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虚構の「近代」: 科学人類学は警告する

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西野西狸
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ネタバレ3回読んで(あと取説)ようやく6~7割ほど理解できた気がする。近代というものが自然と社会を二分してそれを〈憲法〉という下敷きの世界観を作って今まで来たということの限界がハイブリッド・モンスターという形で現れ問題化しているという点を実験室のフィールドワークをもとに指摘する。多文化主義や文化対自然を批判し世界がより複雑な関係性によって成立していることを指摘しており、そこには人間だけではなく動物やモノなど様々な存在が影響を与え合って出来上がっているという点は世界の見方というものが変わる。
0255文字
西野西狸
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ネタバレ今まで社会と自然を二項対立に捉えていた、或いは自然と社会の中間の世界観もあると捉えていたけど、「自然」というものそのものが自明のものでも発見されたものでもなく、作り出されたものであるという考えに驚いた。昨今の科学への不信の状況に投げかけるのに適当な一冊である。
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