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栄光のナポレオン: エロイカ (12) (中公文庫 コミック版 い 1-31)

感想・レビュー
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かずー
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ネタバレ大学時代から何度も読んだこの作品。今回、7月11日に突如読みたいと思い、本日7月30日に最終巻を読み終えた。なぜ、2022年の7月に読んだのか。その8日に起きた某事件がきっかけだった。その日を期に、ある著名な人物が英雄のように扱われ、多くの人が彼を称えるようになったのだ。もちろん、その方に様々な長所や魅力があったことは確かだ。しかしながら、それにしちゃ賞賛の嵐だな…と思った私は、この作品を読みたくなった。ナポレオン・ボナパルト。彼もまた、同世代の人たちに賞賛され、信仰され、依存された人間だった。
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かずー
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ネタバレこの作品とは20年くらいの付き合いだ。二十歳くらいの頃は、ジョゼフィーヌを一途に愛する青年ナポレオンに憧れた。男が一人の女性に惚れるということは、こんなにも美しく、熱く、そして間抜けなものなのだということを、彼から教わった。最近は…自分もオジサンになってしまったせいか、ナポレオンが時代から遅れたオッサンになっていく姿が心に染みる。政治的にも、軍事的にも、時代の寵児の地位を失い、蹴落とされていく様が痛々しい。それでも、それでも、泥に塗れながら、ナポレオンは生き続ける。フランス人民の皇帝の人間臭さよ。
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かずー
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ネタバレ久しぶりに全巻読了。大学時代に出会い、夢中になった『エロイカ』。今回、数年ぶりに読んだが…俺も歳をとったなあ。皇帝になってからのナポレオン(=現在の僕に近い年齢)にいろいろ感じた。自分の限界を突きつけられるよね。時代に遅れ、取り残されていくよね。それでも生きていく…そんな姿だ。
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aisu
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(前巻の連合軍パリ入城続き)タレイランの屋敷でオーストリア、ロシア皇帝が今後を話し合う。タレイランが歴史の鍵だったのね。フランスの閣僚の大半も寝返ったそうだ。部下の間でもナポレオンにつく人、寝返る人などいるようだったが・・・。パリ市民もパリが戦場になるのを望んでいない。長年の戦争疲れもある。ナポレオンは連合軍の決定を受け入れ皇帝を退位する。エルバ島へ配流。イギリスに亡命していたルイ18世が帰ってくる。王政復古。エルバ島では道路や学校を作って島民の生活向上。どこにいても統治しちゃうナポレオン。
mahiro

ほんと、ヨーロッパの歴史って戦争しすぎですよね、それから見ると日本の戦国時代でさえんびりしてたと思いますねぇ

03/22 12:55
aisu

mahiroさん、コメントありがとうございます。日本の戦国時代も大局的には平和だったと感じてしまいます。島国だからかな?さらにナポレオンの頃、日本は徳川300年ですしね。飢饉とか何々の乱とかあってもヨーロッパに比べるとスケール小さい^^;ナポレオン、対外的には自ら戦争に行き、国内では政局が安定してない…皇帝になっても狙われ続けて、そりゃ、色々無理ですわ…。キャラとして私好みかと言われると微妙だけど、頑張ってるのはわかるし、ちょっと可哀想な気はしました…

03/22 14:15
4件のコメントを全て見る
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う みの
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なんという激動の人生。世に出てからの自身の経歴がそのまま世界史になる人物、それがナポレオンである。その行いは公私ともにドラマを生まずにはいられない。愛した女との間に、率いた部下との間に、宿命の敵との間に、数々のドラマを生み出し、功罪がともに抜群の巨人。それが、ナポレオン・ボナパルトであったーーー
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Monsieur M.
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とうとう完結……。最後は寂しいが、一代の風雲児・天才、興味は尽きない。佐藤賢一の「ナポレオン」も読んでみたいし、その他関連書籍もいろいろ、少しずつ読んでいきたいな。
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nono
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漫画。完結。パリ陥落からエルバ島へ、そしてワーテルローの戦いを経てセント・ヘレナ島での最後の日々迄。未だ古い価値観の社会に孤立無援で立ち向かうナポレオンの才能は主に戦い面で発揮され、政治的駆け引きよりも武力で押し通し勝利した結果、後を任せる人材が不足し敗北したように思えます。そして池田先生の歴史に忠実な絵柄の凄さに泣けてきます^^『ベルばら』の面々が気になり読んだ物語でしたが、ナポレオン享年51歳、戦いに捧げた人生に圧倒されながら物語を堪能です。
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キック
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遂に最終巻。1814年5月のエルバ島配流から1821年5月の死去までを描きます。ナポレオンは戦争の天才で、政治家としての辣腕も振るいましたが、結局、周辺国の高貴な貴族連合に寄ってたかって潰されました。敗北を宿命づけられていたナポレオンは、一体何だったのでしょうか。7巻でアランが「ポナパルト将軍の時代を経ずには本当の民衆による国家は訪れない」と喝破したとおり、民主国家の架け橋的な存在だったということでしょうか。本書は12巻にわたる大作でしたが、とても勉強になりました。ぜひ中高生に読んでもらいたいマンガです。
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かずー
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ワーテルローの戦いに敗れ、二度目の退位宣言を前にして、ナポレオンは言った。 「だが 覚えておくが よい 国家が 真の平和を 願うなら常に 戦争な備えて いなければ ならないのだ そのことが 今にわかる」 彼の退位から202年。私たちは皇帝の言葉を過去のものとして退けられるのだろうか。 二十代の頃から何度となく読了した作品。再びナポレオンに会う日まで、もっと大きな人間になっていたい。
かずー

