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満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの (講談社文庫 お 111-1)

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レイラ
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まさに今の時代で見たかった二人 岸さん「妖怪」なんて言われてるからどんな人かと警戒したけど、自分には究極頭のいい超陽性の人に思えた 甘粕さんならAmakasu Primeあたり立ち上げてそう お二人 から少しズレるが昭和天皇が日米開戦を控え思い悩んだ時 ローマ法王に時局収集を頼もうとしたというのは初めて知った いろいろ感慨深いものがあった
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ももけん
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オウム真理教に群がったエリートたちと満州のエリートたちが重なるという村上春樹の言。満州とは何なのか?予てからおぼろな像しかなかった。第二のアメリカ合衆国という石原莞爾のビジョンも驚きだが、阿片が国家予算の柱(1/6が阿片からのものという)とは知らなかった。そこまでとは。阿片中毒は中国人のオルガスムスへの探究心によるものという説もびっくり。最盛期は中国人の半分は中毒だという。大杉事件から人生を急展開させる甘粕、人たらしと先見性の怪物岸、ハイカラなスターとしての大杉栄、いずれも新鮮だった。
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匂當内侍
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しられざる昭和物語
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turutaka
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甘粕正彦という戦前日本の悪いところを凝縮したようなイメージがある男を通して満州国とその周縁にいた人々を描く。我々は甘粕のことをどこまで知っていただろうか。大杉事件のイメージしかなかったが、この本で甘粕はその過去を背負いながらも満州国のため、日本のために精一杯生きる。その目的の是非はこの際どうでも良い。こういう人間が大陸で新しい国を作り育てていった過程を知ることが読書の面白さであり、しいては人間の面白さである。
0255文字
60代でも思春期
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大正から昭和にかけてわずか13年で幕を閉じた満州国の建国から滅亡まで、何人かのキーマンが躍動した。大杉事件で、親子3人の殺人の罪をきせられた、憲兵上がりの甘粕正彦。長州、山口の名家の出身で秀才の誉れ高く戦後も総理として政界に君臨した岸信介。この二人を中心に、近現代史の裏舞台を記すドキュメンタリ-。
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kinzoo
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ネタバレ満州帝国、国際連盟のリットン調査団により日本の傀儡国家とされ日本の敗戦とともに消えた国。その知られざる歴史を岸信介と甘粕正彦という二人の人物を中心に描く。新しい国造りに邁進する姿は幕末の志士たちや明治の人間をみるかのようであった。謀略により満州の裏の顔でもあった甘粕は満州国の終焉と共に自決する。甘粕は満州国を第二の合衆国に育てたかったのだ。一方で岸は戦後に首相となり満州での経済政策を応用し高度経済成長を成し遂げる。江戸と明治が地続きであるように戦前と戦後もまた地続きなのだと実感する。
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ほじゅどー
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★岸信介が満州国の表の顔だとすれば、甘粕正彦は陰の顔。この二人に関東軍を取り仕切った東条英機を加えたトロイカ体制が太平洋戦争へとつながる流れの遠因となった。
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真野浩
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未だ山海関を超えたことがないのだけど、一度は行かねばなぁと..
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ポン・ザ・フラグメント
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歴史小説とノンフィクションがごっちゃになっている感じでところどころ違和感を覚えるが、話は面白い。
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kwmr_
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関東大震災直後の大杉事件から満州の興亡までを膨大な資料を元に綴る。大正から昭和初期の大陸の豊かさと貧しさがよく分かる作品。
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ポルポ・ウィズ・バナナ
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わりと期待高めで読み始めたんですが、なんとも講釈本的な。
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Minako Kodama
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近代史を知るには、読みやすい一冊。甘粕さんの一生が、切ない。
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midnightbluesky
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悪漢として甘粕を描いたのは面白い。戦犯になりながら、戦後首相になった岸の高笑いが聞こえそうな・・・。
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レイノー
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単行本(ISBN4062132001)読破済み。→ https://bookmeter.com/reviews/12700982
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満州裏史 甘粕正彦と岸信介が背負ったもの (講談社文庫 お 111-1)評価61感想・レビュー14