて当時の自分の未熟さが恥ずかしい。さらに最近、OODAループの本やPDCAの本でトヨタ生産方式について考えさせられたあとだったので、本書の自動車会社に関する考察を興味深く読むことができた。どのアーキテクチャに強みがあるかは経路依存的に決まる。擦り合わせ過剰な日本はビジネスモデルのどこかにモジュラー要素を組み込んでみるべき。
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なお
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ネタバレ設計情報と転写、表と裏の競争力
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