ありがとうございます。上記のように、僕は二十代の時にこの本と出合いましたが、ナポレオンのこの言葉に強く注目したのは今回が初めてです。ナポレオンに自信をもって「あなたの時はそうだったかもしれないが、今は違うよ」と言えるような世の中が来るといいですね。もちろん、「あなた方先人から学んだ成果ですよ」と付け加えるのも忘れずに…

09/28 22:19
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papico
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お友達からの借り本で12冊を一気読み。ベルばらのアランとベルナールのその後が知りたくて読んだけど、かのナポレオンの人生について知っていたようで全然知らなかったなと新鮮に読めた。そしていつの時代も女性は政治の道具にされ運命を弄ばれる。戦争に次ぐ戦争に生きたナポレオンを取り巻く、華やかながら哀しい運命に翻弄された女性達への池田さんの温かい視点が印象的。ナポレオンは戦争の天才だったが政治の才能は無かった、とのモノローグに大いに納得した。それにしてもナポレオンは途中からいきなり太鼓っ腹で1巻から違う人過ぎた(笑)
一の姫

アランとベルナールが出てくるんですか?

06/19 08:36
papico

そうなんですよー!革命後に二人がどう生きたかがきっちり描かれておりますよ❤(ӦvӦ。)

06/19 10:55
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まごたく
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ナポレオン、セント・ヘレナ島で生涯を終える。それと、戴冠式の時の絵画。ナポレオンについてはコレくらいしか知らなかったけど、歴史に残る人物はそれだけで済むはずがなかった・・・。ページ数も限られているし駆け足で進んできたんだろうなという感じだったけど、頭が破裂しそう笑。面白かったので、もうちょっと知識を入れてからまたいつか再読しようと思います。
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ツキノ
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最終巻。ナポレオン、退位宣言に署名。けれどふたたびパリへ。そしてワーテルローの戦い、退位宣言に署名(二度目)。セント・ヘレナ島へ。二十代の初め、セント・ヘレナ島在住の女性と文通していて、ガイドブックを送ってくれ、そこにはナポレオンの子とも書いてあったのだった。歴史の教科書でセント・ヘレナ島のことは出てきたかもしれないが、そのときは記憶はない…亡くなったのは51歳だったのか。巻末に「ナポレオン紀行」。
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マリリン
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「戦争と平和」の歴史的背景を知っておきたいと思い、紹介してもらった「栄光のナポレオン」。「会議は踊る」という曲が、ウイーン会議の様子を歌った曲だという事も知った。
かずー

ナポレオンの最期の言葉は「ジョゼフィーヌ」だったようですが、この本では「フランス…軍…」となっています。歴史学的に諸説あるのか…それともナポレオンのジョゼフィーヌに対する愛は、池田さんといえども筆舌に尽くしがたいと思ったのか。僕はこの地での最後の言葉は、愛する人の名前にしたいなあ。

09/28 21:44
マリリン

歴史に造詣が深いDragon Caesarさんならではのコメント、ありがとうございます。想像の範囲で恐縮ですが、池田さんは終章を締めくくるには「フランス軍...」がふさわしいと思われたのかもしれませんね。この地での最後の言葉、私も愛する人の名前にしたいですね。その瞬間誰の名前が無意識に出てくるのか...多分薄らいでゆくであろう意識の中で、ほんの少しの時間でも記憶にとどめておきたいと思います。

09/28 22:10
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レイノー
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巨星堕つ。人間ドラマ、群像劇としては駆け足過ぎたきらいはあるが(それだけ波瀾万丈だということでもあるが)、ナポレオン一代記としては充分楽しめた。また、こういうマンガは歴史のとっかかりとしては有益。日本国憲法との関係でフランス革命を、そしてそれの後継としてのナポレオン史はもう少し知りたいと思っているので、良いタイミングで読破できたよう。
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らふぃん
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⑧面白かった ナポレオンについて全く知らなかったので、勉強になった
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あじ
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宝塚の星組でナポレオンのミュージカルがあるというので予習の為に読んだが、主要なエピソードがみんな盛り込まれていてとても勉強になった。アランとベルナール(涙)… 最後の方のページは池田理代子が実際に旅したエルバ島からパリまでの"ナポレオン紀行"になっていてとっても面白かった!
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くろいの
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初出版当初の、タイトルは「エロイカ」、コミックで所有。久しぶりに再読。面白かった。アランとベルナールが悲しかった。この文庫版の表紙って、文庫版描きおろしなのかしら。 ところで最初の方は主要人物の顔でも池田理代子が描いてないとこ多いし、背景人物だけじゃなく主要な脇役でさえド下手糞な絵柄で、読んでて楽しくないと思ってたけど、後半はまあまあな絵柄のアシスタントになって(相変わらず背景人物は酷いけど)ホッとしました。
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ちあき
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綺麗に終わって良かった
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やっほっほ
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勇者?愚か者?
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hera
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ネタバレ世界史の勉強を1からやり直し、その一貫でこちらも拝読。
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