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ふふふ (講談社文庫 い 2-23)

感想・レビュー
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shun( 早瀬俊)
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 古本屋で発見購入。井上氏没後10年に発見した「遺言」という気持ちで読んだ。郵政民営化、世襲議員の駄目さ、実際に体験した戦争への後悔と反戦の想い。生きて「サンデーモーニング」などに出演していれば説得力もあったであろうと残念に思う。政治の役割は「富の再分配」にあるとのこと。全く基本的なことを世界中の国々が忘れていると思う。「より沢山手に入れる人は、一番少なく手に入れる人から見ても納得できるような条件で手に入れなくてはならない。」貧しい者をさらに貧しくして奪い取る仕組みを作る富裕層に納得できるわけがない。
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どんちゃんまま
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エッセイ集。「My Favorite Things 」私も好きな歌なんだけど、私の好きなものって何だろう?って考えた。 井上ひさしさんの好きなものの中に「何か食べている妻の顔」って書いてあったけどそんな風に言って貰え奥さんは幸せですね。 桜の花と 赤ん坊の泣き声と そこから立ち去る母親と…。そんな風景を思い浮かべた「春のハモニカ」が1番心に残りました。
0255文字
いちⅡ
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作者晩年。21世紀の時事ネタを交えたエッセイです。向田邦子のエッセイの後なので、年も時代も違うけど、男女で内容に差が出るなあと。ただ意見はどうあれ情報量もネット慣れしてる若者とは差があるかもしれないけど、何か正しい情報を掴もうとする姿勢とか、憂いているのは確かで。
0255文字
さんだい
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ワイドショー的な本。文章はさすがのうまさですらすら読める。
0255文字
matsu2015
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エッセイ。「ふふふ」となる話を盛り込んだそうだけれど 、日ごろ考える量が多い人は、政治の話にしてもジャンルが広いのに、深く掘り下げていくんだなと感じた。 むずかしいことを やさしく  やさしいことを ふかく ふかいことを ゆかいに ゆかいなことを まじめに の「ふかいこと」って深いと不快がかかっているのかな。 気のせいかな。前の言葉を受けるなら不快は名詞と形容動詞だから「ふかく」という活用はないから文脈的に深いだろうけれど。
0255文字
subuta
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イラク戦争に関するエッセイもいくつかあり、時代を感じた。政治への苦言も考えさせられるが、やはりウンチクを盛り込んだ話が面白い。
0255文字
J_L_B_459
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気軽に読めて、ほうほうとなる話が多かった。文芸部進行係の話、森川信の話、ロバートの規則の話。万引きは緩徐な殺人である、ごもっとも。
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ふう
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年齢と花粉症のせいにするなら、45もの話題は多すぎて、「ふふふ」と笑いながらもしばらくすると、「あれっ、何でふふだったんだっけ?」と、また戻ったりしてなかなか集中できませんでした。一番のふふふは「自分の好きなもの」。わたしの好きなものは何だろうと考えてしまいました。すぐに思いついたのは、猫の前足の仕草。8才の孫に聞いたら、炊き立てのご飯のにおいと言っていました。好きなもの貯金、いいですね。ふふふとできないものは万引きと雷の話。長く生きていると本当に強烈な経験をしますね。
ふう

Mishimaさん、どうして猫の足はあんなに不思議でかわいいのでしょうね。ただ座っているだけなのに口元が緩んでしまいます。踵を返すときは、顔の表情もおもしろそう。

