読書メーター KADOKAWA Group

警視の死角 (講談社文庫 く 32-5)

感想・レビュー
38

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ワラスボン
新着
5作目。帯に「シリーズ最高傑作!」。そして分厚い600ページ。確かに面白かった。中弛みすることなく読了。前半は今までと違う展開で「おっ」と思ったし、主人公キンケイドの事をもっとよく知れたし、所々に挿入された詩にも興味をもった。ルパート・ブルックやヴァージニア・ウルフをついWikiで調べた。結末に驚きはなかったのが残念かな。キンケイドの私生活がシリーズ読み進めるごとに変化していくのが気になるところだし、面白いね。★★★★☆
0255文字
しょう
新着
ネタバレ高名な詩人だったリディアの死に疑問を持ったキンケイドの元妻であるヴィクがキンケイドに相談を持ち掛ける。調査を承諾したキンケイドに大して、少々の嫉妬心でもって不安を覚えるジェマだったが、ヴィクが何者かに殺されてしまうという痛ましい事件が発生。引き続き事件を追う中で30年前に発生した事件も絡み、事件は複雑さを増していく。相変わらず読ませる内容ではあるが、「最高傑作」は個人的には言い過ぎで、他のシリーズとあまり変わらないのではと思っている。
0255文字
ハレ
新着
またもやシリーズ物の飛ばし読み。5年前に自殺したとされる詩人リディア。その自伝を書こうとリディアの人生を調べていたヴィクが殺される。捜査に乗り出すのはヴィクの元夫キンケイド警視とその恋人。70年代フェミニズム台頭の時代を生きたリディア達の人物像が興味深く描かれている。ラストに明らかになった驚きの真実!、、ではなく、、がっかりした。想定内というか、こういうの他作にもあったぞ。もっと意外性を待ってた。それにタイトルの死角って何を指してるの?と、鈍くてへそ曲がりの感想。へそ曲がりでなければ絶対面白く読み終えます
ハレ

私ももう読まないかなあ~。面白くない訳ではないけどね。

09/21 19:40
nori

哀しみ…

09/22 23:55
3件のコメントを全て見る
0255文字
練りようかん
新着
ネタバレシリーズ第5作。12年ぶりに元妻から連絡があり、ある詩人の自殺について相談されるキンケイド。一応調べるも正式な再捜査はせず、もうフラグ立ってるよとふるふる。予想通り元妻は毒殺され、キンケイドの人生も変わらざるを得なくなる展開。連続殺人2、その周辺8の割合で関係者の背景を丹念に深層を掬い上げていく。傷が深い者ほど激しい棘をみせる、皆が毬栗状態で心が塞いだ。ヴァージニア・ウルフの名が頻出し、女性が自分を語ることは興味深いテーマだった。そして最も気になったのは元妻の息子。彼とキンケイドはどうなるのだろう。
0255文字
tamaobattery@「真顔の顔文字で、きゃっ(^・ ω ・^)❤️と言ってみる会」会長
新着
ネタバレ《シリーズ⑤》キンケイドの元妻ヴィクから突然連絡があり、会いに行ってくるという彼を見送ったジェマは、不安を覚える。ヴィクがキンケイドに打ち明けたのは、自分が伝記を書こうとしている女性詩人(故人)が、世間が考えているように自殺したのではなく、本当は殺されたのではないかという疑惑だった。断りきれずに承諾したキンケイドに不満を持つジェマだが、事件が起きて…。急にページ数が増えたけど、スルスルっと読めてしまうのは、作者の文才ゆえか。焼け木杭に火がつくのではと、ハラハラするジェマだが、そんな不安を吹っ飛ばすような→
tamaobattery@「真顔の顔文字で、きゃっ(^・ ω ・^)❤️と言ってみる会」会長

衝撃的な事件が起きる。キンケイドは相変わらず女心に鈍感で、ジェマが気の毒だけど。別れた妻とは、自分から望んで離婚した訳ではなかったので、彼女に未練タラタラな行動をとるのも仕方がないのかしら(。-`ω-) キットについてのヴィクの秘密には読者も驚いたけど、ヴィクっていう人が今ひとつ理解できないまま終わってしまったかな。次作も読みます。

