形式:文庫
出版社:新潮社
出版社:情報なし
僕らは出発して、いよいよ戦線地帯へやってきた。僕らは人間獣になった――。飛び交う砲弾の下に無数の青春があった。不朽の反戦文学。1918年夏、焼け爛れた戦場には砲弾、毒ガス、戦車、疫病がたけり狂い、苦熱にうめく兵士が全戦場を埋め尽す中にあって、冷然たる軍司令部の報告はただ「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」。自己の体験をもとに第一次大戦における一兵士ボイメルとその戦友たちの愛と死を描いた本書は、人類がはじめて直面した大量殺戮の前で戦慄する様を、リアルに文学にとどめたものとして、世界的反響を呼び起こした。
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