04/17 08:52
ふう

ううちゃん、物じゃなく好きなものを考えるのってむずかしいですね。物だとすぐ「お金」と答える現金な子です^^;。

04/17 08:54
4件のコメントを全て見る
0255文字
i-O
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ふつう
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大和桜289
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解説によれば、この本は講談社の小説誌「小説現代」に2001年1月号から2005年1月号までに掲載されたエッセイ45本をまとめた本とのこと。著者は1934年山形県生まれの大先達。取り上げられた話材は多彩だが、時の政治社会状況に関しては批判精神に富んだ辛口コメントであり戦中派らしいと納得。生活雑感に関わる話はユーモアと一筋縄では済まさないシニカルな風味を漂わせてまさに「ふふふ」の笑みがこぼれる。舞台・演劇に関わる話とりわけ浅草フランス座に関わる話は面白く、自身の「万引き」に関する話は教育論として印象的だった。
0255文字
福人ずけ
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自分の好きなことを10見つける、という話が面白かった。たまに自分の好きな10を思い浮かべてみたい。10無かったら作っていきたい。
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呉下の阿蒙
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「ふふふ」というタイトルから察せられるとおり、井上ひさし氏らしいユーモアが見られるエッセイ集。しかし笑い以上に、特に政治と野球に対する鋭い批判が光る。批判となると難しい文章になりがちだが、「むずかしいことをやさしく語る」をモットーにする作者による説明の上手さも読みどころ。氏がもしも今日まで生きていたら今の世の中をどのように評するだろう? おそらく本作品以上に批判が並ぶことになりそうだ。そんな世の中になってしまっているのが残念でならない。再読したい一作。
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トネリコ
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2001年1月号から2005年1月号に講談社の『小説現代』に連載されていたものの書籍化。ちょっとした雑学、思い出話、野球論などに並んで政治批判の話が目につく。ブッシュ大統領、小泉政権への批評はまことに手厳しい。あの頃、ネットが今ほど普及していなくて、今よりもTVの力が強くて、言葉巧みな政治家やマスコミに簡単に国民が騙されるというか言いくるめられていた時代だったと思う。その中で氏はしっかりと権力者たちの用いる詭弁、カラクリを見抜き、批判している。
0255文字
ハンギ
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井上ひさしのエッセイ集だけど、政治的な話が多くて面白かった。ブッシュ、小泉を構造改革ごと容赦なく批判していて、もっと早くに読みたかったなあ。文芸部の進行係時代の話も面白く、低賃金ながら重責があるなど、昨今のアニメの制作進行がひそかな注目を浴びているようだけど、結構重なる気がする(そもそもこの「進行」という役職はどこからきたものだろうか)。歌舞伎のツケの話など、歌舞伎にも音響があったのかと蒙を開かれた思いがする。野球が大好きなようで、企業中心の野球チームよりも地域に根差した野球の在り方を求めているようだ。
0255文字
焼畑農法
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自身の犯罪報告、政治批評、野球。そして時々ストリップで働いたときの体験談。品が全く感じられず、何にも面白くなかった。読まなけりゃよかった!
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Hirotoshi Imagawa
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「ふふふ」と笑える随筆集。ギャグの神様やてんぷくトリオの話があるかと思えば、手厳しく政権政党を批判する文章も出てくる。「ボローニャの乞食組合」ではお互いを尊重して、共に良い街を作っているイタリア人の姿が記される。ここは興味深い。そういえば未読だが作者には「ボローニャ紀行」という本があったことに思いあたった。
0255文字
ton
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何気ないエッセイのようで、勉強になるなあ、と思わされる1冊。
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芸術家くーまん843
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苦笑、失笑、嘲笑、哄笑――。世の中、笑い事ではないけれど、ぐるっと見回せばあちこちにつつきどころがあふれんばかり。言葉のもつ面白さ、政治と社会へ の溜め息、文化が受け継いで来たぬくもり……。シニカルながら温かい、著者ならではの視点が光る!日々の思いを綴った現代版『徒然草』的エッセイ集。コカコーラの成分の99パーセントまでは知られているが、「7X」と呼ばれる謎の成分は、百年以上も科学者や競合メーカーが分析しているのに、まだ分かっていない。その名から、噛むと爽快感を覚え疲れがとれるというコカノキの葉と、生食す
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のんき
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「小説現代」2001年1月号から2005年1月号に連載されたエッセイ。自公政権が復活した今という時期だからか、政治ネタが面白く感じる。
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よる
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読みながら間が空いてしまったせいか、政治ネタと野球ネタが多かったという印象でした。
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shimauma_man
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愉快で痛快な、カナリア理論。 もっと読まれればいのに。
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ゆずマフィン
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「ふふふ」という感想です.読みながら笑い,怒り,大いに感動し,驚き,そしてちょっぴり飽きて,「ふふふ」と含み笑いで終りました.私がふだん思っていることをバシッと言ってくださった井上さんに拍手拍手.舞台の話は私には取ってもっといお話でした.また,野球の話はとても興味深かったのですが,私より野球好きの息子が読んだらもっと違う言葉で感想を書くと思います.それにしても,井上さんの博識に感激.とても勉強していらっしゃったんですね.もっといろいろん意見を聞かせていただきかったですね
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ヨフカシ
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井上ひさしさんの訃報を知って。あとがきで紹介されている井上さんの言葉まですてき。
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フカミニハマル
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★★ タイトルから、笑いの要素が多いかと思いきや、批判ものが目立つ。野球ネタも。
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未来来
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著者の日常や過去、書かれた当時の社会情勢、その他雑学等をその時々好きに展開して書いているように見えました。しかし、短い読みきりのエッセイがバラバラに積まれているかと思えば、後に過去の文章を引き継いで続きを披露してくれる事もあるので、何処からでも読めるものですが、纏まりめいたものがしっかりとあります。文体との相性の所為か、主義思想が合わないと引っ掛かるかなと思う話題が、不思議とこの人はこういう意見と頷きながら読んでしまえました。《大学図書館》
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さかなのすりみ
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★★★
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雲國斎
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エッセイだ。まさに「ふふふ」となる。さすが!
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ふふふ (講談社文庫 い 2-23)評価56感想・レビュー28