04/05 18:38
0255文字
kyoko
新着
これも長かった。一部の終わりでぐっと動いた。ちょっとネレ・ノイハウスの一つの著作を思い出すような話。いろいろな親子や友人の形があったが、ダンカンとジェマがこれからどうなっていくのか興味をもたせてオープンエンド。次も読むしかない。
0255文字
ツキノ
新着
ネタバレ【元妻ヴィクとの再会・殺人】最高傑作と言われる5作目。背表紙のあらすじを先に読んでしまったのは失敗だったヘイゼルがジェマに説明するルーパート・ブルック(実在した詩人)評が興味深く、調べてしまった。これまでも過去の痛い思い出として出てきたダンカンの元妻ヴィクからの相談。伝記を書こうと調査している詩人リディアの自殺は他殺なのでは?母親宛の手紙が挿入され、大学の60年代終わり~70年代の空気が伝わってくる。事件の鍵もこの時代背景と関係あり。ヴィクが毒殺され、再婚後生まれた息子キットもからみ、目が離せなかった。
0255文字
chihayahulu
新着
ネタバレデボラ・クロンビー再読。 シリーズ最高傑作とされる第5弾、と書いてあり確かにいろいろしかけがおもしろい。だが私はこのあたりあまり好きではない、なぜと思っていたら、人をひとり死なせたことをほったらかしにして生きてきた感じがどうも感覚として受け入れられなかった。国民性の違いなのか?このあたり自分で掘り下げてみたい。
0255文字
tubaki
新着
初めの方から順に再読していますが、本書は読んでいませんでした。登場人物が多く、現在と五年前くらいと三十年前と複雑で頁も多く大変でした。もう一度ゆっくり読みたいです。この本はダンカン、ジェマそしてキットの物語の始まりですね。順番を適当に読んでいたので、やっとだな~と思いました。
0255文字
みやび
新着
5作目。元妻ヴィクより、自身が伝記を手掛けている女流詩人の、5年前の自殺は他殺ではないかと相談されるダンカン。はじめは嫉妬していたジェマも、ヴィクと息子キットの愛らしさに、力になろうとひたむきに調査に協力する。新たな殺人に冷静さを失ったダンカンを支えようと、母性のような情もみせる。ジェマの回だったなあ。。大家のヘイゼルとティム夫妻も好きだし、ここからまた登場人物たちの物語に深みが増す予感。楽しみ!
0255文字
くたくた
新着
 ジェマとダンカンの交際も軌道に乗ったかに見える夜半。ダンカンの部屋のソファの片側にはジェマが、反対側にはダンカンが寛ぎつつも事件の報告書を作成している。二人の間には黒猫のシド。へそ天半眼で猫らしく寝ている。そんな二人だけの夜に、突然ダンカンの元妻からの電話。彼女が今手がけている伝記の5年前に亡くなった女流作家が実は他殺ではないか、という。そしてそのヴィクの突然の死。何もかもが納得のいかないダンカンは独自捜査を開始。ダンカンの息子キット(クリストファー)の存在が明かになり、シリーズは大きな転換点を迎える。
くたくた

そういえばこのシリーズ、いきなり最新巻の『警視の謀略』から読み始めて、ダンカンが順風満帆なパーフェクト主人公に思えたものだったが、シリーズ通じて結構ハードな体験を重ねているなあ、と今作を読んで思いました。主人公達の成長物語としても、十分の読みごたえがあります。

11/25 17:34
Fe

このシリーズを、私は一冊一冊のミステリとしての出来栄えよりも、ジェマとダンカンとキットとトビーの暮らしかた、彼らの心理描写(トビーはまだ小さいのであまり描かれませんが、キットの成長は!)に感心しながら楽しんでいます。幼女(名前を失念)も、これから色々描かれるんだろうなぁ。 第17作 Garden of Lamentations (2017.2) 第18作 A Bitter Feast (2019.10) の翻訳を早く読みたいです。

