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志願者たちの海軍 (ハヤカワ文庫NV)

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くたくた
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カナダ人の予備役大尉で航海長のフレイザー、警察官から海軍入りして小型艇に乗り組みたかったアイブス、掃海艇乗務から機雷除去のエキスパートになって、聖ジョージ勲章まで受けたアランビー。志願の動機は生き甲斐、やりがい、はたまた生存戦略。3人の男達が集ったのはオールダンショー少将麾下の特殊部隊『ブロザローの海軍』。ハスキー作戦の前哨戦から始まり、Dーdayを経て終戦までを闘い抜く。戦争が日常の男達の群像。どこか薄幸そうだったアランビーは恋人を喪いついに報われず。酷薄な陸軍士官の描写にリーマンの海軍びいきがちょっと
くたくた

鼻につくのは仕方ないか。フレイザーは少佐に昇進したのに、アランビーが置き去りなのは可哀想ではないか。主役に甘く、脇役にとことん薄情なのもリーマンのお約束? 今回の女性は、婚約者を喪った女性(婦人部隊大尉)と、その部下の、弟を機雷処理の失敗で喪った婦人部隊員。機雷処理に当たっていたのはアランビー。「あなたは逃げられたんですね」との言葉に打ちのめされるアランビー、そしてその上司のリンに唐突に一目惚れするフレイザー。唐突過ぎる。リーマン12冊目。

08/28 03:43
0255文字
鐵太郎
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第二次大戦中のイギリス。英国海軍の特殊部隊、将兵の中の志願者たちによって構成される部隊。そこを志願した三人、船団護衛任務の駆逐艦の航海長だったカナダ海軍予備役のキース・フレイザー大尉、警察官上がりの一等水兵マーク・アイブズ、爆弾処理のエキスパートである英国海軍予備役のリチャード・アランビー大尉。これは大戦を戦い抜いた彼ら三人の物語。そして戦い抜いたあとに彼らはどうなったのか。リーマン節、見事です。
0255文字
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