形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
エディアルド(アル)……教育係でカリエの保護者。金髪。男前その1。忠義一徹の凄腕の剣士。伝説の傭兵王の遺児。ゼカロ公とフリアナ妃の山育ちの娘を病床の息子の身代わりに立てるという無茶な役を負わされた。カリエを短期間で冷徹にしごく。瓜二つのアルゼウス皇子に心酔していて事ある毎に比べてしまうが、資質と人となりを知るにつれ彼女を認めていく。複雑な立場と生真面目さから気苦労が絶えない。
カリエ……主人公。ルトヴィア帝国の皇位継承争いに巻き込まれた14歳の娘。辺鄙な山村で養父母と暮らし、刺繍は苦手で狩りをしていた。負けん気が強く真っ直ぐ。良くも悪くも世間ずれしておらず物怖じしない。ホットココアと林檎酒が好き。アルの課す厳しい訓練にとりくむ。惚れっぽくて面食い。p175「ユリ・スカナはルトヴィアより同性愛に寛容なのかしらねえーーって、もういい加減してよ!脳味噌がはみ出しちゃうじゃない!」「どうせならその腐った中身を全て出してしまえ」……本作が少女小説たる所以、想像力豊かな素晴らしい乙女。
プロのコメントですね。なるほど・・。シリーズものだったとは、このコメで知りました。
けんちゃなよさんコメントありがとうございます!プロ…!?こちらの文庫版だとシリーズ物とは気付きませんよね。せっかくなので他の巻も同じように出してほしいものです!
>作者の史学的教養がこれでもかと炸裂して→このコメントに共感です。作者の史学的教養、スゴイですよね。リスペクトしています。
コメントありがとうございます。須賀先生の史学科出身というバックボーンが存分に生かされた作品だと思います。【補足】この作品、元々はコバルト文庫の『流血女神伝』という外伝含め27巻の大河小説なのですが、角川版では最初の二巻のみ新装版で出版され、以降音沙汰なしという微妙な扱いを受けた小説です。これ以降は砂漠の騎馬民族国家や秘境に住む母系社会集団などさらにバラエティ豊かに展開していきます。
>カタカナの名前と地名が覚えづらい →ファンタジーものは、いつも上記理由で途中リタイヤします。が、この作品は一気に読めました^^
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