11/26 02:45
5件のコメントを全て見る
0255文字
鐵太郎
新着
ジェマとキンケイドの間が良くなったと思ったらキンケイドを捨てた元妻が登場。ろくでもない悪女かと思ったら才色兼備の知的な女性で、一時はやきもきしたジェマまでが好感を持つ。なんだこの展開はと思ったら、5年前の女流詩人の自殺が他殺じゃないかと思うと元妻。さらにその元妻も死に、これは殺人臭いとキンケイドは断定。なにかとややこしい展開だが、もっとややこしい人間関係に七転八倒させられる中で、はたして事件は解明できるのか。犯人は誰か。さらに20年前の美少女失踪事件が絡み、 ──ややこしいねぇ。(笑)
0255文字
ララママ
新着
主人公キンケイドの元妻の死。突然の身内との永遠の別れ。思うだけで身につまされます。事件は過去にさかのぼり、元妻が調べていた詩人の死とも関連が見つかり、ミステリーとしてもなかなか楽しめました。
0255文字
ゆうぐれ
新着
ジェマとキンケイドの関係が少しずつ進んでいく中で、元妻のヴィクトリアからの連絡。それぞれの気持ちがもやもやとしている中で、過去の事故についての事件性が見えてくる。そして、起きてしまった殺人。読み応えがあるほどの厚みでしたが、内容も読み応えあり。最後までハラハラとするストーリーでした。
0255文字
coboss
新着
ネタバレ今回は、謎解き対象の犯罪と現代側のドロドロ恋愛模様がうまくマッチして、面白かった。やっぱりブルームズベリーと言えばドロドロですよ!ただ人死にが多過ぎる気が。校長先生は殺さなくても良かったのでは。
0255文字
Apollo
新着
2人の関係が変わって、混乱しまくっているジェマと、落ち着きを失わないキンケイドの対比が面白い。この差は男女の違いではなく、これまで守ってこようとしたものの違いなんでしょう。この2人も、今回の警視長殺人事件に関わってきた人たちも、それぞれに自分の人生を真摯に見つめていたのが印象的。作品中、ルーパート・ブルックの詩がいくつも引用されていたのでWikipedia で調べてみたら、なるほど、ジェマが感嘆したとおり、びっくりするほどイケメンだった。
0255文字
norstrilia
新着
帯のシリーズ最高傑作の文句に偽りなし。キンケイドとジェマの関係の移り変わり、事件の真相、衝撃の事実、全てが複雑に絡み合ったプロットと、その複雑さを感じさせない軽妙な語り。詩のメタファーを絡めた構成も巧みかつ効果的。
0255文字
kankan
新着
今回が一番面白かった。元妻が出てきてどうなるかと思ったが、意外な展開に。さて次読もう!
0255文字
ケイ
新着
とても長いのに、一気に、でも飛ばさないように慎重に読んでいたくなるように丁寧に書かれている。登場人物が多いが、それぞれが丁寧に描かれているし、警視シリーズ二作目だからか主要人物はわかっているので戸惑いも少ない。今回はキンケイドが前妻に仕事の相談を受けたことで始まる。男性陣に魅力的な人が多いのが若干鼻につくが、ミステリーとしても面白かった。間にはさまれる詩も美しく胸を打つ。次作でのキンケイドとキッドとの関係が気になる。
0255文字
ルウ
新着
★3
0255文字
ロイ
新着
★3
0255文字
卓ちゃん
新着
いやぁ面白かった。5作連続で読んだが、段々内容に広がりと幅が出て長編だが飽きささない。人物造詣も上手くなり無理が無い。今回はキンケイドとジェマに加え、元妻それに息子が登場し事件と複雑に絡む。今までの最高傑作だ。今度はキンケイドが中々魅力的だ。シリーズ物は段々内容が薄くなり飽きてくるのが通例だが、このシリーズは全く逆だ。次から次へと読まずにはいられない。早速次を買ってきた。
0255文字
ともこ
新着
賞を取った作品だというので第五作から読みました。とっても長い文庫本でした。話は誰が犯人なのかなということなんですが、別れた妻、その子供、現在の恋人等の人間関係も描かれていました。まあ飽きることなく読み続けられたかな。
0255文字
UN
新着
マカヴィティ賞最優秀作品賞を受賞したというので飛ばして第5作。(マカヴィティ賞最優秀作品賞を受賞したことよりエドガー賞、アガサ賞の候補になったことの方が大きいようだが)ヴィクの匂いがした。ダンカン・キンケイドは男だけど。  お付き合いももういいかな。
Fe

私は2007年の12月(うつ病発症休職中)に、最初の6冊を順番に、10日程で読み通してしまいました。こんな読み方をしてしまうと、あばたもえくぼに見えてしまいますから、その後の6冊も全部楽しく読んでいます。ダンカンの息子が登場してからが特に好きです。

02/08 09:09
UN

そうなんですか~。止めようかと思いましたが、読んでみます。ありがとうございます。

02/09 08:41
0255文字
Millet.K
新着
ネタバレ“言葉は彼女の喜びでもあり悲しみでもあり慰めでもあった。最後の最後にそれを放棄するなんで、あり得ないわ。そんなの、彼女にとっては自分に対しての途方もない裏切り行為だったはずよ”(P184) 何年かぶりにキンケイドの元妻ヴィクトリアが連絡してきた。女流詩人の伝記を執筆中だが彼女の自殺には疑惑があるという。ジェマに遠慮しつつもキンケイドが調査をはじめた矢先、ヴィクが殺害されてしまう。ヴィクと再婚相手との子キットが実はキンケイドの息子である可能性が浮上しますます波瀾含みのシリーズ第5作(20120521記)。
0255文字
遠野藍
新着
詩人の死の謎に迫る…とかいうのでどうもかなり昔の話のように見えるが、結構最近の話という設定だった。別れた女房、息子、今の恋人に事件捜査と大忙しのキンケイド氏であった
0255文字
ポムフリット
新着
★★★☆☆
0255文字
Fe
新着
西田佳子訳 講談社 1999年1月刊。Dreaming of the Bones 1997年発表。舞台は英国ロンドンですが、著者は米国人。キンケイド警視シリーズ第5作。警視の別れた妻が…… 。(2007.12.10)    デボラ・クロンビーの本棚(登録冊数15冊 発表年順) https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091269
Fe

講談社BOOK倶楽部 西田佳子(にしだ・よしこ) 「警視キンケイドシリーズ」を解き明かす! http://kodanshabunko.com/keishi.html

02/19 14:03
0255文字
けいちか
新着
スコットランドヤードの警視であるキンケイドとその部下の女性巡査部長であるジェマの活躍するシリーズ第五作目。ジェマとの仲も上手くいくようになり、彼女の三歳になる息子のトビーとも上手くいっているキンケイドに元妻のヴィクから約12年ぶりに電話がかかり、ある依頼をされた。その後、ヴィクが殺されたことから、5年前の詩人の死にも疑問が出てきて、最後には…。なんと、キンケイドに息子が登場。本人も息子のキットも知らない事実だった。今後どのようにジェマとの関係も進んでいくのか、続編に期待。
0255文字
tsukasa_oishi
新着
どんどんとキンケイドとジェマの環境が変わりゆく様子がおもしろい。キンケイドがデビット・ベッカムに似ていることを初めて知った。小説はなんでもありである。
0255文字
ゴリゾウ
新着
西田佳子 訳/高名な詩人の死に疑いを抱いた警視キンケイドの別れた妻。疑惑を告げに来た彼女が殺され、警視は恋人のジェマ巡査部長と共に捜査を開始した。連続殺人の様相を深めてきた事件を追う二人の前に三十年前の美少女失踪事件との関連が浮かびあがってきた。シリーズ最高傑作と評される第五弾! #868/シリーズ第1作№973、第2作№980、第3作№3、第4作№197、第5作№868、第6作№1677、第7作№1763
0255文字
Shinichi Abe
新着
読了
0255文字
凛々
新着
ネタバレ時間がかかりましたが、とりあえず読了(^_^;)シリーズ5作目、季節は4月、トビーは3歳。1作目は9月でトビーは2歳でしたから1作目から1年半経過というところでしょうか?ダンカンは「もうすぐ40歳」と自分で言ってました。キットは11歳。これまで難事件や悲しい事件に加えてプライベートな悩みも何とか乗り切ってきたダンカンですが、今回は人生がひっくり返ってしまうような出来事がおきました。再読なのでストーリーの大まかな流れはわかっているものの、時間をあけて読むとまた違った感じ方があってハラハラ。次巻行きます。
0255文字
サックーマ
新着
好きなシリーズ。 ロンドン在住の今読み直したらさらに楽しいかも。
0255文字
YM
新着
1,2と読んで、3,4を飛ばして、5になってしまった。良くなっている。描写が過不足なく、固有名詞が現実味を加えてくれる。物語も有名な逸話を盛り込みながら巧みに進められる。
0255文字
全38件中 1-38 件を表示
警視の死角 (講談社文庫 く 32-5)評価74感想・レビュー38